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【連載】ガジェットTIPS

5Gホームルーター、“5Gエリアの端”ならいっそ「4G固定」で使うのもアリ!

2022/05/25 海上忍
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5Gホームルーターを導入する家庭が増えています。通信はすべてワイヤレスだから、集合住宅のようにFTTH化が難しい環境でも導入はかんたん&スピーディ。コンセントにつなぎポンと置くだけで5Gエリアなら爆速、4GエリアでもVDSL以上の下り速度を期待できるので、幅広い層におすすめできるネット環境改善策です。

ドコモの5Gホームルーター「home 5G HR01」

しかし、その5Gホームルーターを “5Gエリアの端” で使うと、少々困った事態に。NTTドコモの「home 5G HR01」の場合、電波の状態に応じ回線が5Gと4G(キャリアアグリゲーションが可能なときは4G+)で自動的に切り替わる仕様のため、5G通信が安定しないエリアの端では “パケ止まり” が発生することがあるのです。

ここでいうパケ止まりとは、ネットワーク速度の低下に伴うパケット通信の寸断/停止のこと。通信キャリアは、5Gエリアの拡大により “端” を減らし、電波品質に難がある環境下でも通信を保つよう、ルーターなどネットワーク機器のチューニングを進めていますが、パケ止まりの完全解消にはしばらく時間がかかりそうです。

それまでエンドユーザーがとるべき現実的な対策は、ネットワークモードを4G/4G+に固定することです。エリアの端とはいえ5Gで安定的に通信できるときは、かなりの実効速度を稼げますが、パケ止まりが頻発するようではストレスになるはず。だから5Gエリアが落ち着くまでは4G/4G+に固定してしまえ、というわけです。

「パケ止まり」を防ぐには4G固定に設定しよう

5Gのメリットを諦めることにはなりますが、home 5G HR01に関していえば4G+接続時の実効速度もかなりのもの。ネット動画をじゅうぶん快適に視聴できるレベルだから、パケ止まりでイライラするよりは...と自分を納得させられるはずですよ。

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