PR 公開日 2025/07/31 07:16

評論家7人が音を絶賛! Bowers & Wilkins「Px7 S3」がVGPアワード「ヘッドホン大賞」を“満票で”獲得した理由

VGP審査員が製品をレビュー
鴻池賢三/岩井喬/折原一也/海上忍/高橋敦/野村ケンジ/山本敦
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ノイズキャンセリングヘッドホンが豊作だった今夏のVGPアワードの中でも、卓越した音質と優美な佇まいをもつBowers & Wilkins(B&W)「Px7 S3」が審査員全員、満点を投票して「ヘッドホン大賞」を受賞しました。特に高く評価された音質について、審査員全員のインプレッションをお届けします。

ロスレス伝送を実現し、空気感も生々しい by VGP審査員 鴻池賢三

VGP2025 SUMMERの中でも超激戦の「ヘッドホン」。今期、多くの強豪モデルを押しのけて、Bowers & Wilkins「Px7 S3」が栄えある「ヘッドホン大賞」に輝きました。

評価のポイントは、優れたサウンドパフォーマンスはもちろん、先進的な機能の搭載とエレガントな佇まいを高い次元で両立していること。Bowers & Wilkinsはマニアやプロの支持が厚いハイエンドオーディオブランドですが、バイオセルロースと樹脂による複合素材振動板の採用に加え、ボイスコイルの軽量化やグリル開口率のアップなど、隅々まで刷新してさらなる高音質化を実現。ロスレス伝送を実現するaptX Losslessにも新たに対応するなど機能もアップデートされ、魅力的に仕上げられています。

実際に試聴すると、従前モデルで達成してきた低歪でシルキーなトーンをベースに、音の抜け感が増し、より明瞭で開放的なサウンドが好印象。積み上げて来た高音質技術の数々が、ストレートに鼓膜と心に届くかのようです。

Yazmin Laceyの『90 Degrees』は骨太のベースが静寂とのコントラストでよりダイナミックに、そしてしなやかに歌うように。スモーキーなボーカルは粒立ちのよさが際立って空気感をも生々しく感じさせます。アコースティックな音色や響きの美しさは特に印象的で、多くの方々がワイヤレスヘッドホンに持つ先入観を覆すことでしょう。

Bowers & Wilkinsの見識と積み重ねてきたブラッシュアップが、今までにないナチュラルで魅力的な高音質を実現しました。

低域の制動性も優れる by VGP審査員 岩井 喬

Px7 S3はスタジオモニターとしても実績のある、Bowers & Wilkinsならではのスピーカーの特徴を反映したかのような、ニュートラルなサウンドが持ち味です。ANCや遮音性の高いイヤーパッドの相乗効果で、aptX Adaptiveコーデックによるハイレゾ音源再生では余韻の緻密さ、音場の静寂さも素直に引き出します。

丁『呼び声』では豊かな低域のコントロールと、ストリングスやアコースティックギターなど、生楽器の粒立ちとヌケのよさ、ボーカルの落ち着き感、生々しい口元の動きもリアルに表現。ビリー・ジョエル『2千年もの果てに』ではシャープで明瞭なボーカルと、ピアノのブライトなアタックを鮮やかに描き出し、ダイナミックで押し出しの強いドラムは量感もリッチで分離感にも優れています。

解像度高く音楽性豊か by VGP審査員 折原一也

Px7 S3の音質を一言で語るなら「原音以上のサウンド」です。ROSÉ & Bruno Marsの『APT.』では、イントロで響く鮮やかなROSÉのボーカル、ファンキーで唸るようなドラムとベースの低音、そして2人の歌声が交差するパートでも音の分離感がとにかく優秀。まるでステージの眼の前に立っているかのようなライブ感を味わえます。

ほかにも特に印象的だった楽曲はYOASOBIの『怪物』。低音がタイトなだけでなく、空間オーディオの楽曲らしい空間上で移動するかのようなボーカルの定位も明瞭。サビの歌声もエネルギッシュに再現します。打ち込みを多用する現代的な楽曲に求められる解像度の高さとともに、没入感を重視した音質は、Bowers & Wilkinsが備える音楽性と呼ぶほかありません。

緻密でたおやかな再生力 by VGP審査員 海上 忍

「静寂の次に最も美しい音」を標榜するECMレーベルのアルバムをよく聴きます。繊細で音の気配が鍵となる作品が多いだけに、深閑とした夜更けに聴くことがほとんどですが、曇天の昼下がりに聴きたくなるときも…となるとアクティブノイズキャンセリングヘッドホンの出番です。

Bowers & WilkinsのPx7 S3はアクティブ/パッシブ両面でノイズキャンセリング性能に優れるうえ装着感も上々、緻密でたおやかな再生力がリバーブの効いたECMの音にマッチします。

個人的に相性抜群と感じるのは、ヤコブ・ブロの『Bay Of Rainbows』。トリオ構成で音数が少ないうえにドラムのブラシワークが精妙で、聴く道具と場所を選ぶライブアルバムですが、このヘッドホンならば文句なしです。

繊細な演奏を聴き込める by VGP審査員 高橋 敦

小編成アコースティックによる繊細な演奏を聴き込めるワイヤレスヘッドホンは本当に稀有。ギターとベースによるデュオ、ジュリアン・ラージ『Double Southpaw』を製品試聴時に聴きはじめても、途中で「ワイヤレスならこの程度の再現性で十分か」と納得して再生を停止することが大半です。ですがPx7 S3はその曲を最後まで聴き続けたくなる音質に到達。

そしてサウンドがそのレベルに至ったことで、ワイヤレス&ノイズキャンセリングという強みも改めて光ります。ケーブルにもノイズにも煩わされないおかげでのリスニングへの集中度の高まりで、精緻な演奏や静謐な空間の再現性がさらに高まる。ワイヤレスハイエンドならではの境地です。

楽曲を選ばない万能選手 by VGP審査員 野村ケンジ

先代「Px7 S2e」に対してデザインも音質も大きくステップアップしたPx7 S3ですが、こと音質に関しては純粋な音質向上だけでなく得手不得手ない万能選手っぷりを発揮してくれるようになりました。おかげで、クラシックからアコースティック楽器の演奏、Jポップに至るまで、幅広い楽曲が楽しめます。

なかでも、フルオーケストラ演奏の雄大さは特筆もの。ナタリー・シュトゥッツマン指揮のドヴォルザーク『新世界』はコンサートホール真っ只中にいるかのような臨場感で、全楽章夢中になって聴き込んでしまいました。

いっぽう、Jポップでもヨルシカ『晴る』のようなバンド演奏曲も、ライブ感ある歌声と演奏が楽しめます。滑舌よくのびのびした歌声の女性ボーカルも魅力的です。

音の「波動」を伝える by VGP審査員 山本 敦

最新Pxシリーズには「いつもの音のよさ」を予見していたのですが、その進化は私の期待を超えてきました。

今どきは “ベッドルーム・ポップ” と呼ぶらしい、いわゆる “宅録” でローファイっぽい楽曲をつくる女性シンガーソングライター、クレイロの『Juna』は、まずまずの機材で聴くとローファイそのものです。ところが本機で聴くと蒼い景色が澄み渡ります。

「素晴らしく解像度が高いヘッドホンなんだね」と感心しながら、続けて大貫妙子の『都会』を聴いたら、熱くうねるグルーヴに火傷しそうになりました。ベースラインの抑揚感を強くしなやかに描きます。歌や楽器を習ったことがある方には、音の「波動」を身体に伝えるヘッドホンと形容すれば、興味を持っていただけそうですか?

【お問い合わせ】
ディーアンドエムホールディングス
TEL/0570-666-112
https://www.bowerswilkins.com/ja-jp/

(提供:ディーアンドエムホールディングス)

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