• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/12/27 10:38

サウンドに宿る“フィリップスらしさ”。Bluetoothイヤホン「SHB5950」レビュー

付け心地にもこだわった
海上 忍
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
Philips(フィリップス)は、そのサウンドはもちろん、人間工学に基づいたデザインでヘッドホンやイヤホンの付け心地にもこだわっている。今回取りあげるBluetoothイヤホン「SHB5950」は、ソフトラバーネックバンドを採用することで装着感を高め、ワイヤレスの快適さをとことん追求した。本機の実力を海上忍氏がチェックした。

PHILIPS「SHB5950」¥OPEN(予想実売価格13,000円前後)。 カラーはブラックとホワイトを用意する

Bluetoothイヤホンは「スタイル」で選ぶ

今年の後半、イヤホンのトレンドに大きな変化が生じた。iPhone 7をはじめとしたスマートフォン新製品が次々にイヤホンジャックを廃止、それを受けた消費者がBluetoothモデルを指向したからだ。スマートフォン用の選択肢としては、LightningやUSB Type-Cというワイヤードモデルもあるが、デザインや操作性など総合的に判断して消費者はBluetoothモデルを好んだということだろう。

Bluetoothイヤホンのなかでも、その「スタイル」は実際に製品を選ぶ際の最重要トピックになる。ネクタイピン状のレシーバー部から左右のケーブルが延びる従来型に加えて、首にかけるレシーバー部の左右両端からケーブルが延びるネックバンド型、左右が完全に独立し無線伝送を行う完全セパレート型も登場した。どのスタイルを選ぶか、それがBluetoothイヤホンの満足度に直結すると言っていい。

フィリップスからネックバンド型Bluetoothイヤホンが登場

ここに紹介するフィリップスの「SHB5950」は、ネックバンド型のBluetoothイヤホン。首にかかるネックバンド部を小型し、材質にソフトラバーを採用することで心地良いフィット感を目指したという。バッテリーの充電時間は約2時間、持続時間は音楽再生/通話時で最大7時間。対応コーデックはSBC、マルチペアリングは最大2台だ。

SHB5950のブラックモデル

スペックだけを眺めると、数多あるBluetoothイヤホンのひとつとして見過ごしてしまいそうになるが、日々を共に過ごしてみると印象が変わる。前述した"心地よいフィット感"が琴線に響くといおうか、実に扱いやすいのだ。

まず、軽い。ネックバンドとハウジングを合わせた総重量はわずか30g、ソフトラバーは文字どおり柔らかなうえベタつかず、軽さもあって首にかけたときの違和感が少ない。ネックバンド型だから、周囲の音を聞きたいときにはカナルを耳から外して首もとにぶら下げておけばいい。装着したままでも気にならず、とっさの場面で対応しやすいのはネックバンド型ならではのアドバンテージといえるだろう。

ネックバンドの左側にボタンを配置。ボタンの下側に電源スイッチが用意されている

ネックバンドはソフトラバーなので、写真のように大きく変形させることができる


イヤホン部には強磁力マグネットを採用した8mm口径ドライバーを搭載

そして、扱いやすい。ネックバンド左側はコントローラを兼ね、再生/停止や曲スキップ、音量調整などBluetoothのAVRCPプロファイルで定める操作を行うことができる。それ自体はBluetoothイヤホンであれば当たり前の機能だが、3つのボタンは指で触れれば違いがわかるよう立体的に造形されており、操作のとき迷わない。Bluetooth 4.0のBattery Service Profileにも対応、スマートフォンの画面でバッテリー残量をチェックできることもポイントだ。

iPhoneをBluetooth接続して、Spotifyの音源を主に再生した

一貫した"フィリップスらしさ"の理由とは

SHB5950の音は、一聴して"フィリップスらしさ"を感じさせる。その"らしさ"とは、低域から高域までフラット傾向でありながら聴く者を飽きさせないバランスの妙味であり、フィリップスブランドのヘッドホン/イヤホンに一貫して存在するものだ。同社サウンドエキスパート「Golden Ears」の味付けがここでも保たれている、と言い換えてもいいだろう。

次ページフィリップスらしいフラットな音質で、心地良く音楽を楽しめる

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
2 Amazon Prime Videoの人気8チャンネルが2ヶ月間99円に!GW期間中キャンペーン
3 「キャリブレーション」で4Kテレビの真価を引き出す!有機ELと液晶モデルで実践してみた結果
4 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信
5 オスカー受賞『ゴジラ-1.0』4K UHDをフラゲ!特典盛りだくさんのパッケージ開封の儀
6 Beats、ブランド史上最小の完全ワイヤレス「Solo Buds」。ケースにバッテリー非搭載
7 ソニー、4スピーカーで立体音響を実現するシアターシステム「HT-A9M2」。新スピーカーで高音質化
8 コンパクトでハイコスパ、そして音が良い! Kanto Audio「YU2」がデスクでのスピーカー再生を楽しくする
9 明るく低遅延な4Kプロジェクター「X300G」がゲームプレイに最適!映像モードもゲームジャンルに最適化
10 クリプトン、内部配線材と吸音材を強化したピアノ仕上げ・密閉型スピーカー「KX-0.5P II」。バイワイヤリングも対応
5/1 11:17 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX