公開日 2014/04/30 12:00

「B&O PLAY」、その歴史とフィロソフィーをたどる

Bang & Olufsenから誕生したカジュアルライン
Phile-web編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
革新的な技術と美しいデザインでオーディオファンを魅了するデンマークのブランド「Bang & Olufsen(バング&オルフセン)」を知らない人はいないだろう。1925年にピーター・バング氏とスヴェン・オルフセン氏によってラジオメーカーとして産声を上げた同社。当初は家具調デザインのプロダクトを製作していたが、次第にバウハウスの機能主義に影響を受けて先鋭的なデザインを採用するようになった。

バング&オルフセン創業者のピーター・バング氏(右)とスヴェン・オルフセン氏(左)

家庭用電源からラジオに直接電気を供給できる装置「Eliminator」

1960年台には、北欧を代表するデザイナー ヤコブ・イェンセン氏を起用。以来、斬新なデザインとテクノロジーを取り入れたプロダクトを次々と世に送り出し、世界中の人々を魅了してきた。

60年代からデザインを担当したヤコブ・イェンセンがB&Oのデザインの基礎を築いた

水平に移動する美しいアームの動きが人々を魅了した「Beogram 4000」

水平方向に音を均一に放射する技術を搭載したアクティブスピーカー「BeoLab 5」(写真両脇)/機能性とデザインを両立させた6連奏CDプレーヤー「BeoSound 9000」(写真中央)


2012年、スマホやタブレットと親和性を高めたカジュアルライン
「B&O PLAY」がスタート



「B&O PLAY」は、バング&オルフセンのカジュアルラインとして2012年にスタート。スマートフォンやタブレット、PCの登場によって音楽の聴き方が変化しつつある現代にフィットし、日々の暮らしに溶け込み長く使えるプロダクトをラインナップしている。

「B&O PLAY」の「PLAY」には、「遊び心」や「フレンドリー」といった意味が込められているという。洗練されたデザインと高い品質はそのままに、よりカジュアルに使える製品たちは、デザイン/素材/音響技術/使い勝手の全てにおいてB&O PLAYプロダクトチームが自信を持って「最高」だと言えるものだけが厳選されている。

たとえばスピーカー群「BeoPlay A9」「BeoPlay A8」「Beolit 12」は、質感の高い素材を用い洗練されたデザインを採用。様々なインテリアに自然に馴染み、目で見て手で触れるだけでもよろこびが溢れる、モノとしての高い魅力を備えている。

BeoPlay A9

BeoPlay A8

もちろん音や機能面でもぬかりない。いずれもAirPlayに対応しており、A9とA8はさらにDLNAにも対応。スマートフォンやPC内の音楽を、家の様々な場所で快適かつ最適に楽しむことができるのだ。

Beolit 12

また、フラグシップヘッドホン「Beoplay H6」は、ヘッドバンドには耐久性の高い牛革を、そして耳に密着するイヤーパッドには柔らかなラムスキンを使用。外観もそして音も、使い込むほどに馴染み味わいを深めていくよう考え尽くされている。

Beoplay H6

B&Oから引き継いだロングセラーモデルである「EarSet 3i」、MoMAのパーマネント・コレクションに選定された機能性と美しさを兼ね備える「Form 2」、アルミ無垢材からの削り出しで美しいフォルムを獲得した「BeoPlay H3」など、いずれも違った個性と魅力を備えた製品ばかりだ。

EarSet 3i

Form 2

BeoPlay H3

しかし全製品は一貫して「優れた音/高い品質/先進的機能」という思想でつらぬかれている。「B&O PLAY」のフィロソフィーに、ぜひ触れてみて欲しい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 BRAVIAが空飛ぶ時代? 動画コンテンツの楽しみ方に押し寄せた大きな変化を指摘するソニーショップ店長。超大画面はさらに身近に
2 ネットワークオーディオに、新たな扉を開く。オーディオ銘機賞の栄えある“金賞”、エソテリック「Grandioso N1」の実力に迫る
3 Nothing、最大40%オフのウィンターセール開催
4 LG、世界初のDolby Atmos FlexConnect対応サウンドバー「H7」。オーディオシステム「LG Sound Suite」をCESで発表へ
5 「ゴジラAR ゴジラ VS 東京ドーム」を体験。目の前に実物大で現れる“圧倒的ゴジラ”の臨場感
6 衝撃のハイコスパ、サンシャインの純マグネシウム製3重構造インシュレーター「T-SPENCER」を試す
7 AVIOT、“業界最小クラス”のANC完全ワイヤレス「TE-Q3R」。LDAC、立体音響にも対応
8 ソニー「WH-1000XM5」に“2.5.1”アップデート。Quick AccessがApple Music/YouTube Musicに対応
9 「HDR10+ ADVANCED」が正式発表。全体的な輝度向上、ローカルトーンマッピングなど新機能も
10 クリプトン、左右独立バイアンプ機構のハイレゾ対応アクティブスピーカー「KS-55HG」新色 “RED”
12/19 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX