公開日 2012/02/03 11:00

普遍的な魅力がさらに研ぎ澄まされた − ゼンハイザーの最新イヤーモニター「IE 80」「IE 60」を聴く

約3年ぶりのモデルチェンジ完了
レビュー/高橋 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ゼンハイザーのイヤーモニターのラインナップが、2008年の「IE 8」の登場から約3年の時を経てモデルチェンジされた。新製品の「IE 80」「IE 60」では、どんなところが進化を遂げているのだろうか。早速紹介していこう。



ゼンハイザーのイヤーモニターが鮮やかなモデルチェンジを遂げた

使いやすさはそのままに音質のグレードアップを実現


SENNHEISER「IE 60」
まずは「IE 60」から紹介していこう。一目見て分かるように、前モデルの「IE 6」とはハウジングが別物である。「IE 6」のハウジングはカタツムリのような形状とメタルフィニッシュだったのに対して、「IE 60」のハウジングはよりシンプルな形状で仕上げも落ち着いている。見た目には全く新しいモデルだ。軽量で装着感も悪くない。

「IE 60」の技術面については「IE 6」からの正常進化版と考えてよさそうだ。感度や周波数特性などの公称値に変更はない。しかし微妙にチューニングは変えてきているだろうし、ハウジングの素材は別物なので、当然音質への影響はあるだろう。

ブラックのハウジングに、ゴールドのパーツでブランドロゴを配置した

イヤーピースを外したところ。本機は後述する「IE 80」が採用するケーブル交換には対応していない


プラグは3.5mm/L字型

「IE 60」付属のアイテム。イヤーピースは標準のシリコンピースに加え、ウレタン製とダブルフランジ形状のタイプが付属。本体を“ループ掛け”で装着しやすいよう樹脂製イヤーフックも付いてくる


ケーブルにイヤーフックを装着したところ

「IE 60」付属のクリーナー


「IE 80」の方は一目で分かるように、「IE 8」とハウジングの形状ほ大きく変わらない。相違点は耳の外側に向く面に、トップ材としてメタル素材が加えられたことだ。音響的な狙いもあるのだろうが、ルックスの新鮮さもポイントになるだろう。

SENNHEISER「IE 80」

ハウジングの形状は角張っているので、着けてみるまでは装着感を無視しているように思っていたが、実際には耳に接する側が曲面で構成されているので、僕個人の感触としては、装着感はとても良好だと感じた。

ハウジングのトップにはメタル素材を採用した

ハウジングの内側は緩やかな丸みを帯びた形状を採用。快適な装着感を実現している


付属のイヤーピースは前モデル「IE 8」と同様に通常のシリコンピースに加え、ラメラ/ウレタン/モールドの各タイプを付属する

ケーブルにイヤーフックを装着したところ
技術的な側面では、「IE 80」についても諸特性は「IE 8」から大きな変化はない。「IE 8」の段階で既に完成度が高いため、ドライバーの大幅なリニューアルなども行われていないと見てよいだろう。

「IE 80」には、「IE 8」で好評を博したベースチューニングの機能も踏襲されている。ハウジング外側にある小さなトリマーダイヤルを回すことで、低音の具合を調整できるシステムが搭載されている。その効果に変化があるのか?これは後ほど確認しよう。

着脱式ケーブルも「IE 8」から引き継いでいる。故障時の交換が容易なほか、「IE 8」向けのアップグレード品もそのまま利用できるだろう。着脱式ケーブルの端子部分の形状は他にあまり見かけないものだが、抜き挿しした感触では固定力に全く不安はない。

それでは、両モデルのサウンドを確認していこう。

「IE 80」はケーブル着脱式を採用する


「IE 80」の専用ケース

イヤホンや付属品をスマートに収納できる


ケーブルのぶらつきを抑えられるクリップも付属

ケーブルはY型1.2m。分岐の部分に型番が配置されている

次ページNEXT:新イヤーモニター「IE 60」「IE 80」のサウンドを聴く

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Amazon、広告なし新プラン「Prime Video Ultra」。値上げの代わり特典強化
2 オーディオの未来を見据えるオンリーワンなブランド、LINN。CEOに聞くネットワーク再生のこれまでとこれから
3 デノン、カートリッジ/フォノイコ搭載レコードプレーヤー「DP-500BT」。BluetoothはaptX Adaptive対応
4 ティアックストア、マクセルのBluetooth対応CDラジカセ「MXCR-200」を取り扱い開始
5 等身大の大画面とかんたんオンオフで家族の一日に寄り添う110型スクリーン・シアター
6 大事な記録を集めて共有!UGREEN「NASync DH2300」は複数人で使っても便利
7 JBL、小型Bluetoothスピーカー「Grip」に春らしい2色「ピンク」「ターコイズブルー」を追加
8 BeatsとNikeが初コラボ。完全ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro 2 - Nike Special Edition」
9 光城精工「仮想アース」「電源コンディショナー」「電源タップ」比較試聴会。秋葉原のテレオンで3/28開催
10 オーディオスペースコア、JORMA DESIGNの最上位ケーブル「PARAGON」試聴会を4/4、5に開催
3/19 11:00 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー200号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.200
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX