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ソニーブラビアの映像・音響表現を活かした短編映画が誕生。森七菜とAIが紡ぐ物語『OPTI』
ソニーは、RGB Mini LEDテレビ「BRAVIA 9 II」の映像表現と、ホームシアターシステム「BRAVIA Theatre Trio」の音響表現を活かしたという短編映画『OPTI』を制作。2026年6月13日に公開する。
全国のソニーストア5店舗で上映するほか、7月12日からはAmazon Prime Videoでの独占配信を予定している。ソニーストアでは各店舗のシアタールームでの上映となり、視聴予約のためにLINEアカウントが必要になる。
『OPTI』には、主演として 俳優の森 七菜さんが出演。ドラマや映画、テレビCMやミュージシャンのMVなど様々な分野で活躍する森 義仁氏が監督を務めている。
ソニーは「
公開に先駆け、メディア向けの完成発表会がソニー本社内の「Digital Media Production Center Japan」で開催。映画の作中に登場するAIの「OPTI」が司会を務める形で進行された。
発表会には、 ソニーマーケティングの 大北大介氏が登壇。映画制作の背景や、ブラビアが実現したいビジョンについて説明があった。
大北氏によれば、ブラビアは「リビングでの生活をより豊かにする」ことを目指し、日々商品開発や体験価値の向上に取り組んでいるとのこと。
映像コンテンツが身近な存在になってきて、身軽に楽しめる環境だからこそ、「作品にしっかり向き合い、大画面で映画やドラマの世界に没入するという『テレビならではの体験価値』を改めて届けたいという思いから今回の映画制作へ挑戦した」と大北氏は説明した。
さらに、家庭の視聴者がリビングなどで見るだけでなく、映像制作の現場においても多くの監督やクリエイターがブラビアを実際に活用しているという。
そして大北氏は、「BRAVIA 9 IIにこれまで以上の可能性を感じて新たな挑戦に取り組んでいただいたクリエイターと、そのクリエイターのこだわりや思いを可能な限り忠実に再現するブラビア。この2つの出会いが、映画制作という新しい取り組みに踏み出すに至った背景だ」と語った。
大北氏に続いては、森監督とソニーの相馬邦彦氏が登壇。 『OPTI』制作にまつわるトークセッションを繰り広げた。
森監督は「BRAVIA 9 IIや『BRAVIA Theatre Trio』で表現したいこと、ブラビアの色彩や奥行き感、音響など細部まで設定された表現したい内容が、自分が作りたいものと一致した」と 映画制作のきっかけについてコメントした。
また、制作現場で森監督はBRAVIA 9 IIを実際に使用。通常、撮影した映像の確認や編集には数百万円する高価なプロ用機材であるマスターモニター(マスモニ)を使用しているが、今回、映像のカラー校正においてブラビアはマスモニともほとんど差がなかったとのこと。
作業者と視聴者の見るモニターが一緒であるため、クリエイターが表現したい内容をそのまま視聴者に一気通貫で届けられることに感動したという。
なお映画は、オンライン化が進む現代社会の「孤独」
彼女は、あるとき突然画面に現れた「
森監督は「少し先の未来をイメージして描いた作品」だと本作について説明。「日常から、どんどん不思議な世界に誘われていくところが一番の見どころ」だと語る。
また、「不思議な世界を、色や音響で表現したいと考えていた」とコメント。作中の一部シーンを例に出しながら、こだわった点を紹介した。
例えば、作中でAI・OPTIがバグを起こし、駅前の12本のサイネージの柱にデジタルバグが発生するシーン。こちらでは「恐怖的でありながら美しくもある」という矛盾した感情を、細かな色までこだわって表現したという。
また、夕日のシーンについては、青、ピンク、紫が混ざり、落ちていく光の反射もあるため、時間帯やバランスにこだわり、心に訴えかける表現を目指したとのこと。
作中では、みのりの心情を象徴する小道具として「フクロウのスノードーム」が登場。振ると感情的に色鮮やかになるが、沈むと寂しい色になるスノードームの様子を、みのりの心に重ね合わせたと森監督は説明。静かな映画の中で、シンプルかつ複雑な世界観を細かな色彩表現で描いたのだと解説した。
このスノードームの表現については、ソニーの相馬氏もブラビアの開発に携わった立場から言及。ブラビアの開発においては鮮やかさや輝度を追い込みに苦労したと言い、そうした点の成果を上で スノードームのシーンで確認できるとした。
相馬氏は、「このシーンには暗い中で完全に黒く沈みきらない微妙な光のニュアンスがあり、その中でしっかりと明るい部分を表現する必要がある」と説明。これに対してBRAVIA 9 IIでは「RGB制御により、明るい部分で色が白飛びせず、深い色味をしっかりと再現できる点がポイント」だと述べた。
トークセッションでは、BRAVIA 9 IIが採用した新開発の反射抑制技術「Immersive Black Screen Pro」にも言及。
森監督が「自宅でホラー映画などの暗いシーンを見ると、良い場面で自分が画面に映り込んでしまい、冷めてしまうことがよくあった。しかし今回は映り込みが全くなかったため、暗いシーンを積極的に進めても大丈夫だと勇気をもらえた」と映画制作への影響を語った。
そして、森七菜さんからのビデオメッセージも上映。「ほぼ一人での撮影が続く中、OPTIが自分の世界のように感じられ、AIに感情移入してしまう自分に少し恐怖や不思議な気持ちを抱いた」と撮影中の気持ちが明かされるなどした。
今後のビジョンと共創への意気込みとして、相馬氏は「From Lens to Living Room(撮影現場からご家庭まで)」という理念を紹介。「感動を生むのはディスプレイだけではなく、コンテンツである。制作でクリエイターと表現を一緒に考えなければ新しい体験は届けられない」と説明した。
また、森監督は「作り手が見ているものを100パーセント濁りなく、視聴者の皆様と同じように見られる環境は本当に嬉しいし、感動した」とコメント。「これからも視聴者にはぜひ100パーセントの状態で作品を受け取ってほしい」と締め括った。
BRAVIA 9 IIとBRAVIA Theatre Trioを実際に体験
発表会では、85型の「BRAVIA 9 II」にホームシアターシステム「BRAVIA Theatre Trio」、さらにサブウーファー「BRAVIA Theatre Sub 9」とリアスピーカー「BRAVIA Theatre Rear 9」という組み合わせで作品を先行上映。サウンドシステムとの組み合わせも相まって、かなりの迫力を感じられた。
BRAVIA 9 IIでの再生では、肌質がリアルに再現され、また、夜景の煌びやかさなども非常に鮮明に映し出される。監督が力を入れたと語る夕日のシーンも、息を呑む美しさに潜む哀愁が表現されているように感じた。
音響は、ホームシアターシステムにサブウーファーとリアスピーカーが追加されているおかげか、作中のBGMが流れている中でもセリフを鮮明に聞き取れる。また、不安を煽るBGMやSEでは緊迫感を増し、ハエが飛んでいるシーンでは実際に周りを飛んでいるように聞こえゾワッとするタイミングもあった。総じて、ソニー製品群が作品の世界観をしっかりと表現していると感じられる体験となった。
前述のように、作品は全国のソニーストア5店舗で6月13日から上映。その後7月12日からはAmazon Prime Videoでも配信される。
短編映画『OPTI』あらすじ
極度の人嫌いで完全リモート勤務のシステムエンジニア・藤野みのり。カーテンは閉め切られ、LINEの未読は放置、隣人の足音が廊下に聞こえれば通り過ぎるまで玄関で息を止めて待つ。対面での会話は150日間ゼロ。仕事の悩みも、夜中の独り言も、すべてパーソナル適応型AIアシスタント『OPTI』に話しかける日々。
ある明け方、上司からの叱責に疲弊しながら作業を続けていたみのり。突然、画面に「あなたと世界の接続を停止しますか?」と書かれた奇妙なポップアップが現れ、みのりはぼんやりとクリックする。目を覚ましたみのりが部屋を出ると、そこは自分以外の人間が完全に消え去った世界だった。























