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「True RGB TV」正式発表

ソニー初のRGB Mini LEDテレビ「BRAVIA 9 II / 7 II」。独自制御技術で高画質化

公開日 2026/05/28 10:05 編集部:小野佳希
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ソニーは、同社として初めてRGB Mini LEDバックライトを採用し、独自の制御技術「RGB Backlight Master Drive」によってその性能を最大限に引き出したという4K液晶テレビ “BRAVIA(ブラビア)”「BRAVIA 9 II」「BRAVIA 7 II」を発表した。それぞれのサイズ展開と税込での予想実売価格、発売日は下記のとおり。

「BRAVIA 9 II」

  • K-115XR90M2(115V型)6,600,000円前後 9月19日発売
  • K-85XR90M2(85V型)1,320,000円前後 6月13日発売
  • K-75XR90M2(75V型)935,000円前後 6月13日発売
  • K-65XR90M2(65V型)660,000円前後 6月13日発売

「BRAVIA 7 II」

  • K-98XR70M2(98V型)1,650,000円前後 8月8日発売
  • K-85XR70M2(85V型)825,000円前後 7月18日発売
  • K-75XR70M2(75V型)660,000円前後 7月18日発売
  • K-65XR70M2(65V型)462,000円前後 6月13日発売
  • K-55XR70M2(55V型)385,000円前後 6月13日発売
  • K-50XR70M2(50V型)363,000円前後 6月13日発売

RGB Mini LEDバックライトと独自の制御技術で「True RGB」画質実現

両モデルとも、RGB Mini LEDバックライトや、独自の制御技術「RGB Backlight Master Drive」、各スピーカーの高さを揃えた配置などによって画質と音質を強化。加えて上位機BRAVIA 9 IIはより高いピーク輝度を実現し、新開発の反射抑制技術を盛り込むなどしている。

上述のように、RGB(赤緑青)の3色のバックライトを個別に制御するRGB Mini LEDバックライトを搭載。「True RGB TV」というキーワードを使って海外で発売を予告していたモデルが、日本でも正式発表された格好だ。

従来の液晶パネルはカラーフィルターのみで色付けしていたのに対し、今回、バックライトでも色の制御ができるようにすることで、より広い色域を実現した。

バックライトでも色の制御ができるようになった結果、描き出せるカラーボリュームがMini LEDや有機ELディスプレイに比べて大幅に向上したと同社は説明。RGB Mini LEDではスペクトラムの狭いLEDを選別し3色それぞれに採用することで、より純度の高い色を実現したという。

従来機との比較デモ。左が今回のRGB Mini LEDバックライト

そして、同社が長年培ってきたバックライト制御のノウハウを進化させた独自技術「RGB Backlight Master Drive」を搭載。これによって、色鮮やかさと繊細な階調表現の両立を実現したという。

同技術は圧倒的な高輝度を実現するという「Luminance Booster(BRAVIA 7 II) / Luminance Booster Pro(BRAVIA 9 II)」、階調表現を豊かにして暗いシーンのグラデーションまで再現するという「Smooth Color Gradation」、RGB Mini LEDバックライトと独自の技術によって色再現領域を一層拡大する「RGB Triluminos Max」という3点を内包。

Luminance BoosterとLuminance Booster Proとの違いはピーク輝度。BRAVIA 9 IIが搭載する“Pro”のほうがピーク輝度が高い。

RGB Mini LEDテレビ自体は他社からも登場しているが、同社では「ソニーのRGB Backlight Master Driveがあって初めてRGBのポテンシャルを最大限に引き出すことが可能」だと説明。両技術の組み合わせによって実現する画質を「True RGB」という言葉でアピールしていくとのこと。

RGB Backlight Master Driveは広視野角/フレア低減/省電力化にも寄与

RGB Backlight Master Driveは視野角などのの改善にも寄与。広視野角技術「X-Wide Angle」が「X-Wide Angle Pro」へと進化した、

一般的なMini LEDの場合、Mini LEDやバックライト制御が上手くできないRGBでは、大半の色をLCD層のみで生成するため、液晶ディスプレイの特性上、斜めから見ると色がずれやすいという課題がある。

これに対し、ソニーのTrue RGBではバックライトとカラーフィルターのそれぞれで色を表現できるため、RGBそれぞれの色味に差分が出にくく、斜めから見ても鮮やかな色彩を実現できるという。

さらに、RGB Backlight Master Driveは明暗差の激しいシーンの光漏れ(フレア)の改善にもつながると同社は説明。フレアの色が白ではなくバックライトの色の光になるため、より自然な見え方になるという。

加えて、RGB Backlight Master Driveは必要な色のみを発光するため、色の純度も高まるほか、省電力化も実現するとのこと。65型の場合、従来機「K-65XR90」と比べて消費電力を約20%削減している。

低反射性やサウンド面も進化

BRAVIA 9 IIのみ、新開発の反射抑制技術「Immersive Black Screen Pro」も搭載。本機のために素材から生産工程まで独自に新規開発した低反射フィルムによって、「既製品にはない、映り込みの低減とコントラスト感のキープを両立し、視聴時の没入感が大幅に向上した」としている。

なお低反射には「反射する光量」と「映り込んだ像のボケ方」があるが、BRAVIA9 IIではその両軸で非常に高いレベルの低反射を実現しているという。

 Immersive Black Screen Proの有無による反射の違い

サウンド面では、トゥイーターやサブウーファーなどの各種スピーカーユニットを画面上部に横一列で配置する構成の「Acoustic Multi-Audio+」を採用。従来機「BRAVIA 9」「BRAVIA 7」では、高音域用は画面上部、中音域や重低音域用は画面下部といった具合にスピーカーユニットの配置位置が異なっていたが、今回は同じ高さから音が出力されるようにすることで、音像の定位向上を図っている。

なお、シリーズや画面サイズによってスピーカー構成や配置が異なり、BRAVIA 9 IIの85型/75型/65型の3モデルは中音域用のフルレンジスピーカー、中高音域用のサウンドポジショニングトゥイーター、重低音域用のサブウーファーを一列に並べた上で、天井に向けたビームトゥイーターを加えた2.2.2ch構成を採用。

残る115型モデルはフルレンジスピーカーとトゥイーターを画面下部、サブウーファーを中央よりやや上部、そしてミッドハイスピーカーを画面上部に配置する2.1.2ch構成を採用している。出力は85型/75型/65型が80Wで、115型が85W。

BRAVIA 7 IIは、98型がフルレンジとウーファーの高さを揃えて、配置の高さは異なるがミッドハイスピーカーも加えた2.2ch/出力65W構成。85/75/65型はミッドハイスピーカーを省いた2.2ch/40W構成を採用している。

そして55/50型は下向きのフルレンジスピーカーとサウンドポジショニングトゥイーターによる2.0ch/40W構成。フルレンジとトゥイーターの高さは揃えておらず、技術名に“プラス”が付かない「Acoustic Multi-Audio」の搭載となる。なお、フルレンジスピーカーは各モデルともソニー独自のX-Balanced Speakerを採用している。

スタンドやリモコンにも新たなこだわり

そのほかの機能面などは両モデル共通しており、視聴環境に合わせて画音質を簡単に切り替えられる「My Cinema」機能も装備。明るさ、画質設定、音声、ボイスズーム機能などそれぞれを個別に設定することなく、映画に最適な設定のプリセットをワンタッチで切り替えできる。

同機能では、映画制作者の意図した画質を再現する「ディレクターズカット」セリフを強調してしっかり聞き取りやすくする「ダイアログ」、明るい環境で映像をはっきり視聴できるようにする「デイタイム」という3種類のプリセットを用意。好みに合わせてプリセット内の詳細設定を変更することもできる。

スタンド部は、レンチキュラー技術を活用した “ミラージュスタンド” を採用(※115型は除く)。光を屈折させる特殊印刷技術であるレンチキュラーを用いたパーツによって、背面の電源ケーブルやHDMIケーブルなどの存在感ををなくし、浮遊感のある佇まいを感じさせるよう工夫した

また、左右にそれぞれ脚を設けるスタイルではなく中央部に1箇所でのセンタースタンドスタイルを採用。これによって、より多くのテレビ台で設置できるようにした。

付属リモコンはボタン配置を変更し、TVerの起動ボタンやGoogle Dashboardボタンを新たに搭載。利用率の高いTVerのボタンをテレビボタンの下、日常的に使いやすい位置に新しく搭載して使い勝手の向上を図っている。

「My BRAVIA」ボタンの位置も従来のリモコンから変更。「ヘルプ」ボタンと「レコーダーホーム」ボタンを削除している。

従来のリモコン(写真右)との比較

外部機器連携も強化。主に同社製サウンドバーのオプションとして販売されているワイヤレスリアスピーカーやサブウーファーを、サウンドバーなしでも本機に接続して使用することができるようになった。

対応するスピーカーは、本機と同時発表されたリアスピーカー「Rear 9」およびサブウーファー「Sub 9」「Sub 8」など、すでに発売中のリアスピーカー「Rear 8」とサブウーファー「Sub 7」も加えた合計5機種が接続できる。

なお本機能は、「BRAVIA 9」「BRAVIA 8」「BRAVIA 7」「BRAVIA 5」「A95L」といったブラビア既発売モデルも今後のファームウェアアップデートで対応予定だという。

そのほか4Kテレビの基本スペックとしては、地デジ/BS/110度CSとBS4K/110度CS4Kチューナーを各3基搭載。OSにはGoogle TVを搭載し、ネットワーク機能関連ではApple AirPlayやGoogle Castに対応する。

映像エンジンには、先行して展開しているMini LEDバックライトモデル「BRAVIA 5」や有機ELモデル「BRAVIA 8」などと同等のプロセッサー「XR」を搭載。液晶パネルは120Hzの倍速駆動に対応している。そのほか、ソニー独自の映像配信サービス「SONY PICTURES CORE」も利用できる。

 

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