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前モデルから音質面が進化

ソニー、XRプロセッサー搭載の“プレミアム4K液晶テレビ”「BRAVIA XR X90K」

公開日 2022/06/10 10:03 編集部:小野佳希
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ソニーは、同社製4Kテレビ液晶モデルの新モデルとして、“プレミアム4K液晶テレビ”だと位置づける“BRAVIA XR”「X90Kシリーズ」を8月から順次発売する。85型/75型/65型/55型/50型の5サイズ展開で、税込での予想実売価格と発売時期は下記のとおり。

X90Kシリーズ

XRJ-85X90K(85型)506,000円前後 10月発売
XRJ-75X90K(75型)407,000円前後 9月発売
XRJ-65X90K(65型)308,000円前後 8月発売
XRJ-55X90K(55型)275,000円前後 8月発売
XRJ-50X90K(50型)209,000円前後 11月発売

同時発表のフラグシップ機「X95Kシリーズ」がミニLEDバックライトを採用しているのに対し、本機は通常のLEDバックライトを採用。バックライトの駆動技術もX95Kが「XR Backlight Master Drive」であるのに対し、本機は直下型部分駆動となる。なお、液晶パネルは倍速駆動(120Hz)に対応している。

映像/音声エンジンに、人間の脳と同じような形で信号処理を行う認知特性プロセッサー「XR」を本機用に最適化して搭載。人の認知特性に基づく分析項目を加え、映像をエリアごとに検出した上で、それぞれの要素を横断的に解析。これを基に映像を最適化し、自然な美しさを実現するという。

画質面ではそのほか、高コントラスト化技術「XR Contrast Booster 10」や、広色域化技術「XR Triluminos Pro」を搭載。「XR Motion Clarity」によって動画応答性能にも配慮している。

前モデル「X90J」との比較では、主に音質面が進化。独自の音響技術「アコースティックマルチオーディオ」を新たに採用することで、音の定位感向上を図っている。なお、スピーカーは出力30Wの2ch構成。

また、対応サウンドバーとの接続時に、テレビ側のスピーカーをセンタースピーカーとしてサウンドバーとして一緒に鳴らすことのできる「アコースティックセンターシンク」も新たに搭載。そのほか、ステレオ音声などの3Dオーディオへのアップスケーリング機能も従来から引き続き搭載している。

チューナーはBS/110度CS 4Kチューナーと地デジ/BS/110度CSチューナーを3基搭載。OSにはGoogle TVを採用し、BRAVIA XRシリーズ専用コンテンツサービス「BRAVIA CORE(ブラビアコア)」も引き続き提供。ソニー・ピクチャーズの最新作や過去の名作などを配信で視聴できる。

ブラビアコアでは今回から新たに課金でのコンテンツ追加購入に対応。最初に入手できる視聴チケットを使い切っても作品を追加購入できるようになった。また、専用画質モードにも対応する。

ネット機能ではNetflix専用画質モードも備えるほか、Apple AirPlay2に対応。AirPlay2では新たにドルビーアトモスコンテンツのキャストや、4K写真/動画のキャストにも対応した。

加えて、リモコンには新たにDisney+のダイレクト起動ボタンも搭載。「操作/録画」ボタンも新たに装備した。

本機のリモコン

HDMI端子は4系統を装備し、4K 120fpsやVRR、ALLMといったHDMI 2.1に規定されるゲーム連携機能に対応。「Perfect for Playstation 5」として、PS5接続にオートHDRトーンマッピングやコンテンツ連動画質モードなどが連携動作する。そのほかeARCにも対応している。

そして、同時発表されたアクセサリー“BRAVIA CAM”「CMU-BC1」の使用にも対応。本機にBRAVIA CAMを装着することで、視聴位置に合わせた自動画音質調整機能やジェスチャーコントロール、Google Duoを使ったビデオチャットなどが利用できるようになる。

BRAVIA CAM

例えば自動画音質調整機能は、BRAVIA CAMがユーザーの視聴位置を認識。その視聴位置に合わせて画面の明るさや音声のL/Rバランス、ボイスズームを自動で調整することで、視聴位置に最適な画質・音質を常に提供するという。そのほか、BRAVIA CAMでは子供などがテレビに近づきすぎた際にアラートを発したり、ユーザーがテレビの前にいないことを認識して自動で省エネモードにしたりなどといったことができる。

スタンド部は2Wayスタンドを採用。スタンダードポジションと、サウンドバーなどを設置しても画面が隠れないようにする「ハイポジション」を切り替えることができる。

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