公開日 2025/08/21 19:55

JBL、オープンイヤー型完全ワイヤレスのフラグシップ機「Sense Pro」。Auracastに対応

GREEN FUNDINGにてクラファンを実施
編集部 : 伴 修二郎
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ハーマンインターナショナルは、JBLブランドにて、オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル「JBL Sense Pro」の日本導入へ向けた支援プロジェクトを、クラウドファンディングサイトGREEN FUNDINGにて8月末から実施する。

本日8月21日よりLINEの友だち追加による事前登録を開始した。カラーバリエーションはブラックとグレージュの2色を用意する。

「JBL Sense Pro」

一般販売予価は税込24,000円だが、リターンプランの一例として2色合計先着1000名限定の「Super Early Bird」では18%オフ、2色合計先着1150名限定の「Early Bird」では17.9%オフの価格で購入できるとしている。プロジェクトは2025年10月下旬ごろまでを予定しており、製品発送は2025年11月より順次予定する。

「JBL Sense Pro」は、耳をふさがないオープンイヤー構造の完全ワイヤレスイヤホンの新フラグシップモデル。16.2mm径のDiamond-Like Carbon(DLC)振動板を採用したダイナミックドライバーを搭載。加えて低音増強アルゴリズムを用いることで、JBLならではのクリアでパワフルなサウンドに加えて、高い解像度と伸びやかな高音域を実現したとアピールする。

16.2mm径のDiamond-Like Carbon(DLC)振動板を採用したダイナミックドライバーを搭載

また、BluetoothコーデックはSBC、AACに加えて、LDACやLC3+(Auracastレシーバー時)にも対応する。Hi-Res Audio Wirelessの認証も取得しており、映画や音楽の空間表現を豊かにする独自のJBL空間サウンドによって、自宅でもライブ会場や映画館のような臨場感を提供するとしている。

さらに、新たにコンテンツにあわせて臨場感のあるサウンドが楽しめる「空間サウンド機能」や、片耳各12ポイントのヒヤリングテストにより聴覚プロファイルを設定し、パーソナライズされたオーディオ体験を提供する「Personi-Fi 3.0」など、JBL独自機能も搭載している。

パーソナライズされたオーディオ体験を提供する「Personi-Fi 3.0」などJBL独自機能もサポート

オープンイヤー型特有の問題でもある音漏れについては、独自技術「OpenSoundテクノロジー」にて解消すると説明。ドライバーユニットが前後に振動することで音波の位相が180度異なる逆位相サウンドを生成し、それを意図的に当てることで音の拡散を抑制。これにより音漏れを最小限に抑え、周囲への配慮とプライバシー保護を両立したという。

イヤホン本体は、人間工学に基づいて導き出したとする独自の三次元形状イヤーフックを採用する。さまざまな耳の形状に吸い付くようにフィットすることで、快適さと安定性を両立したとのこと。

また、片側約11.6gの軽量設計となっており、軽量なチタン合金製ワイヤーととろみのある柔らかさを持つリキッドシリコン素材を組み合わせることで、長時間の使用でもストレスを感じさせない究極のフィット感を実現したと謳っている。

装着イメージ

さらに、前モデル「Soundgear Sense」で採用していた角度調整機能も継承。最大20度の可動域を持つ調整機構により、耳の形状や装着位置に合わせてスピーカーホールの向きを微調整できるため、低音から高音までバランスよく音を届け、これにより必要以上に音量を上げることなく、音漏れのリスクも軽減するとのこと。

本体カラーは、スタイリッシュなブラックと落ち着きのあるシックなグレージュの2色を用意。いずれもマットコーティング仕上げを施すことで、上品な光沢とメタリックな質感を程よく残しつつ、指紋が目立ちにくく、手にした瞬間に高級感を感じさせる洗練されたデザインに仕上げたという。IP54規格の防水防塵性能にも準拠する。

充電ケースは、丸みを帯びた滑らかなフォルムと美しいカーブを描くシルエットが特徴となっており、手のひらに心地よく収まり、持ち運びたくなるような愛着の湧くデザインだとアピールしている。 

充電ケースは丸みを帯びた滑らかなフォルムと美しいカーブを描くシルエットが特徴

通話面では、左右合計4基のビームフォーミングマイクと骨伝導音声ピックアップセンサーを搭載し、周囲の音と通話者の声を的確に判別しながら声のみを集音することが可能だとのこと。通話やビデオ会議など、高品位な音声コミュニケーションが求められるビジネスシーンにおいて活用できるとする。

また、マイク部分の空力構造にもこだわっており、マイク周辺エリアの気流の乱れを効果的に低減することで、運動中や移動中でも風切り音を抑制し、よりクリアな通話を実現すると謳っている。

連続再生時間はイヤホン単体で約8時間、充電ケース併用で約30時間。10分の充電で約4時間再生が可能な急速充電や、ワイヤレス充電にも対応する。

機能面では、JBLのオープンイヤー型イヤホンとして初めて「Auracast」に対応している。Auracast送信機と組み合わせて使用することで、複数台の本製品に同時にサウンドを伝送することが可能で、大きな音を出せない環境でのグループダンスの練習や、電車・新幹線など移動時の複数名での動画視聴といった、これまでにない利用シーンで活用できるとする。

そのほか、最大2台のデバイスに同時接続が可能なマルチポイント機能や、片側のみの使用が可能なデュアルコネクト、Google Fast Pair、Microsoft Swift Pairなどもサポートする。

Bluetoothバージョンは6.0、プロファイルはHFP 1.9, A2DP 1.3.2, AVRCP 1.6.3に対応する。再生周波数帯域は20Hz - 40kHz。

なお、プロジェクト期間中の8月末から10月下旬にかけては、二子玉川蔦屋家電内「蔦屋家電+」のSHIBUYA TSUTAYA内GREEN FUNDINGブースにて、本モデルの製品展示を予定している。

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