HOME > レビュー > 約1万円で音質/ノイキャン/機能が“全部入り”! JBL「TUNE BEAM 2」が新生活にオススメな理由

PRカジュアルライン “TUNE” シリーズ最新TWSをレビュー!

約1万円で音質/ノイキャン/機能が“全部入り”! JBL「TUNE BEAM 2」が新生活にオススメな理由

公開日 2025/02/27 07:00 山本 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
筆者のまわりにはポータブルオーディオのブランドとしても、JBLブランドに興味を持つ方が多くいる。中には新しくJBLのワイヤレスイヤホンがほしいので、初めて買うならどれがおすすめなのかと訊ねてくれる方も少なくない。今ならば、筆者はこのモデルだと答えたい。スティックスタイルのカジュアルライン “TUNE” シリーズの最新モデル「JBL TUNE BEAM 2」だ。

「JBL TUNE BEAM 2」価格 : 13,420円(税込) ※EC専売モデル

おすすめする理由はとてもシンプルだ。1万円台前半の価格帯で、良質なサウンドとノイズキャンセリング性能、多彩な機能の3拍子が揃う本機のようなワイヤレスイヤホンは希有だからだ。スタンダード価格帯のイヤホンにも「一切妥協しない高品質」を追求する “JBLらしさ” が、このTUNE BEAM 2には強く感じられる。

これから初めてJBLのイヤホンに触れる方は、本機を起点により上位のモデルを探求したり、耳栓(カナル)タイプや、イヤーフック付きのワイヤレスイヤホンに食指を伸ばしてみてもいいと思う。筆者も発売前に2週間ほど本機を使い込んでみたが、本機はJBLの最先端を象徴するスタンダードモデルであり、同価格帯のワイヤレスイヤホンに負けない強い魅力を放っていると実感した。

では、TUNE BEAM 2のどんなところに注目するべきなのか。実機を試しながら、サウンド、ノイズキャンセリング性能、多彩な機能などいくつかの大事なポイントを解説しよう。





■最大48時間ロングバッテリーやIP54防塵・防滴、マルチポイント機能など充実の多彩機能



最初にTUNE BEAM 2の概略を解説する。本機は、2023年夏に発売した初代「JBL TUNE BEAM」と同じスティックスタイルを継承。カラバリ展開はブラック/ホワイト/ターコイズの3色を展開する。イヤホン本体、充電ケースはとてもコンパクトなので、男女どちらのユーザーにも歓迎されると思う。


カラバリ展開はブラック/ホワイト/ターコイズの3色を展開
バッテリーはスタミナが充実しており、イヤホン単体で約12時間、ケースによる充電を繰り返すと約48時間の連続リスニングが楽しめる。イヤホンを四六時中充電しなければならないストレスから解放されるわけだ。イヤホンはIP54相当の防塵・防滴対応なので、ワークアウト中の音楽リスニングに使いやすいし、汚れが付いたら軽く水で洗い流して清潔に保てる。


イヤホン本体は初代「JBL TUNE BEAM」と同じスティックスタイルを継承

充電ケースはコンパクトかつ丸み帯びたデザインで手に馴染みやすい
機能面では、1台のTUNE BEAM 2を同時に2台までのデバイスにペアリングできるマルチポイント機能に対応する。例えば筆者の場合、TUNE BEAM 2をPCとスマホに同時接続することで、PCでレビューの原稿を書きながら音楽を聴いていたり、オンライン発表会を視聴している最中であっても、スマホに着信があれば即座にTUNE BEAM 2で応答・通話ができるので、これが重宝する。

操作方法は、スマホにイヤホンを接続してBluetooth設定からマルチポイントを「オン」にするだけと、極めてシンプルだ。PCで音楽を聴いている最中、スマホに着信があるとTUNE BEAM 2からコール音が聞こえてくるので、イヤホン側面のタッチセンサーリモコンをダブルタップして応答すると、すぐさま通話に切り替わる。そして通話を終了すれば自動的にPCによる音楽リスニングに復帰する。これは、ビジネスシーンやオンライン学習などほか様々な用途でも活用できるだろう。


ビジネスシーンやオンライン学習などでも活用できる
そのほか、Google Fast Pairにも対応しているので、スマホとのペアリングはとても簡単だ。本体の設定、バッテリー残量の確認、様々な機能の操作などがモバイルアプリ「JBL Headphones」から、スマホの画面を見ながら確実に行えることもユーザーフレンドリーだ。耳を守る「ボリュームリミッター」も搭載しており、通勤中など毎日の使用でも耳を保護できるだろう。

■音質インプレッション。「音楽の濃淡の描き分けが抜きん出て上手い」



続いて、TUNE BEAM 2の音響面の特徴について触れたい。音の心臓部には10mm口径のダイナミックドライバーがある。初代のTUNE BEAMは6mm口径のダイナミックドライバーを搭載していたので、大幅なサイズアップに踏み切ったと言える。その効果は低音域の存在感が増したことや、鮮やかな中音域、艶っぽい高音域など音楽表現全体の豊かさを高めることに結びついている。

また、大口径ドライバーを搭載したことにより低音の底力が向上した結果、ノイズの遮音効果も高まっている。TUNE BEAM 2はあらゆる環境でリッチなポータブルオーディオリスニングが楽しめる。


音の心臓部には10mm口径のダイナミックドライバーを搭載
アクティブノイズキャンセリング(ANC)は新たにハイブリッドノイズキャンセリングに進化したことで、前モデルから低域を中心に最大約20dB改善され、遮音効果もレベルアップ。実際に屋外で試した遮音効果へのコメントは後述で評する。

上述したJBL Headphonesアプリには、TUNE BEAM 2のサウンドをユーザーが自由にアレンジして楽しめる機能が揃っている。まず「スマートオーディオ&ビデオ」はオンにして楽しみたい。スマホなど送り出し側機器との接続安定性を保ちながら、音楽再生時には音質を重視、動画再生時にはリップシンクのパフォーマンスにも妥協しないワイヤレス再生を実現する機能だ。

アプリの「オーディオ」タグにはプリセットイコライザーが6種類のほか、10バンドEQからユーザーが決めた設定値を保存できるバンクが用意されている。擬似的に空間再現の豊かさを加える「空間サウンド」もプリセットが3種類ある。再生するコンテンツ、あるいは環境に合わせてイコライザーも一緒に楽しみたい。アプリからリスニングチェックを行い、測定したユーザー個人のベストヒアリングのプロファイルを自動作成できる「Personi-Fi」も面白い機能だ。

アプリの「オーディオ」タグにはプリセットイコライザーが6種類のほか、10バンドEQからユーザーが決めた設定値を保存できるバンクが用意されている

次ページ音質インプレッション。進化したANC性能と通話性能もチェック

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE