• ブランド
    特設サイト
公開日 2021/04/13 19:06

【動作デモ動画あり】画面が動くスマートスピーカー「Amazon Echo Show 10」、担当者が語る技術詳細

ユーザー追従動作や見守り機能の遠隔操作を動画レポート
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
出荷開始を明日4月14日に控えたAmazonの最新スマートスピーカー「Amazon Echo Show 10」。モーション機能付きのスマートディスプレイを搭載した最新モデルについて担当者に詳しい説明を訊くとともに、編集部記者が製品のデモを体験することができた。その模様を動画も交えてレポートしたい。

Amazon Echo Show 10(ブラック)



「Amazon Echo Show 10」は、画面付きスマートスピーカー「Echo Show」シリーズ最新モデル。10.1インチのタッチ対応HDスクリーンを搭載し、静音設計のブラシレスモーターにより、ユーザーの音声コマンドが聞こえた方向に自動的に画面を向ける「Smart Motion」機能を備えている。価格は29,980円(税込)で、すでに予約受付を開始している。

Amazon Echo Show 10(ホワイト)

最大の特徴はモーション機能付きであることで、ユーザーの声と動きを追って350度回転。「動いても映画などを途切れることなく見ることができる」と、アマゾンジャパン Alexaインターナショナルシニアプロダクトマネージャーの北野沙織氏はアピールする。

アマゾンジャパン 北野氏

これにより、例えばLDKのリビングでEcho Show 10を使ったあとにキッチンに移動しても、「アレクサ」と呼びかけることで画面がユーザーを向いてくれる。また、キッチンでは冷蔵庫やレンジ、コンロやシンクなど意外と細かい場所移動があるが、そうした場合でも常に最適な角度でレシピを見るなどといったことができる。



なお、壁際に置くなどあまり回転させ過ぎたくない場合には、設定から画面の回転角度を任意に変更することも可能。手動になるが上下方向にも少しだけチルトできる。また、回転の途中で何か障害物に当たった際には回転を止めて警告を出す。ただしデモを体験してみると、回転の力が意外と強いので、花瓶など倒れやすいものはEcho Show 10のそばに置かないほうがよさそうだ。

画面の回転範囲は任意に調整可能

スピーカーは1インチのトゥイーター2基と2.5インチウーファーによる2.1chで、画面とともにユーザーの方向に回転。そのほか、JOYSOUNDカラオケやクックパッドなど、モーション機能に対応したアレクサスキルも順次提供される。

ユーザーの動きに追従するための技術としては、音声ベースでの特定と映像を融合して利用しているとのこと。人の姿をカメラが捉えると、その画像を形状や曲線、色などを表す何百ものデータポイントに変換して処理を行う。レンズ中央部、その周辺、外縁部という3つのゾーンに分け、例えば人と認識しているデータが中央部から外縁部に移動した際にはその動きに追従するべくモーターも大きく動かすといったようなイメージで処理を行う。

ユーザー認識処理のイメージ

ユーザーにとって最適な画面位置に調整する自動フレーミングも装備。途中から誰かがカメラのフレーム内に入ってきた際には、その人も含めてフレーミングする。もちろん、例えばユーザーが映画を視聴中に後ろを家族が横切っても、Echo Show 10が家族の動きに釣られて動くようなことはないようにしているという。

北野氏は「『いつ動くべきか』と同時に『どんなときは動かないべきか』にも気を配った」と説明。加えて、画面の追従も、ユーザーが自然だと感じるタイミングでの動きになるよう工夫していると語った。

なお、すべてのデータは端末上でのみ処理・保存。クラウドには送らないため、プライバシー面において安全だとアマゾンは説明。顔認識などは行っておらず、また、家族ごとなどユーザー別の認識なども行わない。そのため、使うごとにユーザーの認識精度が上がるなどといったこともない。

画面回転機構の開発にあたってはVR技術を駆使して試行錯誤を重ねたとのこと。ブラシレスモーターは静音性に優れるだけでなく、より少ないエネルギーで稼働して耐久性にも優れているという。

そのほか、13メガピクセルのカメラを内蔵し、ビデオ通話のほか、アレクサアプリをインストールしたスマートフォンと組み合わせて見守りカメラのような使い方も可能。外出先からスマホのディスプレイをスワイプしてEcho Show 10の画面を動かし、自宅の部屋の様子を隅々まで確認するといったこともできる。

カメラを覆うためのカメラカバーも装備するほか、側面にはマイク/カメラのオンオフボタンを装備。カメラカバーを閉じている状態ではモーション機能もオフになる。また、「アレクサ、モーションをオフにして」「アレクサ、ついてこないで」などの呼びかけでモーション機能をオフにすることもできる。

物理的なカメラカバーも装備

各種ボタン類

なお、ZoomとAmazon Chimeはアメリカでのみの対応。Alexa Guardもアメリカ版のみとなる。

映画を視聴中に天気などの情報を別ウィンドウで確認することなども可能に

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX