公開日 2020/09/29 14:47

Jabra、独自ノイキャン搭載の完全ワイヤレス「Elite 85t」。“史上最高”とアピール

「Elite 75t」の無料ノイキャンアップデートも
編集部:押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
GNオーディオジャパンは、Jabraブランドの完全ワイヤレスイヤホン「Elite」シリーズの最新モデルとなる「Elite 85t」を、11月12日より発売する。価格は26,800円(税込)。先行予約は9月29日より受付を開始する。

「Elite 85t」

Eliteシリーズは、音飛びや音切れを軽減する安定した接続性、ヒアスルー(外音取り込み)機能、防塵・防水性能、長時間使用可能なバッテリーの搭載など、高い品質を備えている。その最新モデルとして登場するElite 85tは、同ブランドが「史上最高の完全ワイヤレスイヤホンを開発した」と説明する意欲作だ。

コンセプトは「一切の妥協がない完全ワイヤレスイヤホン」。市場ではノイズキャンセリング機能搭載モデルが多く見られるが、そのなかでもコンパクトさにこだわり、従来のシリーズで好評なデザインを踏襲しながら、高レベルなノイズキャンセリングを搭載することを追求した。

装着イメージ

ノイズキャンセリング機能として、独自の「Jabra Advanced ANC」を搭載。そのポイントとして、「MOREノイズキャンセリング(効果的なノイズキャンセリング)」、「MORE Adjustability(ANC/ヒアスルーが自由に調整可能)」、「MORE Natural Surroundings (セミオープンデザインでヒアスルーがより自然)」、「MORE Comfort(より快適)」を掲げる。

内蔵マイクのうち左右それぞれ2つを、ANC向けに特化して使用。いわゆるフィードバック/フィードフォワードのハイブリッド型ノイズキャンセリングを採用しており、外側1つがフィードフォワード向けで外音に対応。内側1つがフィードバック向けで、耳の中で発生するノイズを除去する。またANC専用のチップセットを搭載する点も特徴で、これにより強力なノイズ除去性能を獲得するとともに、5段階でノイズキャンセリングとヒアスルーの効果を調整できるようになっている。

ANC専用のチップセットを搭載

セミオープン型とすることで、例えばものを噛む音や足音といった不快なノイズについても抑えることができるとする。また通話品質にもこだわっている。風切り音防止機能も改善しており、どんな場所でもクリアな通話品質を実現した。

音質面においては、12mmカスタムドライバーを搭載し、豊かでパワフルなサウンドが楽しめるとアピール。聞こえ方に合わせて音質を自動調整してくれるマイサウンド機能も引き続き搭載している。

この機能をコンパクトな外観に収めたことが最大の特徴とアピール。従来モデル「Elite 75t」に対して、Elite 85tは直径が1.3mmだけ大きくなり、質量は1.4gの増加に留めた。これにより一日中着けていても快適なフィット感を損なわず、ノイズキャンセリングオンの状態で、イヤホン単体で5.5時間、充電ケースと併用で25時間の音楽再生が行える。

本体はIPX4の防滴性能を備えており、2年間の保証も用意する。Bluetoothは5.0、コーデックはSBCとAACをサポートする。そのほか、Qi規格のワイヤレス充電に対応する。カラーはチタニウムブラック。

さらに、既存製品「Elite 75t」「Elite Active 75t」に無料のファームウェアアップデートが行われ、ノイズキャンセリング機能が追加されることが決定した。スマートフォンアプリ「Sound+」を介してアップデートを適用できる。10月中旬の実施を予定する。

「Elite Active 75t」

無料アップデートでノイズキャンセリングに対応する点において、同社はおそらく世界初と説明する。また、このアップデートを実現できるのは、そもそも高品質なチップセットを用いて75tが開発されていることが理由であるともアピールしている。

なお、適用されるノイズキャンセリング機能は、上述のJabra Advanced ANCではなく、スタンダードなものとなる。ノイズキャンセリング機能の追加以外の仕様に変更はないが、ノイズキャンセリングをオンにしたときだけ、イヤホン単体の再生時間が7.5時間から5.5時間となる。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX