• ブランド
    特設サイト
公開日 2013/10/26 22:30

<ヘッドホン祭>ワイズテック「DR.DAC3」早速登場/真空管サウンド目指したICポータブルアンプ

オヤイデの新リケーブル/エントリージャパン/アコースティックフィールド
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
「秋のヘッドフォン祭 2013」が東京・青山の「スタジアムプレイス青山」で開催されている。本稿ではワイズテック、日本ディックス、アコースティックフィールド、オヤイデ電気、エントリージャパンのブースレポートをお届けする。

ワイズテック

ワイズテックのブースでは、人気のDR.DACシリーズの最新製品「DR.DAC3」が早速登場していた。

DR.DAC3


内部は従来モデルから回路や使用パーツなどを全て刷新。回路は高解像度オペアンプを使用したFDO(Full Differential Output)構成を採用している。アナログバッファーとFOD回路後段に、新日本無線の音響用オペアンプMUSE8920を使用する。

DAC部にはTI社のPCM1794を選定した。ヘッドホンアンプチップセットは同社のTPA6120Aを採用したデュアルヘッドホンアンプ構成としている。ダイナミックレンジは129dB/THD+N:0.0004%。

また、AMI MUSICのDSD対応ヘッドホンアンプ「DS5」も参考出展されていた。価格や発売時期は未定。年内にはアナウンスできれば、とのことだった。

DS5


こちらはDSD対応USB-DAC機能/ヘッドホンアンプ/プリアンプ機能を備えた製品。DSD(5.6MHz/2.8MHz)と最高192kHz/24bitまでの音源再生が可能だ。入力信号は同軸デジタル端子と光デジタル端子を用意。φ6.3mmヘッドホンジャックも備える。また、RCA出力端子も用意している。

AMI MUSICのUSB-DAC「DDH-1」(写真左)も登場していた

同社取り扱いヘッドホン群もずらりと取りそろえる


日本ディックス

日本ディックスは、同社が取り扱う香港Acoustune社のポータブルヘッドホンアンプ「AS1001」を参考出展していた。年明けの発売を予定しており、価格は未定だが「3万円以下くらいになる見込み」(同社説明員)という。

AS1001

「AS1001」は独自回路「CROSS DIFFUSE」と「TUBE 3D」を採用し、ICアンプ使用ながら真空管アンプのようなサウンドを目指しているのが特徴とのこと。

AS1001のフロント部

AS1001の背面部

「CROSS DIFFUSE」は、ある一定の信号処理条件で右再生信号を左再生音へ、左再生信号を右再生音へそれぞれ混在させることで、臨場感や奥行き感、厚みなどの音響効果を生み出せるという。

CROSS DIFFUSEの詳細

TUBE 3Dの詳細

また「TUBE 3D」は「CROSS DIFFUSE」を補完する音響回路。左右の再生音を混在させる際に真空管の波形特性をシミュレートすることで、CROSS DIFFUSEの音響効果を聴き疲れしないよう調整するとのことだ。

入力端子はUSB(typeA)/microUSB/光デジタル/3.5mmステレオミニジャック。出力端子は3.5mmステレオミニジャック。電源はリチウムイオンバッテリー(容量1,200mAH)。アナログおよびデジタル半導体構成を最適化し低消費電力化を実現したことで、約8〜10時間の駆動が可能だという。

外観はアルミニウム。外形寸法は60W×105H×17Dmm、質量130gとなる。



アコースティックフィールド

アコースティックフィールドは、8月から発売している新ポータブルヘッドホンアンプ「HA-11」を展示。こういったイベントで披露するのは今回が初めてとなる。

HA-11

本機は3.5mmステレオミニのアナログ入力とヘッドホン出力を備え、Low/Hiのゲイン切換、バスエンハンスのオン/オフ、Low/Midのエンハンス周波数切替などに対応。駆動には9V電池(006Pタイプ)を2個使用し、並列接続の9Vとして使用するecoモードと、直列接続の18Vとしてより駆動力を高めたevoモードとに切り替えもできる。

音質については同社の「HA-1」(関連ニュース)をベースにしており、より再生帯域を広く、高解像度に、厚み深みも増した音に仕上げたという。

フロントパネル、リアパネル共に3mm厚のアルミプレートで、アルミ削り出しボディを採用。表面にはヘアライン加工も施している。

小型スピーカー「WAON」(写真一番橋)(ペア46,200円)はロングセラーモデル。柔らかい木を使い、キャビネットを響かせる考え方で作られている

信楽焼(写真奥)や沖縄の焼き物(手前)をキャビネットに使ったスピーカーも出展されていた



オヤイデ電気

オヤイデ電気は、来春発売予定のMMCXコネクタ搭載リケーブル「HPC-MX」のモニター販売を行っている。

HPC-MX

こちらは既発売の「HPC-SE」

「HPC-MX」はSHURE“SEシリーズ”専用リケーブル「HPC-SE」(関連ニュース)をベースに、MMCXコネクタ部をリファインしたモデル。コネクタ部にスリットを入れることでバネ性を高め、着脱を繰り返した際の耐久性などを上げたという。また、わずかに突起を作ることで、導通不良を起こしにくいつくりとした。

コネクタ部にスリットを入れることでバネ性を高めた

わずかに突起を作ることで、導通不良を起こしにくいつくりとした

来春発売される正式版では、3.5mmステレオミニプラグ部がブラッシュアップされるとのこと。また今回用意されたイエローとブルーはラインナップされず、ブラック/レッド/シルバーの3種類となる。

そのほか、ヘッドホンアンプ「E12」やハイレゾプレーヤー「X3」なども登場


ZEPHONEの新ケーブル群も登場した

エントリージャパン

エントリージャパンは、コンプライのイヤーチップ「TSシリーズ」などを出展している。こちらは今年6月から発売しており、価格は2,280円(税込)。球形のかたちが特徴で、高域が聞こえやすくなるのが特徴だという。ノズルのかたち別にクリプシュ・SHURE・エティモティックリサーチ等用/ソニー・Ultimate Ears・Jays等用/Beats by dr.Dre等用/Harman Kardan・ゼンハイザー等用の4タイプをラインナップしている。

TSシリーズなど同社製イヤチップを出展

またイヤホンの装着性をアップさせる「SoftWraps」も登場していた。こちらはコンプライフォーム素材をバンド状にしたもの。元々補聴器用に製造・販売していたが、カスタムイヤホンなどに巻き付けて使用することで、耳とイヤホンの隙間をぴったり埋められるという。オーディオショップや量販店などでの取り扱いはまだないが、同社オンラインショップで購入できるとのこと。10ピースで税込1,050円となる。

イヤホンの装着性をアップさせる「SoftWraps」

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Apple Musicも聴ける高コスパ ネットワークプレーヤーeversolo「DMP-A8」。音質と使いこなしを徹底検証
2 Amazon Prime Videoの人気8チャンネルが2ヶ月間99円に!GW期間中キャンペーン
3 「キャリブレーション」で4Kテレビの真価を引き出す!有機ELと液晶モデルで実践してみた結果
4 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信
5 オスカー受賞『ゴジラ-1.0』4K UHDをフラゲ!特典盛りだくさんのパッケージ開封の儀
6 Beats、ブランド史上最小の完全ワイヤレス「Solo Buds」。ケースにバッテリー非搭載
7 ソニー、4スピーカーで立体音響を実現するシアターシステム「HT-A9M2」。新スピーカーで高音質化
8 コンパクトでハイコスパ、そして音が良い! Kanto Audio「YU2」がデスクでのスピーカー再生を楽しくする
9 明るく低遅延な4Kプロジェクター「X300G」がゲームプレイに最適!映像モードもゲームジャンルに最適化
10 クリプトン、内部配線材と吸音材を強化したピアノ仕上げ・密閉型スピーカー「KX-0.5P II」。バイワイヤリングも対応
5/1 11:17 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー192号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.192
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX