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公開日 2011/05/09 11:41

<ヘッドホン祭>デノンのコンパクトなDJヘッドホン/カナルワークス バランス対応フルカスタムイヤホン

バイノーラル録音を実感できる試聴デモも
ファイル・ウェブ編集部
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5月7日に開催されたフジヤエービック主催のイベント「春のヘッドホン祭2011」。本項ではデノン、カナルワークス、バイオスケール、テイクティ、サザン音響のブースレポートをお届けする。

デノン

今回D&Mホールディングスとしてイベントに出展するデノンでは、「デノンとマランツのヘッドホンを聴き比べることができる場」としてブースを展開していた。デノンの「AH-D5000」や「AH-D2000」などのモデルと、マランツが取り扱うB&Wのヘッドホン「P5」をフィーチャーし、試聴デモを行っていた。


デノンブースの様子
また、新製品であるデノンのDJヘッドホン「DN-HP500」のホワイトモデル「DN-HP500S」を初公開。DN-HP500は「DJ以外のユーザーにも使いやすいヘッドホン」であることを意識したコンパクトデザインとしている。他のカラバリはブラックモデルが既に発売されている。今回公開されたホワイトモデルは6月中旬発売を予定しており、価格はオープンで、同社説明員によれば「ブラックモデルと同じくらいの市場価格を予想している」とのこと。

DN-HP500S

折りたたみも可能

今回のホワイトモデルでは、ブラックモデルでカールタイプだったコードを1.2mのストレートタイプに変更。端子は3.5mmステレオミニで、iPhoneなど専用カバーを取り付けたスマートフォンにも装着しやすい設計が採用されている。そのほかは従来と同一の仕様を備えており、形式は40mmのネオジウムマグネットドライバーを搭載する密閉ダイナミック型。再生周波数帯域は15Hz〜28kHzでインピーダンスは48Ω。質量は約150gとなる。

iPhoneとも接続しやすいコネクタ形状

カナルワークス

カナルワークスは、バランス対応のフルカスタムイヤホン“CW-L”シリーズの新モデルとして、シングルドライバーの「CW-L11」/3ウェイ4ドライバーの「CW-L31」を大きく訴求。それぞれ通常価格は耳型採取費用込みで50,800円/85,800円だが、今回はイベント会場限定で5,000円OFFの特価販売を実施した。当日の耳型採取も受け付けており、ブース内は申し込みを行う来場者で賑わった。


フルカスタムイヤホン“CW-L”シリーズ

Albireo CWEdition
また、個人開発でヘッドホンアンプを製作しているoort-cloudより、カナルワークスのイヤホンに合わせてチューニングを施した特別仕様のヘッドホンアンプ「Albireo CWEdition」も併せて出展された。6ピンのコネクタを使用したポータブルバランスアンプで、サイズは96W×57H×18Dmm、質量は約180g。単4電池×4本で約20時間の駆動が可能としている。通常価格は63,500円。なお、本イベントでは“CW-L”シリーズとセットで合計10,000円OFFとなる会場限定のセット価格で購入を受け付けていた。

“CW-L”シリーズとAlbireo CWEditionのセットで合計10,000円OFFとなる会場限定のセット価格で購入を受け付けていた

バイオスケール

バイオスケールのブースでは、6月中旬〜下旬発売予定のポータブルヘッドホンアンプ“Bispa”「BSP-PHPA-03R」の実機が公開された。価格は25,000円前後となる見込み。


BSP-PHPA-03R
本機はインピーダンスの低い小型ヘッドホンにも対応させる為に、ゲイン切替を設けている。ゲインコントロールを行う利得段と駆動力を強化するバッファ段には、ナショナルセミコンダクタ社製のオーディオ用オペアンプを採用。また、nichicon社の最新オーディオ用コンデンサー「KTシリーズ」や、Bispaオリジナルの金属皮膜抵抗「LGMFS」シリーズなど、こだわりの内部パーツをふんだんに搭載している。


BSP-PHPA-03Rの内部
サイズは107W×28H×69Dmm。入出力端子は3.5mmステレオミニで、入力インピーダンスは約10kΩ。単4電池×4本で20時間以上駆動する事が可能としている。

テイクティ

テイクティは、ヘッドホン/イヤホンと併用するポータブルトゥイーター「TAKET-BPP」(関連ニュース)の試聴デモを実施した。


TAKET-BPP

TAKET-BPPの開発の元となったTAKET-H2
本機を使用することで、微小な音の成分を“顔の皮膚”を通して聴くことができるというもの。二股のコネクタとセットになっており、ポータブルプレーヤーに装着したコネクタに本機とヘッドホンを接続して使用する。会場では、本機の開発の元となったヘッドホン「TAKET-H2」も展示された。

サザン音響

サザン音響は、5月6日に発表されたダミーヘッドマイク“SAMREC(サムレック)”「Type2500S(関連ニュース)」の実機を展示。バイノーラル録音の臨場感を体験できる試聴コーナーを設けていた。


Type2500S

Type2560/2561
また、エルゴノミクス形状のイヤーモデル「Type2560/2561」も併せて用意された。

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