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須山歯研のカスタムイヤモニ

<ヘッドホン祭>TDK Life on Recordの折り畳みポータブルヘッドホン/audinstのヘッドホンアンプ「AMP-HP」

公開日 2011/05/09 10:52 ファイル・ウェブ編集部
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5月7日、東京・青山で開催されたフジヤエービック主催のヘッドホンイベント「春のヘッドホン祭2011」。本項では、イメーション、ワイズテック、オーロラサウンド、須山歯研、セカンドスタッフ、CECのレポートをお届けする。

イメーション

イメーションは、“TDK Life on Record”ブランドの新しいヘッドホン「TH-ST700」の試作機を初公開した。7〜8月ごろの発売を見込んでいるモデルで、価格は15,000円前後を予定しているという。


「TH-ST700」の試作機
これまでオーバーヘッドタイプのヘッドホンは、イコライジング機能付きの「TH-ST800(関連ニュース)」を商品化してきた同社だが、本機はイコライジング機能を省略したスタンダードタイプのヘッドホン。周波数特性は20Hz〜20kHz、インピーダンスは32Ωのスペックを備え、本体をコンパクトに折りたたむこともできる。


折りたたむこともできるポータブルタイプ
なお、本体のコードは約80cmと短めに設計されており、延長コードが別途付属するかたちとなる。同社説明員によれば、「今後はコントローラーなどのモジュールも展開していきたいと考えており、そのような製品を別途取り付けてもコードが長くなりすぎないよう、本体付属コードは短い設計にした」という。

また、屋外でのスポーツ用途を意識したイヤホン“CLEF-A Reverse Sound”(クレフエー・リバースサウンド)「TH-SB23YG(関連ニュース)」も、現行のイエローのほかにブラックやピンクなどをあしらった試作品を参考展示した。本イベントで得られた来場者の声を参考に、新たなカラバリを展開する考えだという。


TH-SB23YGとカラバリ試作機

XAプレミアムシリーズも展示された
そのほか、ブースには5月発売予定の“XAプレミアムシリーズ(関連ニュース)”のスピーカー3モデルも展示され、来場者の注目を集めていた。

ワイズテック/オーロラサウンド

ワイズテックとオーロラサウンドは同じスペース内でブースを展開。ワイズテックは同社が取り扱うaudinstブランドのポータブルヘッドホンアンプ新機種「AMP-HP」を初公開した。6月15日発売を予定しており、価格は19,800円を予定している。


AMP-HP
内部構造はAnalogDevices社「AD8397」や、新日本無線「MUSES8820」などの高品位なオペアンプに、WIMA/LowESR/Tantalなどの高性能コンデンサーを搭載。また、800mAhのニッケル水素バッテリーを内蔵しており、付属の充電アダプターを使用した充電約2時間で約10時間の駆動が可能。高効率/超低ノイズ用電源回路の搭載により、バッテリーが完全消費されるまで±5Vの電圧を安定的にオペアンプに供給できるとしている。


AMP-HPの端子部
入出力端子は3.5mmステレオニミで、推奨ヘッドホンインピーダンスは16〜300Ω。本体にはiPod用ケーブルを付属する。質量は134g(充電池含む)。

オーロラサウンドは、安定化電源キット「音松」の試聴デモのほか、本イベント限定となるM2TECH社のUSB-DDC「hiFace Professional」のホワイトモデルを公開していた。

安定化電源キット「音松」

M2TECH社のUSB-DDC「hiFace Professional」の限定ホワイトバージョンも

須山歯研

須山歯研は、イベント当日より受注を開始したカスタムモニターイヤホン「FitEar MH334」を公開した。バランスドアーマチュア型の3ウェイ・4ドライバータイプで、価格は147,000円(税込・耳型採取費別)となる。


FitEar MH334
山下達郎や竹内まりや、福山雅治などのアーティストから支持を集めるマスタリングエンジニア 原田光晴氏を設計アドバイザーに迎えて開発され、マスタリングスタジオのラージモニターをリファレンスとした音作りにこだわっている。

元々、補聴器の製造を行っていた同社がカスタムモニターイヤホンの受注を開始したのは7年ほど前からだという。着脱式となる本機のコード部分には、補聴器に使用する規定のピン形状を応用している。そのほか、本体には専用PELICANハードケースと、ソフトケース、クリーニングブラシが付属する。

FitEar MH334の専用ケース

着脱式となる本機のコード部分には、補聴器に使用する規定のピン形状を応用

セカンドスタッフ

セカンドスタッフは、同社が取り扱うGRACE designやBLOSSOMなどのブランド製品を一挙に展示。BLOSSOMのヘッドホンアンプ「BLO-0299」「BLO-0169」や、ケーブルなどのアクセサリーのほか、GRACE designの最新ヘッドホンアンプ「m903」をメインに試聴デモを行った。


BLOSSOMのヘッドホンアンプ各種

BLOSSOMのケーブル
同社説明員によれば、サンプルレート192kHzまで対応する最新のDACを搭載しブラッシュアップしたm903を目当てに、従来モデル「m902」のユーザーがブースに多く訪れたという。会場では特別にm903の筐体内部も公開されていた。

内部が見える特別仕様のm903を展示

CEC

CECは、XLR端子仕様のフルバランス型ヘッドホンに対応するヘッドホンアンプ「HD53N」を用意。


ヘッドホンアンプHD53Nと、CDプレーヤーTL53Z

CECブースの様子
独自のベルトドライブ・メカニズムを採用したトップ・ローディング方式のCDプレーヤー「TL53Z」や、バーブラウン製「PCM1796」を搭載するDAコンバーター「DA53N」などとの組み合わせで試聴デモを行った。

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