公開日 2026/06/26 13:03

オルトフォン、“MC Xシリーズ”最上位カートリッジ「MC X50」。ブランド初の無垢マイクロリッジ針を採用

交換針ユニットも用意
編集部:原田郁未
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オルトフォンジャパンは、MCカートリッジ“MC Xシリーズ”のフラグシップモデル「MC X50」を発売する。価格は297,000円(税込)。交換針ユニットは207,900円(税込)。

MC X50

同ブランド初となる無垢マイクロリッジ・スタイラスを採用。細く長いラインコンタクト形状によりレコードの音溝へ高精度に追従し、高域の伸びや内周部での歪みを低減するとという。加えてボロンカンチレバーや専用ダンパー、新開発の磁気回路などを組み合わせることで、シリーズ最高峰のトレース性能と自然な音楽再生を追求したモデルとなる。

MC Xシリーズは、2025年から同社が展開している新世代のMCカートリッジ。従来のMC10・20・30シリーズを全面刷新し、磁気回路やダンパー、フレーム、ボディデザインまで新設計を採用することで、プレミアムMCカートリッジの新たな基準を目指している。ラインナップは「MC X10」「MC X20」「MC X30」「MC X40」および本機「MC X50」の5モデルで、MC X50はその最上位モデルに位置付けられる。

設置イメージ

カンチレバーにはボロン素材を採用。マイクロリッジ針が拾い上げた微細な振動を高精度に発電部へ伝達し、音の立ち上がりやディテール表現を向上させる。また、専用開発のダンパーゴムを組み合わせることで、針先の動きを支えながら不要振動を抑制するという。高い解像度と、長時間のリスニングでも聴き疲れしにくい自然なサウンドバランスを両立したとしている。

カンチレバーにはボロン素材を採用

本体骨格には、ステンレス粉末を金型で成形後に焼結して固める“MIM(Metal Injection Molding)”技術によるステンレス一体型フレームを採用。トッププレートにはハニカム構造のリブを設け、高剛性と軽量化を両立した。

ステンレスの高い制振性により不要振動を抑え、定位や音場表現の向上を図る一方、本体質量は8.6gに抑えることで幅広いトーンアームとの組み合わせに対応するよう配慮。シリーズ共通仕様としてPVD表面処理も施し、外観品質と耐久性にも配慮した。

 ハニカム構造を採用したトッププレート

磁気回路もMC Xシリーズ専用に新開発。リアヨークと一体化したポールシリンダー構造を採用することで磁束分布を均一化し、小型・軽量化を実現した。組立精度の向上により優れたチャンネルバランスと安定したステレオイメージを実現し、演奏者の定位や空間表現をより明瞭に再現するとしている。

発電コイルにはシリーズ共通で高純度銀線を採用。微小な音楽信号を高精度に伝送し、繊細なニュアンスからダイナミックな表現まで豊かに再現するという。また、軽量設計の十字型アーマチュアを組み合わせることで、高域まで優れた応答性とスピード感を実現した。

外観は、上位シリーズ「MC Cadenza」や「MC Jubilee」のデザイン思想を継承。トッププレートから針先に向かって絞り込まれたブラックボディを採用し、針先側の実効質量を低減することで重量バランスを最適化した。

主な仕様は、出力電圧が0.4mV、チャンネルバランスが0.5dB、チャンネルセパレーションが28dB、周波数特性が20Hz - 20kHz(±1dB)、水平コンプライアンスが14μm/mN。スタイラスはNude Micro Ridge、スタイラスチップ半径はr/R 2.5/75μm、適正針圧は2.0g、コイル線材は高純度銀、内部インピーダンスは6Ω、推奨負荷インピーダンスは50Ω以上となる。

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