公開日 2014/09/24 10:00

【TIAS】フォステクス、高CPな新ブックシェルフ「GR160」/CHORDはフラグシップシステムを訴求

新スピーカー「G1003MG」も参考出展/Hugoの活用提案も
ファイル・ウェブ編集部
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23日より開幕した「2014 東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS 2014)」。東京・有楽町の国際フォーラムにて25日まで開催されている。本稿ではフォステクスとタイムロードのブースについてお伝えしよう。

フォステクス


フォステクスのブース。新ブックシェルフスピーカー「GR160」などを聴くことができる。
フォステクスブースで注目なのは、11月発売予定の新ブックシェルフスピーカー「GR160」だ。本製品は2ウェイバスレフ型のスピーカー。上位機でも採用されている直径20mmピュアマグネシウムトゥイーターを搭載しつつ、34,500円(1台/税抜)という価格を実現したのが大きな特徴だ。同社は非常にコストパフォーマンスが高いモデルだとアピールしている。


GR160。バスレフポートは背面ではなく本体下に用意。また専用のベースボードも付属する。インシュレーターは発売までに形状が変わる可能性があるとのこと。
開発テーマは「体に感じる低音」。低域再生用に、HR形状の2層抄紙振動板ウーファーを新開発。直径は16mmで、これは同社2ウェイスピーカーシステムとしては最大口径だという。

GR160に搭載されたユニット

小さなスピーカーを選ぶユーザーはそもそも置き場所に制限がある…という考えから、専用のベースボードも付属。金属製インシュレーターも付属している。

周波数特性は50Hz〜35kHz(-10dB)で、インピーダンスは8Ω。外形寸法は228W×390H×272Dmm、質量は約8.6kgとなる。

また、フロアスタンドスピーカー「G1003MG」も参考出展されていた。こちらは年内の発売を予定。価格は未定だが、G2000A(税抜680,000円)の半額程度を目指すという。日本の住居環境にもマッチするスリムな外観。トゥイーター/ミッドレンジ/ウーファー全てにマグネシウム振動板を使ったユニットを搭載するのが大きな特徴となっている。

フロアスタンドスピーカー「G1003MG」も参考出展。全ユニットにマグネシウム振動板を使用している。

また、DSD再生対応の32bitDAC搭載ヘッドホンアンプ「HP-A8」の上位モデルとなるヘッドホンアンプを開発中であることも明らかになった。詳細はまだ明かせないとのことだが、今後の発表を楽しみに待ちたい。

新たな上位ヘッドホンアンプも開発中とのこと。今回はまだ展示されておらず、現行人気モデル「HP-A8」と同社上位ヘッドホンを組み合わせたスタイルをアピールしていた。


タイムロード

タイムロードブースでは、CHORDのDSD対応ポータブルヘッドホンアンプ「Hugo」を使った4種類のスタイル提案を実施。また、CHORDブランドのリファレンスシステムも訴求していた。

Hugoは非常にコンパクトな外観ながら最大5.6MHzのDSDおよび最大384kHz/32bitのPCM信号に対応するUSB-DACを内蔵。さらにBluetooth(含aptX)にも対応している。さらに、エンジニアであるロバート・ワッツ氏の設計による、カスタマイズされた独自のアルゴリズムを組み込んだ第6世代のFPGAを搭載し、汎用のDACチップよりも高精度かつ低ノイズなDA変換を実現できるのが強みであるという(製品の詳細はこちら)。

CHORD「Hugo」

ブースで聴けるのは、まずPCをソースにヘッドホンで試聴するホームユーススタイル。そして、ポータブルヘッドホンアンプ&ヘッドホンと組み合わせたアウトドアスタイル。

PCをソースにヘッドホンで試聴するホームユーススタイル。

ポータブルヘッドホンアンプ&ヘッドホンと組み合わせたアウトドアスタイル。

そして、アクティブスピーカーと組み合わせてプリアンプとして使用したり、パッシブスピーカーと組み合わせてプリメインアンプとして使用するスタイルも訴求されていた。

アクティブスピーカーと組み合わせてプリアンプとして使用するスタイル。Hugoの高性能なボリューム機能が発揮される。

パッシブスピーカーと組み合わせてプリメインアンプとして使用するスタイル。バッテリーを内蔵するHugoの利点を活かし、電源を一切使用しないシステムを構築することができる。

そして、CHORDのフラグシップ群を用意。CDプレーヤー「RedReferenceMk3」、ネットワークプレーヤー「DSX1000」、プリアンプ「CPA5000」、モノパワーアンプ「SPM6000Mk2」、そしてHugoを使い、ピュアオーディオはもちろんネットワークオーディオでもCHORDサウンドをアピールした。

CHORDのフラグシップ群によるシステムも紹介。

上からCDプレーヤー「RedReferenceMk3」、ネットワークプレーヤー「DSX1000」、プリアンプ「CPA5000」


こちらはモノパワーアンプ「SPM6000Mk2」

ネットワークプレーヤー「CodeX」やCDトランスポーター「CODA」なども展示されていた。

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