公開日 2008/05/22 09:48

ヤマハ、プリメイン「A-S1000」&SACDプレーヤー「CD-S1000」を発売

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ヤマハ(株)は、プリメインアンプ「A-S1000」とSACD/CDプレーヤー「CD-S1000」を6月下旬に発売する。価格は下記の通り。

・プリメインアンプ A-S1000 155,400円(税込)
・SACD/CDプレーヤー CD-S1000 133,350円(税込)


プリメインアンプ「A-S1000」

SACDプレーヤー「CD-S1000」
本製品はヤマハが本格的にオーディオシステムに取り組み好評を得た「A-S2000」(製品データベース)「CD-S2000」(製品データベース)の流れを汲む製品。上位モデルS2000シリーズとの最大の違いはバランス伝送に対応しない点。XLR端子を非搭載とすることでコストダウンを図った。その他の基本設計はS2000を踏襲している。カラーは両製品ともシルバーのみ。


プリメインアンプ「A-S1000」(上)とSACDプレーヤー「CD-S1000」(下)。外観はシルバーヘアラインのフロントパネルにサイドウッドを組み合わせたつくりでS2000シリーズを踏襲

Soavo2との組み合わせ

左が「A-S1000」のリモコン。右が「CD-S1000」のリモコン。S2000シリーズと同じものを採用している
両製品の音質の傾向について同社担当者は「S1000シリーズは中域から中低域にかけて厚みがでるようにチューニングを施した。またS2000シリーズと比べて高域がややまろやかな印象になる。くつろいで音楽を楽しみたい方に向く」という。

■プリメインアンプ「A-S1000」


A-S1000

A-S1000の背面部
A-S2000に引き続き、同社独自の増幅方式「フローティング&バランス・パワーアンプ」を採用。出力段の+側と−側に同一極性の出力素子を採用するとともに、NFBや電源供給も左右チャンネルそれぞれの+側と−側を完全独立させることで、出力段におけるスピーカードライブの完全対称化を実現している。


A-S1000の内部の様子。ヘッドフォンアンプをディスクリートからOPアンプに変更した
電源部は独立した4回路構成で、グラウンドから完全にフローティングされた計4基の大容量パワーサプライを搭載する。またコントロールアンプなどの小電力回路には電流変化に伴う音質劣化を防ぐ12基のシャント方式ローカルレギュレーターを採用。クリーンで安定した電流供給を実現する。

ボリューム、バス、トレブルの各コントロール部にはデジタルボリューム素子を3連パラレル駆動し、アナログ式ロータリー・ポテンショメーターで操作するという3連パラレル方式のトーンコントロールを採用。素子そのものが持つ音質劣化要素を取り除くことで歪みやノイズを抑え、高音質を実現するという。

■SACD/CDプレーヤー「CD-S1000」


CD-S1000

CD-S1000の背面部
DAコンバーターを+側、−側に各1基搭載し、SN比を向上させた。微小信号の再現性を高め音楽のニュアンスを描き出すことに注力したという。


CD-S1000の内部の様子。電源トランスを2基から1基に変更した
電源トランスは「CD-S2000」では2基搭載していたが、本機は1基搭載する。オーディオ回路、デジタル回路、ドライブメカニズム、ディスプレイの4パートを巻線から独立させたセパレート・パワーサプライで、ステージ間の相互干渉を防ぎ音質劣化を防ぐ設計となっている。

さらにオーディオ回路には左右独立のシャント方式ローカルレギュレーターを採用し、電源供給の安定化を図っている。

メカニズム部には、S2000と同様の高剛性サイレントローダーを採用。CDドライブ部にはブラシレス・スピンドルモーターなどを投入し、ディスクに記録された音楽信号を最大限に引き出すという。

その他、デジタル出力回路を停止させアナログ音声出力の品位を優先するピュアダイレクトモードを引き続き搭載している。

【問い合わせ先】
ヤマハ(株)AVお客様ご相談センター
TEL/0570-01-1808

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックを見る
  • ブランドYAMAHA
  • 型番A-S1000
  • 発売日2008年6月下旬
  • 価格¥155,400(税込)
【SPEC】●定格出力(20Hz〜20kHz、0.02%THD):90W+90W/8Ω、140W+140W/4Ω ●実用最大出力(JEITA):115W+115W/8Ω、190W+190W/4Ω ●音声入力:5系統(フォノ〔MM/MC〕1) ●音声出力:2系統(プリアウト1、レックアウト1) ●消費電力:220W ●外形寸法:435W×137H×465Dmm ●質量:22.0kg
  • ブランドYAMAHA
  • 型番CD-S1000
  • 発売日2008年6月下旬
  • 価格¥133,350(税込)
【SPEC】●再生メディア:音楽用SACD、CD、CD-R/RW(MP3、WMA再生可) ●周波数特性:2Hz〜50kHz(SACD)、2Hz〜20kHz(CD) ●高調波歪率:0.002%以下(SACD、CD) ●ダイナミックレンジ:105dB以上(SACD)、100dB以上(CD) ●SN比(JEITA):113dB以上(SACD、CD) ●音声出力端子:デジタル光×1、同軸デジタル×1、アナログRCA×1 ●消費電力:25W ●外形寸法:435W×137H×440Dmm ●質量:15.0kg
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX