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2019年02月16日
[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域:第225回

ウォークマン「A50」一強体制に終止符? FiiO新エントリーDAP「M6」の総合力を検証!

高橋 敦

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遂にA50に匹敵する“総合力”のエントリーDAPが登場!

ここ数年、本当にエントリーと言える価格帯のDAPにおいては、ぶっちゃけウォークマン「Axx」シリーズの完成度が圧倒的すぎた。例えば「極端に小さい!」SHANLING M0のように、尖った個性の一点勝負でなら勝てる製品もあるが、スタンダードなDAPとしての総合力で現行「NW-A50」シリーズに対抗できる製品は存在しなかったのだ。

……そう、先月までは! 1月末に発売されたFiiO「M6」は、絶対王者A50と全くの同価格帯で真っ向から勝負できる、A50と互角の総合力を備えている!

こんな感じで……

おおよそカードサイズ!

しかし、いきなり「互角の総合力!」とか言われても「総合力とは?」といった感じだろう。ということでまずは「総合力」の内容、その互角っぷりの概要を比較一覧表でお伝えする。


各モデルの塗りつぶしで目立たせてある項目は、そちらの製品の方が「明らかに優れている」と判断できる部分。塗りつぶしていないその他は「互角」であったり、「その項目自体がDAP選びの判断基準としてさほど重要ではない」という部分だ。

優位点と判断した項目の数は
A55:4/25
M6 :4/25
と完全に並んだ。もちろん各自の判断基準ごとに多少のブレは出るだろうが、それにしても、どちらかが圧勝という判断になる方は多くないだろう。

A50一強という状況は、今この瞬間だけを見ればA50の完成度が本当に高いので、別にそれで不便も不満もない。しかし長い目で見ると、同タイプ同価格帯のライバルが存在した方が、Axxシリーズの今後の進化に向けても良い刺激となってくれるはずだ。

そしてそんな偉そうな上から目線はさておき、オーディオファン目線として「一択」という状況では得られない、選ぶ楽しみ迷う楽しみが生まれてくるのは嬉しい。

というわけで今回は、このFiiO M6をプッシュ!同時に、ガチ比較できる製品の登場によってA50の特長もより明快に見えてくることだろう。

今回は主役ではないけれどこのジャンルを語るに欠かせないA50シリーズ

現在の“スタンダードなエントリー”の基準を満たす優秀モデル

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