公開日 2020/02/12 06:30

白熱電球、実は点滅しているって知ってた?

【連載】ガジェットTIPS
海上忍
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近頃は長寿命のLEDに置き換えられつつある「白熱電球」ですが、独特な柔らかい発色には定評があるところ。蛍光灯のようなチラつきはなく、目に優しい感じがします。けれど、その白熱電球が実はチラついていること、ご存知ですか?

白熱電球は、フィラメントに電気を通すことで発熱します。直流・交流どちらでも使用できますが、交流で利用すると50Hzの東日本では1秒間に100回、60Hzの西日本では1秒間に120回点滅することになり、チラつき(フリッカー)と無縁ではありません。フィラメントには電流が途切れても少しの間発光し続ける特性があるため、チラつきを感じにくいだけのことです。

白熱電球が実はチラついていること、ご存知ですか?

その証明は、スマートフォンのカメラ機能で確認できます。近頃発売された端末であれば、スローモーションビデオ撮影機能が搭載されていますから、そのモードを有効にして白熱電球を撮影してみましょう。1秒あたりのコマ数を240枚(240fps)に設定すれば、東日本・西日本のどちらで撮影しても、一定間隔でチラつく白熱電球を撮影できるはずです。

フリッカーが発生するのは白熱電球だけではありません。蛍光灯やLED電球、あるいはLEDをバックパネルに採用している液晶ディスプレイにもフリッカーは存在します。なんだか最近目が疲れる、肩こりが激しいという場合には、スマートフォンのカメラでスローモーション撮影してフリッカーの有無を確認してみては?

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