【連載】ガジェットTIPS

iOS13.1からiPhoneでも使えるようになった“古くて新しい” 便利機能とは?

海上忍
2020年01月28日
「NFCタグ」をご存知ですか? 2 - 3センチほどの薄いシールで、絆創膏や肩などに貼る磁気治療器を連想してしまう外観ですが、よく見ると表面にはアンテナとおぼしきパターンが印刷されています。誘導磁界によって電力を受け取るため電池/バッテリーは必要なく、適当な場所に貼るだけで動作します。

サンワサプライのNFCタグ「MM-NFCT」

裏面

NFCタグ自体は目新しいものではなく、2010年代前半には売り出されています。一般消費者向けには、NFC対応スマートフォンで読み取るためのアクセサリーとして売り出され、販売量的には多くないものの根強いニーズがあります。いくつか種類がありますが、市販のNFCタグはISO/IEC 14443規格に対応した近接型/電磁誘導タイプがほとんどで、数百バイトほどのメモリを搭載しています。

もっともシンプルなNFCタグの用途は「トリガー」です。スマートフォンをNFCタグにかざし、存在を確認できれば事前に設定しておいた処理を行うというもので、アプリの起動やアラーム開始/停止、音楽の再生などをスピーディーに実行できます。工夫次第では、家電製品の電源オン/オフや特定機能の実行にも使えます。

トリガーとして、近づけることでBluetoothのオンオフなども行えます

メモリーへの書き込みに対応したNFCタグの場合、活用の幅は一気に広がります。専用アプリが必要になるものの、メールアドレスやURLを書き込んでおき、不特定多数に読み取らせるなどの使いかたが可能になります。

これまで長らくAndroid端末でしかサポートされていなかったNFCタグですが、iPhoneでの整備が進み、iPhone XS/iOS 13.1以降の機種では標準装備の「ショートカット」アプリで連携処理できるようになりました。工夫次第で便利に使えますから、いちど試してみては?

関連記事