ハイブリッド型イヤホンの匠、THIEAUDIOの「Hype 4 MKII」は絶妙な艶感がある会心作!
4ウェイ6ドライバー構成、THIEAUDIOの新技術を詰め込んだ意欲作
中国深圳の実力派ブランド、THIEAUDIO(セー・オーディオ)。有線イヤホンのHypeシリーズは同社が誇る最先端の音響技術を惜しみなく盛り込んだスタンダードモデルだ。2026年の新作「Hype 4 MKII」は、ドライバー構成を含めて、音響設計、筐体構造、ケーブルなど、 従来モデルから全面的に刷新された意欲作となっている。
ドライバー口径は10mmから8mmコンポジットダイアフラム・ダイナミック型ドライバーへと幾分口径サイズが小さくなったが、2基のドライバーを空圧制御型音響チャンバーに収めたアイソバリック方式であり、限られた狭い筐体内部でも2倍近いパワフルな量感と歪みの少ない低音を供給できる。出力は約9dBに設定し、150Hzでシャープにカットされることで量感を保ちつつも引き締まった低域再生を実現したという。
チューニングに関してはスタジオモニター的な正確さと、音楽を楽しく聴ける心地よさの両立を目指した調整としているそうで、前述のように力強い低域と、400Hz付近に緩やかなふくらみを設けることで、ナチュラルな温かみを持たせた中域、そして高域は余韻の収束を僅かに遅らせ、ディテール表現と余裕ある音場感を確保して、刺さりや疲労感を抑えたバランスを実現させたとのことだ。

ボディはソリッドアルミブロックをCNC切削で加工した重量感のあるもの。フェイスプレート側はフラットに削り出し、虹彩色を放つ表面加工とランダムに囲った仕切りの組み合わせで、螺鈿細工やステンドグラスを彷彿とさせる仕上げとしている。
ケーブルは6N-OFCと銀メッキリッツ導体を用いた4芯構造で、プレーヤー側のプラグはモジュラー方式(ノンロック構造)を採用。3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスを抜き差しで簡単に切り替えられる。

絶妙な艶感もある、全帯域均整の取れたサウンド
Astell&KernのSP3000とバランス接続で試聴した。全帯域でバランスの取れたサウンドながら、 ただ硬質な方向性ではなく、音楽的に楽しめる、絶妙な艶感も兼ね備えている。オーケストラも管弦楽器の潤いよく爽やかなハーモニーを聴かせ、解像度の高さと緻密で豊かな響きを両立。 太鼓のアタックのニュアンスも生々しく、厚みと引き締めのバランスが絶妙だ。
そして特に驚くのが空間表現力だ。イヤホンとは思えない上方向や奥行きの広がりを実感できる。特にDSD音源では、シームレスな空間性をリアルに再現する。ボーカルは口元の動きを鮮明に捉え、リヴァーブの深い余韻もクリアに描いている。ピアノやシンバルの響きの透明感、 リズム隊の艶やかなアタック感も耳馴染みがいい。楽器との距離感も自然に感じられ、スムーズでストレスなく楽しめる。 なお、VGP2026 SUMMERで 「Hype 4 MKII」は部門金賞も獲得している。
SPEC
ハイブリッド型イヤホン
THIEAUDIO「Hype 4 MKII」
¥66,000(税込)


SPEC ●型式:ハイブリッド型 ●ドライバー構成:8mmコンポジット振動板ダイナミックドライバー×2基(低音域)+Knowles製RABバランスドアーマチュアドライバー×2基(低中音域)+Knowles製ED-33465バランスドアーマチュアドライバー×1基(中高音域)+Knowles製RAD-33518バランスドアーマチュアドライバー×1基( 超高音域) ● 再生周波数特性:5〜22,000Hz ●インピーダンス:18Ω ●付属品:交換用プラグ2種(3.5mm/4.4mm)、イヤーチップ(シリコン3種、フォーム3種)、クリーニングクロス、キャリーケースほか
(提供:ナイコム)




































