PR 公開日 2026/05/15 06:30

eversolo「T8」は、多機能&高コスパのネットワークトランスポート!軽快かつ爽快なサウンドが持ち味

DAコンバーター「DAC-Z10」とIIS接続

オーディオ機器に「コスパが良い」という言葉は使いたくないが、思わずそう言ってしまいそうになるのが、eversolo(エバーソロ)のストリーミング対応デジタルトランスポート「T8」だ。30万円弱という価格は、絶対的には高額だが、現在オーディオファイルが求める機能を、ほぼ全て満たしているのだ。

eversolo ネットワークトランスポート「T8」(上)とDAコンバーター「DAC-Z10」(下)

SFPポートやIIS出力など最先端の仕様を追求

「DMP-A10」(825,000円/税込)を筆頭に、一体型のデジタルファイルプレーヤーを占めるeversoloのラインナップにおいて、「T8」は初のトランスポートとなる。

eversolo「T8」(297,000円/税込)。奥行き230mmとコンパクトで設置性も良い

確かに一体型機にはスペースファクターのメリットがある。だが、セパレート機には電源部をはじめ回路を物理的にセパレートすることの音質面における効果も期待できるほか、他社を含めた組み合わせの自由度がある。何より、将来的に新サービスや新フォーマットの登場など機能要件が増えた際に、その部分だけ新型機にすればよいという、将来のコストメリットも見逃せない。

T8のサイズは315W×88H×230Dmmとコンパクト。フロントパネルには6型の液晶タッチパネルが設けられており、アートワーク表示のみならず、スマートフォンやタブレットなどを別途用意しなくても、ほぼほぼ操作可能だ。

リアパネルを見て驚いた。LAN入力はRJ-45のほかSFPまで用意しているではないか。昨今話題のオプティカルファイバーケーブルによる光アイソレートなどが愉しめる。

T8の背面端子。RJ-45のほかSFPポートも搭載。USB Type-A端子を3系統搭載するが、DACに接続するのは「ISOLATION」と記載されたAUDIO OUT端子を使用する(他は外付けHDD等に使用)。またIISの出力端子を搭載することも特徴

出力も同軸/光デジタル、AES/EBUに加え、最大768kHz/24bit PCMとDSD512までの出力に対応するUSB出力のほか、HDMI端子を使ったIIS端子を用意している。IIS端子は8つの出力モードに対応しており、HDMIを用いた他社IISとも接続ができる可能性を秘めている。

AKMのDAC搭載、多彩なデジタルフィルターで音質も追い込める

今回組み合わせた「DAC-Z10」は現在同社がラインナップする唯一のDAコンバーター。内部はデジタル領域とアナログ領域を完全に分離されており、回路構成も電源部は左右チャンネル独立に加え、システム用と3基のトロイダルコアトランスと、価格からは考えられない充実した内容を誇る。

eversolo唯一のDAコンバーター「DAC-Z10」(385,000円/税込)

「DAC-Z10」の背面端子。T8と接続できるようにIIS端子を搭載するほか、USBはType-Bにて音声信号を受け取る。またアナログイン/アウトも搭載しておりプリアンプ的にも使用できる

DA変換には左右チャンネルそれぞれにAK4191とAK4499のDACを2組用いており、6種類のデジタルフィルターの設定も変更可能だ。クロック生成はOCXO温度制御水晶発振器とPLL(位相同期回路)を統合したもので、外部リファレンスクロック入力にも対応している。こちらもフロントパネルの液晶ディスプレイで設定が可能だ。

デジタル入力系統はUSB-B×1、光×2、同軸×2、AES/EBU×1、HDMI ARC×1、IIS×1と豊富。IISはT8同様、8パターンの入力モードに対応している。対応機種は限られるだろうが、将来性も高いといえるだろう。

アナログ回路はフルバランス構成。リレーを用いた抵抗切替式のボリューム回路も備えるほか、最大10dBまで増幅できるプリアンプ機能とRCA/XLRのライン入力も備えているので、本機をデジタル/アナログセンターとして活用できそうだ。

セットアップはカンタンだ。スマートフォンを扱える人であれば、特別なスキルは何ひとつ必要ない。操作はスマート端末に、専用アプリをインストールし、Qobuzなどのストリーミングサービスを利用するならアカウント情報を入力すれば、音を出す準備は整う。

QobuzやAmazon Musicを含む多種多様なストリーミングサービスに連携できるのも特徴

 

軽快かつ爽快、切れ味よく音楽を奏でる

試聴は拙宅にて、T8とDAC-Z10間にSUPRA製HDMIケーブル「HD-8」を用いたIIS接続で行った。USB接続も試したが、あらゆる面でIISの優位性を感じたし、この組み合わせでUSB接続を用いるユーザーは少ないだろう。よって本稿はIIS接続で進めることにする。

IIS接続にはサエクコマースが取り扱うSUPRAのHDMIケーブル「HD-8」を組み合わせ

T8とDAC-Z10はHDMIケーブルにて接続

ハイコントラストで肉厚。ブライトな高域がアクセントを加える。軽快かつ爽快さを信条とした、切れ味の良さで音楽を奏でる傾向と聴いた。DACのデュアルモノラルコンストラクションが効いたのか、音場が左右に広く、音像は奥に定位する傾向。音量を上げても煩さを覚えないところにも好感を抱いた。

1970年代のディスコブームを牽引したシックが1992年に発表した「CHIC MYSTIQUE」は、ナイル・ロジャースの速くて軽いギター・カッティングが載る楽しい1曲。

シックの「CHIC MYSTIQUE」再生中。ジャケット画像や再生フォーマットなども表示される

バーナード・エドワーズのミュージックマン・スティングレイが紡ぐファンキーなベースサウンドに、ナイル・ロジャースの “Hitmaker” ストラトキャスター特有の輪郭のハッキリとした煌びやかなサウンドに、eversoloが楽しさという色どりを添える。ぶ厚いストリングスも音のレイヤーをキチンと表現して、ゴキゲンさはさらにアップ。思わず体が動いてしまうこと間違いナシだ。

クラシックは、ギドン・クレーメルとクリストフ・フォン・ドホナーニ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による『フィリップ・グラス:ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲』。

『フィリップ・グラス:ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲』を再生中

第三楽章は、ウィーン・フィルらしい華やかさとダイナミックな演奏に、クレーメルの鮮明なヴァイオリンが心地よい。ここでもeversoloはカラフルでダイナミックなコントラストをつけて、楽曲に新たな魅力を与える。ミニマル・ミュージックを探求するフィリップ・グラスには似つかわしくない音かもしれない。だが、そのミスマッチが何故か心地よい。eversoloには、音楽を楽しく聴かせる魔法があるように思える。

アストル・ピアソラがアメリカン・クラーヴェに残した3部作。その中から人気の高い『Michelangelo 70』を聴いた。切れ味の鋭いヴァイオリンから始まり、ポリリズム的なリズムが印象に残る本楽曲。eversoloの小気味よさが存分に活き、独特の緊張感がさらに増すかのよう。さらに重厚な響きも相まって、この楽曲が誕生したナイトクラブ「ミケランジェロ」の人間模様を、より鮮明に描き出した。

アストル・ピアソラ「Michelangelo 70」再生中

デジタルフィルターを変えると、リズムのキレが代わり、まるでテンポが変わったかのような変化。個人的にはデフォルトのリニアフェイズ・ファーストロールオフが最も好ましく感じたが、クラシックではスローロールオフを選択し、より空間表現などの豊かさを求めるといった愉しみ方もあるだろう。

DAC-Z10ではデジタルフィルターを選択できる。聴きたい曲の好みに応じて選ぶことも可能 

Roon Readyに加えSFP接続、デジタルフィルター切替に加えて、IIS接続と、オーディオファイルが愉しめる機能を満載するだけでなく、楽曲に彩りというマジックを添えるeversolo T8とDAC-Z10。やっぱり言いたくないけれど「コスパが高い」と思わせるコンポーネントだ。


(提供:ブライトーン)

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