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PR 公開日 2023/05/19 06:30

Polk Audioのスピーカーで“予算を抑えたミニマルシアター”に挑戦。9.2.4chからダウングレード、満足度検証!

Sginature Eliteシリーズで検証
折原一也
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本格的なホームシアターといえば設置場所も予算も必要で、気軽に始めにくいイメージがあるかもしれない。特に予算については、スピーカーを何本も揃える必要があることから、総額ではそこそこの価格になってしまう。

そこでたどり着いた発想が、「スピーカー数を極限まで減らしたミニマルなホームシアター」を構築できないかということだ。立体音響まで完全にフォローした9.2.4chのフル装備シアターも良いが、バランスを考えると5.1chくらいでも満足できるのでは。むしろ4chや2chなど、さらに数を減らしてみても良いかもしれない。では実際に検証してみようじゃないか。

ミニマルシアターを目指してみた

今回はこの検証にちょうど良さそうなスピーカーとして、Polk Audio(ポークオーディオ)の中核であるSignatureシリーズを採用した。オーディオやホームシアター好きの方なら、このスピーカーブランドについて、「コスパが高い」というイメージがあるかもしれない。

実際、ブックシェルフスピーカー「ES20」はペア57,200円(税込)と、ハイファイスピーカーとしてはお手頃な価格だ。そして、シリーズで一番大きなフロア型モデル「ES60」でも、1台82,500円(どちらも税込)で購入できてしまう。またラインナップも豊富なため、限られた予算で数を揃えつつ最適なサイズを選べるのも、検証に用いた理由だ。

ブックシェルフスピーカー「ES20」

今回はこのSignatureシリーズのスピーカーを使い、まずは9.2.4chの贅沢なホームシアター環境を構築。これをスタート地点として、徐々にスピーカーサイズと構成をダウングレードしていく。これにより予算削減……もとい情熱をかけて自宅のリビングや書斎で通用するホームシアターとして通用するミニマルな構成を探っていくとしよう。

なお試聴ソースは、すべて『トップガン・マーヴェリック』(UHD BD版)で統一している。ドルビーアトモス制作のタイトルで、シアターらしい音の臨場感と迫力を体験できる作品だ。また検証は、Polk Audioを取り扱うディーアンドエムホールディングスの試聴室で行った。

次ページまずは基準となる9.2.4chのサウンドを確認

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