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公開日 2023/02/20 06:30

“空気の震え”が押し寄せる大迫力サラウンド! 高機能も魅力的な「JBL Quantum 910 Wireless」

<ゲーミング特集2022>
編集部:成藤 正宣
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単純な音質にはじまり、アクティブノイズキャンセリングや外音取り込み、ワイヤレス接続の低遅延化やロングバッテリー化、ボイスチャット用のマイク性能等々、ゲーミングヘッドセットのアプローチはますます多角化が進んでいる。そうしたアプローチを今あるだけ詰め込んでしまったような、ある意味欲張りな多機能モデルが「JBL Quantum 910 Wireless」だ。

「JBL Quantum 910 Wireless」(直販価格:36,300円/税込)

まず専用のUSBドングル(送信機)を使った低遅延2.4GHzワイヤレス接続とBluetooth接続のどちらにも対応し、同時接続だって可能。ゲームの音を2.4GHzで受信しつつ、スマホとBluetooth接続してボイスチャットをするといった使い方がお手軽に実現できる。3.5mmケーブルで有線接続もOKだ。

専用ドングルを使った低遅延の2.4GHzワイヤレス接続と、Bluetooth接続の2通りに対応。USBドングルはNintendo Switchなどゲーム機に挿しても使える

Windows PCでは、ゲームなどのメイン音声とボイスチャット音声の2系統を分けて設定でき、左ハウジングのダイヤルでそれぞれのバランスと全体音量が変えられる。ダイヤルの上にあるANCボタンを押せば、空調の動作音や外を走る自動車の走行音など、屋内の主だった騒音が軒並み気にならなくなる。ブームマイクも左ハウジングについており、マイクを跳ね上げるかミュートボタンを押すことで素早くハードウェアミュートが可能だ。

左ハウジングにゲーム/ボイスチャット音のバランス調整ダイヤルや、全体ボリューム調整ダイヤル、ANCボタンなどを備えている

重さは420gとヘッドセットの中でもヘビー級だが、これを厚手のイヤーパッド/ヘッドパッドで頭部全体にうまく分散している。2.4GHz接続かつANC/LEDライトオフでの連続再生時間は最長約39時間。もしもの時は充電しながらでも使えるので、バッテリーまわりで煩わしい思いをすることはほぼ無いはずだ。

本体は多機能を誇るぶん大きいが、厚手のクッションが重さを分散している

そしてサウンドは、JBLのBluetoothスピーカーやイヤホンでも馴染み深い、パワフルな低音が主体のバランス。しかし本モデル最大の魅力が発揮されるのは、2.4GHz接続時に利用できる空間オーディオ機能をオンにしたときだ。Windows PCと接続する際はバーチャル7.1chの「JBL QuantumSPHERE 360」、macやPlayStation、Nintendo Switchと接続する際は2.0chの「JBL QuantumSpatial 360」となる(記事執筆時点ではXBOXのみ非対応)。

カスタマイズ専用ソフトウェア「JBL QuantumENGINE」が用意されていることもあり、Windows PCで使うのが最も高機能と言えるが、コンソールゲーム機でもお手軽に立体感のあるサウンドを楽しめる点はアドバンテージだろう。

Windows PCでは、ソフトウェア「JBL QuantumENGINE」から様々なカスタマイズが可能。空間オーディオの効果量なども設定できる

PCに接続して、本モデルの右ハウジングの「SPATIAL SOUND」ボタン、またはJBL QuantumENGINEから空間オーディオをオンにすると、頭の左右から聴こえていた音が前方に寄り、耳を大きく包むように響きが強調される。ヘッドセットを着けない “素” の耳の聴こえ方に近づけたサウンドだ。

右ハウジングに電源スイッチと共に「SPATIAL SOUND」ボタンが備わっている

この空間オーディオ機能は箱から出してそのまま使うこともできるが、特にPCで使うなら “キャリブレーション” を行うのがオススメ。耳に着けたマイクからイヤーカップ内で響くテスト音を測定するという、ホームシアターで使われるような本格的な手法をもとに、装着した人に合わせて音の広がり方を調整してくれる。

測定用マイクを耳に着け、テスト音を再生。その響き方などを分析し、空間オーディオ機能を調節する

キャリブレーション手順は「JBL QuantumENGINE」でガイダンスされる

キャリブレーションを行ったあとの「SPATIAL SOUND」は、低域の量感がグッと抑えられる一方、サブウーファーが鳴っているかのような超低音域が現れる。吹きすさぶ風の音、乗り物のエンジン音、屋内の反響や空気の流れ……そうした音というよりもはや “空気の震え” のような成分が増幅され、大迫力で耳に押し寄せてくる。

このサウンドでぜひ試してほしいのは、広大なロケーションを巡り歩くオープンワールド系ゲームタイトルやMMO RPG。例えば『FINAL FANTASY XIV』で洞窟やダンジョンを歩くと、天井の低い通路に響く自分や仲間の足音は “それっぽい” し、石造りの仕掛けが動くと、重たい振動音が床や壁を伝ってくるかのようにプレイヤーを取り囲む。空間の広がりと重低音のおかげで、月並みな表現だが「まさにその場にいるかのような」臨場感、没入感が味わえるのだ。

様々なプラットフォームで使える2通りのワイヤレス接続に、ANC、使い勝手の良い音量コントロールやマイク、タフなバッテリー持ちなどを1台に搭載。さらには本格的なキャリブレーションと空間オーディオ機能を使えば、空気の震えに包まれてゲームの世界に入り込んだかのようなサウンドも体感できる。ガジェット的に楽しめる高機能オーディオや、ゲームでの没入感を重視するならオススメだ。

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