公開日 2015/07/09 11:07

【レビュー】音質が劇的進化。ゼンハイザー「MOMENTUM」第2世代機を聴く

折りたたみ可能で装着感も向上
編集部:風間雄介
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ゼンハイザーから、スタイリッシュな外観と高い音質で瞬く間に人気モデルとなった「MOMENTUM」の第2世代モデルが登場(関連ニュース)。7月9日に発売される。折りたたみ可能になったことが中心のマイナーチェンジと思われがちな本機だが、実はそのサウンドも劇的に進化している。編集部によるファーストインプレッションをお届けしよう。

左:MOMENTUM G(アイボリー) 右:MOMENTUM On-Ear G(ブラック)

MOMENTUM 第2世代機は、GALAXY向けのリモコンを装備した「MOMENTUM G」(アラウンドイヤー)と「MOMENTUM On-Ear G」(オンイヤー)の2機種が先行発売される。なお、iPhone対応モデルも近日中に発売される予定だ。

GALAXY向けのリモコンを装備

リモコン操作部

前述の通り、第2世代機の大きな特徴は、折りたたみが可能になったこと。ヘッドバンド部の内側にヒンジが設けられており、適度な力をかけることで折りたためる。両側を共に折りたたむとかなりスペースを節約できる。

折りたたみが可能

ヘッドバンド部内側にヒンジが設けられている

折りたたみできるようになったことで、もともとコンパクトなMOMENTUM On-Ear Gはもちろん、アラウンドイヤータイプのMOMENTUM Gであっても、手軽に持ち運ぶことが可能になった。

キャリングケースが付属する

ヒンジを巧妙に配置しているため、外観のスタイリッシュさは損なわれていない。またヒンジの動きもよく考えられており、折りたたむときは滑らかに、元に戻すときは少し反発が強めに、小気味よく動作する。この精巧な造作はゼンハイザーならではと感心させられる。

両機種ともに装着感が向上

装着感や細部の仕上げについても触れていこう。アラウンドイヤータイプのMOMENTUM Gを装着すると、旧モデルに比べてイヤーパッドが柔らかくなったのが、まず好印象だ。さらに形状も最適化されたようで、ふわっと耳の周りを包みこむ心地よさがさらに進化した。側圧の強さやイヤーパッドの感触も快適で、緻密に設計されているのがよくわかる。長時間の使用もストレスなく行えるだろう。

柔らかくなったイヤーパッド

ヘッドバンド部

MOMENTUM On-Ear Gは、折りたたみ可能になったことにともない、アルカンターラを表面に張ったヘッドバンド部が長くなった。これによりヘッドバンド上部が旧モデルに比べて丸みを帯び、適度な側圧を保ちながら、より自然に耳にフィットするようになった。

イヤーパッド

長くなったヘッドバンド部

ケーブルには、上述の通りGALAXYなどAndroidスマートフォンを操作可能なリモコンが装備されている。GALAXYであればフル機能が利用できるが、筆者のiPhone 6で試してみたところ、楽曲の再生/停止、スキップについてはリモコンで操作できた。なおケーブルは着脱式だが、リモコン無しの標準ケーブルは同梱されていない。

本体色はMOMENTUM G/MOMENTUM On-Ear Gともに、ブラックとアイボリーの2色展開。ブラックモデルはややグレイッシュなトーンで、アイボリーは若干マットなフィニッシュとなっている。どちらも魅力的なカラーリングで、様々なファッションに溶け込むだろう。

ブラックとアイボリーの2色展開

第1世代のMOMENTUM/MOMENTUM On-Earは、発売後に様々なカラーが追加されていった経緯があるため、今後のカラバリ増強にも期待したいところだ。

次ページ劇的に進化したサウンドに驚き

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