公開日 2019/09/05 20:15

<IFA>ソニー、「Xperia 5」発表。持ちやすい21対9画面、トリプルレンズカメラ

HDRやハイレゾにも対応
編集部:風間雄介
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ソニーは独ベルリンで開催されている「IFA 2019」にあわせて、スマートフォン “XPERIA” シリーズの最新モデル「Xperia 5」を発表した。今秋以降、日本を含む国と地域に導入される。

フラグシップモデル「Xperia 1」の弟分的な位置づけのモデルで、多くの特徴や機能をXperia 1から継承。その上で本体を小型化し、持ちやすいモデルに仕上げた。

「Xperia 5」。4色展開

本体のサイズは約158×68×8.2mm。特に幅を68mmとスリムにしたことで持ちやすさを高めた。質量も164gと、Xperia 1より約14g軽量化させた。本体色はブルー、グレー、ブラック、レッドの4色。ガラスとメタルを筐体に使用し、素材と素材のあいだをシームレスに仕上げている。なお、指紋認証センサーは本体右側面に用意している。

幅を68mmとスリムにしたXperia 5

指紋認証センサーは本体右側面に装備する

ディスプレイのアスペクト比は21対9で、サイズは約6.1インチ、解像度は2,520×1,080ピクセル(フルHD+)。HDR表示にも対応している。また、同社のBRAVIAで培った高画質技術「X1 for mobile」により、SDRコンテンツをHDR相当に高画質化する「HDRリマスター」機能も搭載している。

ディスプレイのアスペクト比は21対9。スリムで持ちやすいサイズ感だ

さらに音声面ではドルビーアトモスに対応。またハイレゾにも対応しており、ハイレゾロゴ、ハイレゾワイヤレスロゴを取得。ソニー独自の高音質化技術「DSEE HX」も搭載しているほか、BluetoothはLDACコーデックにも対応している。

なお、21対9の縦長画面を使い、上下で別のアプリを同時表示できる「21:9マルチウインドウ」も利用可能。専用アプリを使って、上下のアプリを選択することで、かんたんに2つのアプリを1画面で使用できる。

そのほか新機能として、アプリ操作中にSNSなどの通知をタップすると、自動でマルチウインドウを起動する機能も搭載。設定なしでマルチウインドウが活用できる。

背面のメインカメラはトリプルレンズカメラで、35mm換算の焦点距離26mm(F1.6)の標準レンズ、52mm(F2.4)の望遠レンズ、16mm(F2.4)の超広角レンズを使い分けて撮影できる。それぞれ有効画素数は約1,220万で、光学式手ぶれ補正にも対応している。また、同社のカメラ “α” シリーズで培ったアルゴリズムにより、瞳を検出してオートフォーカスする「瞳AF」にも対応した。最大10fpsのAF/AE追従連写も行える。

背面にトリプルレンズカメラを搭載

プロ仕様の細かな設定や調整が行える撮影機能も

なおカメラ機能では、画像解析技術を用いて、指の入り込みやフォーカスのズレ、被写体が目を閉じていること、手ブレなどを知らせる撮影アドバイス機能も備えている。

ゲームプレイを最適化する「ゲームエンハンサー」も進化。パフォーマンスやバッテリー寿命節約を最適化する機能、ゲームプレイを共有するシェア機能などに加えて、新たにボイスチェンジャー、オーディオミキサー、電話の通知オフ、カメラキーの無効化、高速連写のスクリーンショット、検索ウインドウのサイズ変更などが可能になる。

ゲーム機能も進化している

ブースには専用コントローラーも

プロセッサーはクアルコムのSnapdragon 855を採用。RAMは6GB、フラッシュメモリーは128GBもしくは64GB(国と地域によって異なる)。バッテリーは3,140mAhとなる。

さらに、ソニーのディープラーニング技術を活用した「スマートコネクティビティ」機能を新たに搭載。不安定なWi-Fi接続状況を予測すると、自動的にLTEに切り替え、最適な通信環境を保つことができる。

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