公開日 2019/04/11 19:00

OPPO、新スマホ「Reno」海外発表。カメラ3基リレーの「10倍ハイブリッドズーム」初搭載

10倍ズーム非搭載のスタンダード版も
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
OPPOは、新スマートフォン「Renoシリーズ」を海外で正式発表。新技術「10倍ハイブリッドズーム」搭載モデルを5月初旬、同ズーム機能を省いたスタンダードモデルを4月19日から中国で順次発売する。

Renoシリーズ

価格は、10倍ズームモデルがメモリ8GB/ストレージ256GBの構成で3,999元(約66,200円)。スタンダードモデルは、6GB/128Gモデルが2,999元(約49,600円)、6GB/256GBモデルが3,299元(約54,600円)、8GB/256GBモデルが3,599元(約59,600円)。OSには両モデルともAndroidベースの独自OSの最新版ColorOS 6を採用している。

発売を予告していた新シリーズが正式発表された格好。先行して技術発表していた「10倍ハイブリッドズーム」を搭載する初のモデルがRenoシリーズから登場することが明らかにされた。なお、10倍ハイブリッドズーム搭載スマホは日本市場にも2019年第二四半期に投入予定であることが先日のイベント(関連ニュース)で予告されていた。おそらく今回のRenoシリーズが日本市場にも投入されるのではないかと思われる。

10倍ハイブリッドズームは、スマートフォンに搭載した3基のカメラをリレーすることで、スマホ本体の厚みを抑えたままで画質劣化なく10倍ズームを実現するという独自技術。4,800万画素のメインカメラ、1,300万画素の潜望鏡望遠レンズ、800万画素の広角レンズという焦点距離の違う3つのレンズを組み合わせることで、16mm - 160mmの焦点距離区間をカバーした。なお、メインカメラとテレフォトの両方のレンズに光学式手振れ補正を備えている。

加えて、10倍ズームモデルではカメラ用にAIエンジンを搭載。これによって、ナイトモードでの写真の処理時間を大幅に短縮し、夜間でも2〜3秒で写真撮影が行えるという。

スタンダードモデルのカメラには、有効4,800万画素のソニー製イメージセンサー「IMX586」を採用。夜間撮影用モードも「ウルトラナイトモード 2.0」へとグレードアップさせ、ノイズ除去技術やHDR技術などを複合的に組み合わせることによって大幅に画面の明るさと見やすさを向上したとしている。

チップセットは10倍ズームモデルが Snapdragon 855、スタンダードモデルがSnapdragon 710を搭載。バッテリー容量は10倍ズームモデルが4,065mAhで、スタンダードモデルが3,765mAh。両モデルとも従来より充電時間を23.8パーセント以上短縮した急速充電機能「VOOC 3.0」も搭載している。

そのほか、主にゲーム用途を想定した機能「GameBoost2.0」を搭載。新たに「Frame Boost」「Touch Boost」という2つの機能を追加した。Frame Boost ではシステムリソースへの需要を判断し、より合理的にシステムリソースを配置可能だとのことで、一方のTouch Boostはタッチスクリーンの精度を大幅にアップし、ユーザーによりよいゲーム体験を提供するとアピールしている。

また、OPPOでは中国の大手映像配信サービス「Tencent Video」と提携。TencentのHDRコンテンツに対応できる中国初のメーカーとなり、「HDR10規格による映画館レベルの映像サービスをRenoシリーズで楽しめる」としている。

そのほかBluetoothではNFCにも対応。中国銀聯と提携したサービス「OPPO Pay」も今後公開予定だとしている。

そして、5G対応モデルもシリーズに今後追加予定であることもアナウンス。5月より OPPOユーザーを対象とした長期間のテストユーザー募集も予定しているという。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX