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公開日 2022/05/24 17:59

キヤノン、Rシステムの小型APS-Cミラーレスカメラ「EOS R10」。「R3」譲りのAFトラッキング搭載

連写は最大15コマ/秒
編集部:平山洸太
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キヤノンは、APS-Cフォーマット採用のミラーレス一眼カメラ「EOS R10」を7月下旬に発売する。ボディ単体と2種類のレンズキットが用意される。ラインナップおよび同社直販サイトにおける販売予定価格(税込)は下記の通り。

「EOS R10」

・ボディ単体/128,480円
・「RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM」キット/143,880円
・「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM」キット/176,880円

同社ミラーレスシステム「EOS R システム」初となるAPS-Cフォーマット採用のモデル。RシステムのAPS-Cエントリーモデルという位置づけだが、フラグシップモデル「EOS R3」のAFシステムを踏襲するなど高性能もアピールしている。

手に持った状態

イメージセンサーには、新開発となる最大2,420万画素のCMOSセンサーを搭載。映像エンジンにはDIGIC Xを備えており、これにより既存モデル「EOS 90D」や「EOS M6 Mark II」を凌ぐ解像性能を実現したという。常用感度は最高ISO 32000。EOS Rシステムでは初めてとなる内蔵ストロボも搭載する。

新開発のCMOSセンサーを搭載

内蔵ストロボを搭載

連続撮影については、メカシャッター/電子先幕で最高約15コマ/秒(AF/AE追従)となり、EOS Rシリーズ最速を実現。電子シャッターでも最高約23コマ/秒の撮影が行える。また、シャッター速度はメカシャッター/電子先幕の場合で最高1/4,000秒、電子シャッターで最高1/16,000秒。

AFにはデュアルピクセルCMOS AF IIを採用し、測距エリアは最大651分割、被写体検出時のトラッキング範囲は縦横100%。前述の通り、トラッキングについては大部分でフラグシップモデル「EOS R3」を踏襲したものを備えており、ダイナミックに変化するシーンであっても、カメラが自動で対応するシステムだと説明している。

側面端子部

被写体検出については、人物では瞳/顔/頭部/胴体、動物では犬/猫/鳥、乗り物では車やバイクといったモータースポーツに対応する。EOS R3と同じく人物では胴体検出や瞳検出、頭部検出に対応することで、横顔やマスク装着といった捉えづらいシーンや、スキーやスノーボードなど顔が見えないシーンでもトラッキングが行える。

EOS M6 Mark IIで搭載していた「RAWバーストモード」にも対応。クロップなしの約2,420万画素で最高約30コマ/秒の連続撮影が行えるほか、シャッターボタンを全押しした瞬間の0.5秒前からの記録が行える。また新たなモードとして、EOSカメラ初のパノラマ撮影機能「パノラマショット」を搭載する。このモードは、スイングしながら約5コマ/秒の感覚で連続撮影を行い、パノラマ画像を自動生成するというものだ。

動画では、6Kオーバーサンプリングによるクロップしない4K UHD 30Pのほか、クロップであれば4Kの60P記録が可能。HDR PQもサポートする。液晶モニターをタッチしてオートフォーカスと合わせるタッチAFや、アイコンをタッチするだけで動画記録を開始できるタッチRECなどを搭載することで、自分撮りの動画も撮影できる。

EOS Kiss X10(右)との比較

背面モニターはバリアングルで、3.0型の約104万ドット。また電子ビューファインダーのスペックは、約236万ドット、倍率は約0.95倍、視野率は約100%、視度調整範囲は約-3.0 - +1.0m-1となる。一眼レフの光学ファインダーのような自然な見えを再現するという、OVFビューアシストも搭載する。

背面モニターはバリアングル

操作面では、ファインダーの右側にマルチコントローラー、本体上部手前にサブ電子ダイヤルを搭載。また正面にはAF/MFを切り替えられるフォーカスモードスイッチを備える。記録メディアはSDカードのシングルスロット。外形寸法は122.5×87.8×83.4mmで、質量は約429g(バッテリーやカードを含む)。ほか通信面では、無線LANやUSB、Bluetoothをサポートする。

バッテリーとカードスロット

マルチコントローラーとサブ電子ダイヤルを搭載

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