公開日 2025/06/13 13:17

Kiwi Ears、1DD+6BA構成のプロフェッショナル向けハイブリッドイヤホン「Astral」

独自の振動ユニットを搭載するハイブリッドイヤホン「Etude」も
編集部 : 伴 修二郎
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ナイコムは、同社取り扱いブランドKiwi Ears(キウイ・イヤーズ)から、ハイブリッドイヤホン「Astral(アストラル)」「Etude(エチュード)」を、6月20日(金)より発売する。価格はAstralが46,200円、Etudeが18,700円(表記いずれも税込)。

1DD+6BAのプロ/オーディオファン向けモデル「Astral」

Astralは、10mmバイオセラミック・ダイナミックドライバー1基と、バランスド・アーマチュア(BA)ドライバー6基を搭載するハイブリッドイヤホン。カラーバリエーションはYellowとBlueの2色を展開する。

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「Astral」Yellow
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「Astral」Blue

音楽制作のプロフェッショナルや卓越した音質を追求するオーディオファンに向けたモデルで、高解像度と優れた音響バランスを実現するため、すべての構成要素を明瞭さと精度に特化して最適化。「妥協のない、正確さを基盤とした没入型のリスニング体験を提供する」とアピールする。

Kiwi Earsが独自開発した10mmダイナミックドライバーは「バイオセラミック振動板」を搭載し、力強く深みのある低音を再生しながら、スムーズな低域の伸びも実現。加えて、300Hzで慎重にチューニングされたロールオフによって中音域との自然な繋がりを実現し、低域からボーカルにかけて一環したダイナミックな表現を可能にすると謳う。

本体イメージ

中音域にはデュアルBAドライバー2基、高音域にはデュアルBAドライバー1基をそれぞれ配置。中音域用ドライバーは2.8kHz周辺を丁寧に調整することで、⼈間の自然な聴覚特性に最適化。高音域用ドライバーは滑らかに伸び、均一かつ自然な高音域を再生するとしている。

全体的なサウンドチューニングは、9dBの力強いサブベースシェルフから始まり、完全にフラットな中音域へとシームレスに移行。きらびやかな高域ピークが空気感と音場の広がりを加えると説明する。また、300Hzでのシームレスなクロスオーバーと、15kHzまでの均一なロールオフにより、ニュートラルな中域と広がりのあるクリアな高域を両立。これにより、没入感に富んだ洗練されたリスニング体験を提供するという。

ケーブルはプラグ着脱式のモジュラーケーブルを採用。3.5mm/4.4mmプラグの2種類をユーザーの再生環境に応じて付け替えられる。イヤホン側コネクターは0.78mm 2pinを搭載し、ケーブル長は約1.2m。

周波数特性は20Hz ‒ 22kHz、インピーダンスは23Ω@1KHz、感度は105dB/1mW@1KHz。本体質量は約40g。付属品として、イヤホンケース、3.5mm/4.4mmプラグ、イヤーピース3ペア、フィルターメッシュ4枚を同梱する。

付属品のイメージ

 

1DD+3BAに独自の振動ユニットを組み合わせた「Etude」

「Etude」は、10mmベリリウムコート振動板ダイナミックドライバーと、カスタム設計のBAドライバー3基、そして独自開発した振動トランスデューサー「Kiwi Vibration Transducer(KVT)」を搭載するハイブリッドイヤホン。パワフルかつ触感的な低音表現と、豊かなディテール、そして自然な音響バランスを実現したとアピールする。

「Etude」

KVTは、Bluetoothスピーカーなどに搭載される小型振動ドライバーに似た構造を採用するというユニット。高い張力スプリングシステムとN52ネオジウムマグネットの組み合わせにより、電流に応じて伝導板を物理的に振動させ、中低域にリアルな触覚的要素を加えることができる。これにより、立体的で厚みのある音像と身体で感じるような没入感を実現するという。

低域用のダイナミックドライバーは、キックドラムの鋭いアタック感やベースギターの厚みある低音を高速かつ正確に再現。加えて上述のKVTとの連携により、深みのある重低音と立体的な音場描写を両立するとしている。

本体イメージ

BAドライバーは独自のカスタマイズを施したものを搭載。中音域には力強く歪みのない音を再生できる高効率ユニットを配置し、ボーカルや楽器の力強く明瞭な描写を追求。高音域は楽曲の繊細な微細情報や空気感を鮮やかに表現できるデュアルトゥイーターユニットに担当させ、帯域全体を通して自然で⼀貫性のある音のつながりと抜群の解像度を実現したという。

さらに、独自技術KVTを最大限に活かすべく精密なサウンドチューニングを行ったと説明。サブベースは8dBのリフトで深みと迫力を加えながらも明瞭さを損なわず、クロスオーバーを250Hz設定することでフラットかつニュートラルな中音域を維持。また、ボーカルや楽器の自然な質感を忠実に再現しつつ、高域は滑らかで心地よい共鳴を持たせ、洗練されたバランスを実現したとのこと。

プラグは3.5mm、コネクターは0.78mm 2pinを採用。周波数特性は20Hz - 20kHz、インピーダンスは10Ω@1KHz、感度は104dB/1mW@1kHz。本体質量(ケーブル含む)は約25g。付属品としてケーブル、イヤホンケース、イヤーピース3種9ペアなどを同梱する。

付属品のイメージ

 

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