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ブランドオリジナルIEM “第3弾” モデル

Astell&Kern、MADOOと共同開発の13mmプラナードライバー搭載IEM「Luna」。税込49.5万円

公開日 2025/06/13 11:00 編集部:杉山康介
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アユートは、同社が取り扱うAstell&KernのブランドオリジナルIEM第3弾「Luna」を6月21日より発売する。価格は495,000円(税込)。

「One Driver. Infinite Detail」をスローガンに掲げ、ブランドオリジナルIEM第1弾「AK ZERO1」、第2弾「AK ZERO2」で得た経験をもとに新開発したという限定生産のオリジナルIEM第3弾モデル。

ドライバーにはMADOOと共同開発した13mmユニポーラ・マイクロプラナーマグネティックドライバー「片響(KATABIKI)」1基を搭載。ダイナミック型ドライバーにヒントを得て独自のユニポーラ磁気回路を採用したというドライバーで、共振特性にこだわって設計したと説明する。

アルミニウムを精密にCNC加工した振動板ハウジングにより、ドライバー本体の剛性を確保。振動板にはアルミパターンを印刷した超薄型軽量フィルムを採用して大幅な軽量化を図ったほか、磁気回路に強力なシングルマグネットと二重リング型ヨークを採用し、優れた磁束制御を実現。卓越したレスポンススピード、高解像度、ナチュラルな共振特性によって音楽の繊細なディテールまで忠実に再現するとしている。

ドライバー構造のイメージ。(1)CNC加工によるアルミフレーム、(2)電磁鋼板によるヨーク、(3)マグネット&ポールピース、(4)超薄型フィルム振動板、(5)アコースティック・バランサー、(6)キャビティ、(7)音響ダンパー

また、ドライバーの性能をより引き出すために、ハウジングの素材にはチタンを採用。高い硬度と剛性により共振を抑制し、優れたサウンド特性を獲得したという。ハウジングの形状は月の柔らかな曲線からインスピレーションを受けたもので、音響の流れを最適化するとともに、快適な装着感も実現しているとのこと。

コネクター部には接続強度を高めつつ、汗などの侵入にも強い埋め込みタイプの0.78mm 2pinコネクターを採用。ケーブルには綿密な高純度銀メッキと銅導体のブレンドにより、伝送ロスなく細部まで正確なサウンド再生ができるというEletech製のシルバーコートOCC+OCCハイブリッドケーブル(4.4mmバランス)を付属する。

ケーブルコネクターには、埋め込み式2pinコネクターを採用

製品はIEM設計に深い専門知識を持つ熟練の職人により、日本で組立を実施。再生周波数は20Hz - 30kHzで感度は105dB(1kHz,1mW)、インピーダンスは5Ω(1kHz)、THDは1%(1kHz)。

パッケージには柔らかいフィット感と広大なサウンドステージを提供するというEletech製シリコンイヤーピース「BAROQUE」3ペア(S/M/L)、しっかりとしたフィット感とニュートラルなサウンドを奏でるというAcoustune製シリコンイヤーピース「AET07」3ペア(S/M/L)、高い遮音性のウレタンフォームイヤーピース1ペア、アルカンターラキャリングケースが付属する。

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