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公開日 2023/04/29 20:35

<ヘッドフォン祭>ANIMAの次世代完全ワイヤレス「ANW02」参考出展/MADOO新イヤホン「Typ821」“ほぼ”完成形に

スタジオイクイプメントの昇圧トランスなど
編集部:川田菜月
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東京・中野にて本日4月29日に開催された「春のヘッドフォン祭 2023」。さまざまなオーディオブランドが新製品を携えて出展している中、本記事では、テクニクス/MADOO/ANIMA/スタジオイクイプメントなどのブースをレポートする。

テクニクス



テクニクスでは、完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60」「EAH-AZ40」を中心に試聴展示を実施。2021年に発売され、その後もソフトウェアアップデートにより進化し続ける人気の2モデルだ。

「EAH-AZ60」「EAH-AZ40」を試聴展示

有線イヤホン「EAH-TZ700」も

EAH-AZ60はノイズキャンセリング機能を備えたモデル。LDACに対応し、ハイレゾ級ワイヤレス再生を楽しめるほか、高い通話性能も備えており、ビデオ会議などでも活躍する。

より小型のEAH-AZ40は、ノイズキャンセリングは非搭載ながらも、フィット感高く遮音性もしっかり確保。1万円台という価格で、テクニクスの高品質なサウンドを楽しめる点も魅力の一つとなっている。

同社は先日、ティザー映像を公開。完全ワイヤレスイヤホン新モデルの投入を予告するもので、イベントでその詳細を聞くことはできなかったが、今後の動向も要注目。続報を待ちたい。

MADOO/ANIMA/Acoustune/Artio



ピクセルが取り扱う4ブランド、MADOO/ANIMA/Acoustune/Artioがそれぞれブースを出展。MADOOは2月開催の「冬のヘッドフォン祭mini2023」で初披露された、新イヤホン「Typ821」や、発売中のモデル「Typ711」「Typ512」の試聴が人気となっていた。

新イヤホン「Typ821」がほぼ完成形で登場

Typ821は、プッシュプル方式を採用した独自の平面駆動(プラナー)ドライバーを搭載するイヤホン。濁りのない音の伝達を可能にし、本モデルにおいては “美しいサウンド” が魅力だとしている。筐体はCNC切削のチタン製、フェイスプレート側の8角形デザインが特徴的で、トップパネルにはサファイアクリスタルを採用する。

8角形デザインが独特な雰囲気

出展された試聴機は、デザインなどは製品版、音質もほぼ完成系で、これから微調整が施される予定とのこと。発売時期は夏の予定、価格は20万円前後の見込み。

ANIMAからは先日発売された、完全ワイヤレスイヤホン「ANW01」の新色Brownと、Midnight Grand Orchestra Ver.の試聴展示のほか、参考出品として次世代モデル「ANW02」が登場した。

次世代モデル「ANW02」を参考出品

ANW02では、従来モデルから外観が変化。外側のメタルパーツや、フェイスプレート側面がスケルトンになり、LEDライトが側面から光が見える(表面もうっすら透けて見える)仕様となっているなど、大きく刷新されている。少し大柄なサイズとなったが、装着感にもしっかりこだわって開発されているという。

ANW02では外観デザインが大きく刷新されている

カラーは2色が用意されている

Bluetooth LE Audio、Snapdragon Soundに対応予定とのこと。ケースも特徴的で、蓋部分がイヤホンの表面が見えるように窓があり、側面はカラビナなどを装着できるようになっていた。出展されたモデルは今回試聴不可だったが、大きく注目を集めていた。

ケースにはイヤホンの表面が見える窓付きの蓋を採用

なお、チューニングや搭載ボイス、ノイズキャンセリング機能の有無など、仕様の詳細は現時点では非公開。ANM01から「さらに音質にこだわった」モデルになっているとのことで、今後のアナウンスが待ち遠しい一台だ。

Acoustuneは最上位イヤホン「HS2000MX SHO -笙-」、および交換用チャンバー「ACT01」から「ACT05」まで、さらにチャンバー新モデルとなる「ACT06」「ACT07」を展示。「ACT06」「ACT07」はチャンバー素材にGerman Silver(洋白)を採用しているという。

German Silver(洋白)採用の新チャンバー「ACT06」「ACT07」が登場

また、新たに取り扱いブランドとなったArtioからも出展。特許技術「a.i.m」を採用した新イヤホン「CU2」をメインに試聴展示していた。

artioの「CU2」も試聴展示

スタジオイクイプメント



B.audioやVIOLECTRICなどを取り扱うスタジオイクイプメントは、両ブランドの製品試聴や、同社が手がけた115V昇圧トランス「FIT-510」を出展していた。

115V昇圧トランス「FIT-510」

「FIT-510」は、スタジオイクイプメントが製造業者、レコーディングスタジオ音響ハウスと共同で、それぞれの知見を活かして開発したという昇圧トランス。組み合わせる製品の性能を引き出すとともに、電圧を変換することで起きやすいとされる音の “なまり” を改善し、クリアなサウンドと素早い立ち上がりを実現したとしている。

サーモスタット内蔵で、入力側ケーブルにはブレイド構造を採用。また入力側電源プラグはセミオーダー形式で変更可能とのこと。7月より受注開始予定とする。

VIOLECTRICはヘッドホンアンプ「HPA V202」「HPA V222」をメインに試聴展示。両モデルとも人気機種であった「V200」のリメイク版のような製品で、アナログ回路を新設計し、エントリー機ながらもブランドのノウハウが詰まった製品に仕上げられているという。

ヘッドホンアンプ「HPA V202」「HPA V222」をメイン出展

HPA V202、HPA V222ともにバランス入力に対応。なお、HPA V222はバランス出力にも対応しているが、HPA V202の出力はアンバランスとなる点が違い。また並んで展示されていた「HPA V226」に採用されるラインアウトも非搭載となる。

このほか、参考出展でB.audioのストリーマー「B.dpr EX」なども試聴できるようになっていた。

SFORZATO



SFORZATOはネットワークトランスポート「DST-Lacerta」やネットワークプレーヤー「DSC-Grus」のデモを実施している。

ネットワークトランスポート「DST-Lacerta」

「YH-5000SE」と組み合わせて試聴展示

DST-LacertaはAmazon HDのレンダラーとして機能するネットワークトランスポート。ブースではヤマハのヘッドホン「YH-5000SE」と組み合わせ、DST-Lacertaを介してAmazon HDからハイレゾ再生を試聴できるように。ハイレゾストリーミングサービスのコントロールアプリとして展開される「Taktina」で操作、DACには「DSC-Grus」を使用している。

DACに「DSC-Grus」を使用

「Taktina」で操作

DST-Lacertaの発売時期は未定とのことだが、価格は「20万を切るくらい」を想定しているとのこと。

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