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Austrian AudioやRMEブースもレポート

<ヘッドフォン祭>Brise Audio、“柔らかい”試作リケーブル/NOBUNAGA Labs、新リケーブルをさっそく体験可能

公開日 2023/04/29 19:06 編集部:小野佳希
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様々なポータブルオーディオ系ブランドが集まる「春のヘッドフォン祭2023」が開幕。本稿では、Brise Audio、WiseTech、Austrian Audio、RMEのブースについてレポートする。

■Brise Audio



Brise Audioは、同社の各ラインナップをズラリと並べつつ、開発中だというリケーブル試作機も参考展示。同社のハイエンドラインであるYATONOと同レベルの導体量でありながらも柔らかくフレキシブルな点が特徴だという。

Brise Audioが参考展示していた試作リケーブル

「弊社の製品としてはかなり珍しい柔らかさ」と同社スタッフが語るとおり、実際に触ってみるとたしかに取り回しもしやすそうだと感じる。音質、フレキシブルさ、デザイン、耐候性などを含めて高度にバランスさせることを目標に開発しているという。

発売日や価格などは現時点では未定。まずはイベントでユーザーの意見を聞き、今後の開発に活かしていきたいとのことだった。

■WiseTech



WiseTechは、NOBUNAGA Labsブランドのリケーブルを展示。先日発表し、本日4月29日から発売を開始した新製品「翔鶴 颯」「瑞鳳 颯」「VOYAGER-AXIS」「CASSINI-AXIS 」などを中心に展示していた。

MMCXモデルの「翔鶴 颯」「瑞鳳 颯」。「翔鶴 颯」が3.5mm 3極モデルで、「瑞鳳 颯」が4.4mm 5極モデル

これらの製品は、OFC錫メッキ導体リケーブル “Advanceシリーズ” の8芯モデル。躍動感のある濃密な中低域と優れた分離能力を実現するという、OFC錫メッキ線を採用し、さらに8芯構成にすることで、音の実在感や音場空間の再現力向上を図っている。

「VOYAGER-AXIS」「CASSINI-AXIS」はカスタムIEM2ピン(0.78mm)モデル。「VOYAGER-AXIS」が3.5mm 3極、「CASSINI-AXIS」が4.4mm 5極モデル

■Austrian Audio



Austrian Audioのブースでは、同ブランドのヘッドホン各種を体験可能。開放型のフラグシップ機「Hi-X65」と密閉型のフラグシップ機「Hi-X60」などが試聴できた。

Hi-X65

もちろんフラグシップモデル以外の製品も体験可能。同社がプロフェッショナル向けに位置づける「Hi-X55」「Hi-X50」、コンシューマー向けだとするラインのBluetooth対応機「Hi-X25BT」、ヘッドセット「PB17」など、様々な製品を用意していた。

各モデルを試聴用に取り揃えていた

■RME



RMEは、3月に発売された最新モデルAD/DAコンバーター “ADI-2シリーズ” フラグシップモデル「ADI-2/4 Pro SE(Special Edition)」などを展示。3月に発売された新モデルである同機に加えて、「ADI-2 Pro FS R Black Edition」と「ADI-2 DAC FS」も用意している。

ADI-2/4 Pro SE

なお、「秋のヘッドフォン祭2017」で行われたSuaraのミニライブにて公開レコーディングされた「POWDRE SNOW」を試聴曲として用意。同曲が「ADI-2 Pro Anniversary Edition」を使用して768kHzで録音された縁からの特別な措置で、現在のところ販売や配信の予定がない貴重な曲で製品の実力を確認できるようになっていた。

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