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公開日 2023/04/27 14:35

ラディウス、バイノーラル録音が可能なイヤホン型マイク 「RM-ATZ19」。ハイレゾ録音対応

プリモ製の小型コンデンサマイクを内蔵
編集部 : 伴 修二郎
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ラディウスは、ICレコーダーなどの録音機器に接続することでバイノーラル録音が手軽に楽しめるイヤホン型マイク「RM-ATZ19」を5月中旬より発売する。価格はオープンだが、税込25,500円前後での実売が予想される。

「RM-ATZ19」

左右の筐体に内蔵する高性能マイクにより、高品質なバイノーラル録音が可能なイヤホン型マイク。バイノーラル録音では一般的に、人の頭部や耳の形状を模したダミーヘッドなどの特殊マイクが用いられるが、様々なイヤホン開発で培ったノウハウを活用することで、まるでリスニングイヤホンのような安定した装着感とコンパクトなデザイン性を実現したとアピールする。

手持ちの録音機器に接続するだけで手軽にバイノーラル録音が行えるため、ライブ配信やアウトドア、ASMRなど、これから動画制作を始めたいという方にも最適としている。30Hz - 40kHzの広帯域を収音可能で、日本オーディオ協会のハイレゾマークをマイク製品として取得。より再現性が高く臨場感あふれるハイレゾ録音をサポートする。

録音の方法次第で、様々な「聴こえ方」を再現することができる。例えば楽器演奏の録音の際には、演奏者が本機を装着すれば、演奏中の奏者自身の聴こえ方が再現された主観的な音声を録音。一方、演奏の聞き手側が本機を装着すれば、演奏中の聞き手の聴こえ方が再現された客観的な音声の録音ができる。

録音方法のイメージ

さらに、一人で客観的な音声の録音を行いたい際には、人の頭部形状を模したマネキンなどの耳に本機を固定することで、簡易的に客観的音声のバイノーラル録音を再現することもできるという。

内蔵マイクには、ステージ用のボーカルマイクや放送局・スタジオ用の集音マイクなど高性能なマイク関連製品を展開する(株)プリモ製「小型エレクトレットコンデンサマイクロホン」を採用。極めてフラットな周波数特性と高い感度により、低域から高域まで繊細かつ表現力豊かに録音できる。

エレクトレットコンデンサマイクロホンのイメージ

ドライバーには、「FLW(Floating Lead Wire)構造」の12.5mm径ダイナミック型を搭載。ボイスコイルのリード線を振動板に干渉することなくPCBに接続する「空中配線」により、ダイナミックドライバーで起こり得る振動板への偏った負荷を軽減し、全帯域にわたってノイズの少ないクリアな出音を特徴とする。楽曲リスニングイヤホン用のドライバーをベースとした、バイノーラル音声の聴取や分析に特化したモニター向けのチューニングを施している。

ケーブルの取り回し時にストレスがかかりやすいプラグモールド部には、一般的なI型とL型の中間にあたる45度形状を採用。機器のさまざまな接続位置や使用環境に柔軟に対応し、断線の原因となるケーブルへのストレスを軽減する。プラグはΦ3.5mmの金メッキステレオミニプラグ×2を装備。ケーブル長は約110cm。

I型とL型の中間にあたる45度形状を採用

イヤーピースには、耳のより奥の広いエリアでフィットする独自形状の「ディープマウントイヤーピース」を付属。豊かな低音再生とイヤホンの落下防止を両立し、抗菌仕様により長く清潔に使用できる。人の声や環境音の再生に優れ分析的な聴取に最適な「モニター用イヤーピース」も同梱する。

ディープマウントイヤーピース

装着感に合わせてイヤーピースの位置を2段階で調節可能な「アジャスタブルポート」を採用。イヤホンをしっかりフィットさせることで、低音再生能力の向上と、長時間にわたる収録での耳へのストレスを軽減するという。屋外での強風時などに発生する風切り音を約20dB軽減する着脱式のウィンドスクリーン(風防)も付属する。

屋外での使用に便利な着脱式のウィンドスクリーン(風防)も付属

マイクは無指向性で感度は-43dB。イヤホン仕様は再生周波数特性が10Hz - 20kHz、インピーダンスが16Ω±15%。本体質量は約19g(ケーブル含む)。付属品として収納ポーチなども同梱する。

付属品イメージ

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