公開日 2020/02/07 22:27

ローランド、“世界初”スタイルの電子和太鼓やスマホ用配信システムを披露

Roland/BOSS新製品が多数登場
編集部:小澤麻実
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ローランドは、Roland/BOSS新製品発表会を開催。新製品をいちはやく体験できるイベント「SOUND SPARK 2020」も東京国際フォーラム ホールDにて行った。CESやNAMMで披露された電子ドラムの新シリーズやステージピアノ、ギター関連製品など様々なモデルが発表されたが、本稿ではオーディオビジュアル関連製品を中心にピックアップして紹介しよう。

ドラマーのそうる透氏らが登場し、新製品を使用したハイレベルなデモ演奏を披露した

1月25日に発売されたスマートフォン用ライブ配信ツール「GO:LIVECAST」(実売価格 税抜25,000円前後)は、スマホと本機さえあれば簡単にライブ配信ができ、拡張性を備えていることも特徴だ。ツイキャスやYouTube、Twitch、Facebook Liveなどに対応している。

スマートフォン用ライブ配信ツール「GO:LIVECAST」。スマホで簡単にハイクオリティなライブ配信を実現する

本体にはマイクを内蔵するほか、48Vファンタム電源対応マイク入力を備え、コンデンサーマイクの接続も可能。本体ツマミでリアルタイムにリバーブをかけることもできる。さらにライン入力、ヘッドホン出力なども用意。音にこだわったマイクと電子楽器をつないで弾き語りをリアルタイムで配信する…といった使い方もできる。

マイク入力やライン入力端子などを用意

さらに使い方の可能性を広げてくれるのは専用アプリだ。スマホに保存してある動画や写真、音楽などを本体の6つのボタンに登録でき、配信スタート時にタイトル画像を流したり、テロップを挿入したり、好みのタイミングで効果音を流したりといった、スイッチャー/サンプラーのような使い方が可能。拍手や笑い声などの効果音やBGM、ニュース/スポーツ番組のオープニング風動画なども素材として用意されている。

スマホに保存してある動画などを本体の6つのボタンに登録し、簡単に表示・切り替えができるスイッチャー的な使い方もできる

また、同じWi-Fiネットワーク上にある2台のスマホを使い、2カメラ体制での配信も行える。2台のスマホカメラは切り替えて使用することはもちろん、ピクチャー・イン・ピクチャー表示が可能。鏡面モードや美肌フィルター機能なども備えている。

スマホ2台を使った配信も可能

一方のスマホで撮影した映像をピクチャー・イン・ピクチャー表示することも。表示場所を選ぶこともできる

なお、ライブ配信だけでなく録画も可能だ。

会場には新製品がずらりと登場したほか、発売中のギターアンプとしても使えるBluetoothヘッドホン「WAZA-AIR」なども展示されていた。

ギターアンプとしても使えるBluetoothヘッドホン「WAZA-AIR」


世界初の“担ぎ桶”スタイルの電子和太鼓「TAIKO-1」(写真左)。桶胴太鼓以外にも様々な太鼓の音色で演奏可能。鳴り物や掛け声等の効果音も内蔵する。分解可能で、電源は単三電池8本。

開発は太鼓芸能集団「鼓童」とタッグを組んで実施。メンバーによるデモ演奏も行われた。V-Drumで培われた打点位置検出機能により、叩いた場所によってしっかり音色が変化。デジタルで音を直接取り込めることから録音の仕方も変わるかも知れない、などのコメントが寄せられていた


V-Drumの新モデルや、軽量・コンパクトな88鍵ステージピアノなどが登場

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