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搭載アンプ/エフェクトをベース用に最適化

ローランド、ワイヤレスヘッドホン型ベースアンプ「WAZA-AIR BASS」。練習に便利なリズム機能を搭載

公開日 2021/09/02 17:01 編集部:川田菜月
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ローランドは、同社が取り扱うBOSSブランドより、ヘッドホン型ベースアンプ「WAZA-AIR BASS」を2021年10月に発売する。価格はオープンだが、 税込49,500円前後での実売が予想される。

「WAZA-AIR BASS」

WAZA-AIR BASSは、付属のトランスミッター「WL-T」を通して楽器とワイヤレス接続するヘッドホン型アンプ。従来モデル「BOSS WLシリーズ」のワイヤレス技術を受け継ぎ、超低レイテンシーかつ自然な弾き心地と高品位なサウンドを実現するとしている。

付属のトランスミッターを楽器に繋いで、ワイヤレスにヘッドホンと接続できる

本モデルでは、2019年に発売したギター向けモデル「WAZA-AIR」の基本コンセプトを引き継ぎながら、搭載アンプとエフェクトをベース用に最適化。新たに、効率的な練習をサポートするリズム機能も追加した。

独自の立体音響テクノロジーを搭載し、ヘッドホン型ながら自然な音の広がり、共鳴、楽器を鳴らした際の空気の動きまで体感できるとしている。また内蔵のジャイロ・センサーによりプレイヤーの頭部の動きを感知して、動きに合わせて音の響き方やアンプ・サウンドの定位を変化。これにより、ステージやスタジオで演奏しているような臨場感あるサウンドを再現可能だとする。

ベースアンプは5つのタイプを搭載しており、クリーンでパンチの効いたモダンなサウンドから、ヴィンテージ真空管アンプをドライブさせたサウンドまで幅広く対応するとのこと。

Bluetoothによるスマートフォンとのワイヤレス接続に対応し、音楽ストリーミングや、専用アプリ「BOSS TONE STUDIO」による音色の調整も可能。エフェクト機能はコンプレッサーやオーバードライブをはじめ、モジュレーションや空間系、オクターブ、ベースシンセなど幅広い選択肢を用意。セットアップしたサウンドは6つまで本体メモリーに保存可能で、本体側面のボタンから呼び出しできる。

内部にはカスタム設計された口径50mmのドライバーを搭載。ベースのサウンドはもちろん、楽曲の再生にも最適な設計に仕上げたとする。

新搭載するリズム機能では、5/4や7/4のような拍子を含む32のバリエーションに対応するメトロノームや、10種類のアコースティック・ドラムなど、豊富なパターンのリズムを内蔵する。BPMやリバーブの設定も可能で、「BOSS TONE STUDIO」アプリで調整した設定を6種類まで保存できる。

豊富なパターンを備えたリズム機能で、ベース練習も効率的にできるとアピール

アプリ内に6種類の設定を保存可能

音場は、スタジオでアンプを鳴らしているような部屋鳴り感を再現する「サラウンド・モード」、ジャイロ・センサーにより頭の動きに合わせたリアルな定位を再現する「スタティック・モード」、背後からアンプを通した演奏音やストリーミングした楽曲などが聴こえ、ステージ上のような音場を作り出す「ステージ・モード」の3つを備える。

装着感にもこだわり、フィット感の高いイヤーパッド、幅広のヘッドバンドを採用。イヤーパッドとスライダーの連結部を回転させることで折りたたみ収納もできる。

充電式バッテリーを採用。本体の連続使用時間は最大約5時間、付属のトランスミッターは約12時間。バッテリーの消耗を抑えるオート・オン/スタンバイ機能も搭載する。本体の質量は320g、トランスミッターは外形寸法が87W×36H×32Dmm、質量が43gとなる。

別売で専用キャリングケース「CB-WZ-AIR」(¥OPEN/市場想定価格:税込3,300円前後)も用意。WAZA-AIR BASS、およびWAZA-AIRの収納に対応する。

専用キャリングケース「CB-WZ-AIR」も

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