公開日 2019/10/16 13:05

ソニー、新ドライバーで小型化と高音質化両立したノイキャンワイヤレスヘッドホン「WH-H910N」

オンイヤータイプでノイキャン非搭載の「WH-H810」も
編集部:小野佳希
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ソニーは、新開発ドライバーでコンパクト化と高音質化の両立を図るとともに、構造の見直しで装着性の改善も図るなどしたワイヤレスヘッドホン「WH-H910N」と「WH-H810」を11月9日から順次発売する。ノイズキャンセリング機能も備えるアラウンドイヤータイプ「WH-H910N」は11月9日発売で3万円前後、ノイズキャンセリング非対応のオンイヤータイプ「WH-H810」は11月23日発売で2万円前後での実売が予想される。

WH-H910N

WH-H810

IFA2019で海外発表されていたモデルの日本市場投入が明らかになった格好。両機とも新開発の25mmドライバーを搭載。40mmドライバーを搭載していた前モデルからドライバーサイズは小さくなっているが、剛性の高いアルミニウムドームで広帯域再生に対応させるとともに、柔らかいウレタンエッジによって高い感度を実現し、これによってコンパクトと高音質を両立したとしている。

Bluetoothコーデックは、SBCとAACに加えて、ハイレゾ相当のデータ量を伝送できるLDACにも対応。また、MP3などの圧縮音源もハイレゾ相当の音質にアップコンバートするDSEE HX技術も搭載している。

なお、ソニー自身は以前ほど大々的に謳っていないが、デザインコンシャスであることを意識した“h.earシリーズ”の新モデル。「WH-H910N」は“h.ear on 3 Wireless NC”、「WH-H810」は“h.ear on 3 Mini Wireless”として位置づけられる製品だ。

カラーバリエーションは両機ともブラック/レッド/ブルー/オレンジ/アッシュグリーンの5色展開。ブラックとオレンジのみイヤーパッドに透かしのようなデザインが施されている。

ブラックのイヤーパッドデザイン

オレンジのイヤーパッドデザイン

ヘッドバンドを薄くして幅も細くしたり、より頭に沿う形状にするなどで装着感の向上にも配慮。ハウジング部も以前より薄型化するなどしている。

従来モデルからデザインを大きく変更。ヘッドバンド部も細くなるなしている

また、イヤーパッドも形状を変更。耳への接地面を増やして快適性の向上を図った。さらに、ヘッドバンドのクッション部も、しわやたるみのないシリコン素材を採用している。

イヤーパッドの形状も変更

「WH-H910N」は前述の通りノイズキャンセリング機能も装備。以前は外部ノイズの集音用フィードフォワードマイクと通話用マイクを兼用させていたところを、今回両者を別々にしたり、通気構造の見直しで遮音性を向上させるなどでノイズキャンセリング性能を向上させている。

また、業界最高クラスのノイズキャンセリングを持つとする「WH-1000XM3」が採用する「外音コントロール機能」に新たに対応。スマートフォンアプリ「Sony | Headphones Connect」を使って外音取り込みレベルを20段階で調整したり、会話相手の声を聞き取りやすくする「ボイスフォーカス」や、「アダプティブサウンドコントロール」、「自動電源オフ設定の変更」など、様々な外音コントロール機能を利用できるようになった。

そのほか、両機ともGoogleアシスタントおよびalexa built-inのボイスアシスタントにも対応。「WH-H810」はソニーのオンイヤータイプとして初めてボイスアシスタントに対応し、カスタムボタンも搭載している。「WH-H810」は加えて、こちらもソニーのオンイヤータイプとして初めてハウジング部に触ってのタッチ操作にも対応した。

バッテリー性能も前モデルから向上。「WH-H910N」は28時間から35時間(ノイズキャンセリングオン/DSEE HXオフ時)へ、「WH-H810」は24時間から30時間(DSEE HXオフ時)へと連続再生時間が伸びた。

また、クイック充電にも両機ともに対応。10分の充電で「WH-H910N」は2.5時間、「WH-H810」は3.5時間再生可能なレベルにまでバッテリーを回復できる。

充電用USB端子はType-Cを採用し、USB-Cケーブルも付属。そのほか、有線接続でも使用でき、1.2mの専用ケーブルが付属する。

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