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公開日 2014/06/16 10:01

マランツ、スリムAVアンプ新モデル「NR1605」− 4K/60PやDSDネットワーク再生対応

BluetoothやWi-Fiも内蔵
ファイル・ウェブ編集部
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マランツは、Wi-FiやBluetoothに対応したスリムデザイン採用7.1chAVアンプ「NR1605」を7月中旬より発売する。価格は81,000円(税抜)。

NR1605

本機は7chパワーアンプを搭載しつつ、スリムな筐体を採用して設置性を高めた7.1ch対応AVアンプ。Wi-FiやBluetoothなどのワイヤレス機能、HDMI2.0による4K/60p(4:4:4)入出力や、ネットワーク経由での2.8MHz DSDやAIFF/ALAC再生に新たに対応した。

■スリム筐体に7chディスクリートアンプを収める

スリムな筐体を採用しながら、7chのディスクリート・パワーアンプを搭載。定格出力は50W/ch(8Ω、20Hz-20kHz、THD 0.08%)、実用最大出力は100W(JEITA:1チャンネル駆動、6Ω、1kHz THD 10%)となる。

パワーアンプ部はディスクリート構成とすることで歪みを低減し、S/Nを向上させている。また、7chのパワーアンプをヒートシンクに一列にマウントすることにより、チャンネル間の温度差に起因する特性のばらつきを抑え、つながりの良いサラウンド再生を実現。新たに4Ωスピーカーの接続に対応した。サラウンドバックやフロントハイトチャンネルを使用しない場合には、フロントスピーカーをバイアンプ接続したり、2組のフロントスピーカーを切り替えて使用することができる。

また、7chのパワーアンプをヒートシンクに一列にマウントすることにより、チャンネル間の温度差に起因する特性のばらつきを抑えている

デジタルオーディオ回路の設計も刷新。リスニングテストによる入念な音質検討を繰り返し、厳選した192kHz/24bit対応D/Aコンバーター、チップ内部の構成やワイヤリングを最適化し、高品質シリコンウェファーにより音質対策が図られた新型オペアンプを採用した。さらに、カスタムチューンされたオーディオ用コンデンサーにより、D/A回路のシグナルパス、電源供給部を強化している。スピーカーターミナルは、ハイグレードなスクリュータイプ端子を採用した。

スピーカーターミナルは、ハイグレードなスクリュータイプ端子を採用

■Wi-Fi&Bluetooth内蔵。ネットワーク再生は2.8MHz DSDに対応

本機は、IEEE 802.11b/IEEE 802.11g準拠のWi-Fi機能を内蔵。2本のロッドアンテナを採用したダイバーシティアンテナを背面に備え、通信を安定化している。WPSによる接続が可能で、対応ルーターと簡単にネットワーク設定できる。

2本のロッドアンテナを採用したダイバーシティアンテナを背面に搭載し、安定したWi-Fi接続を実現

Bluetoothも搭載し、スマートフォンやタブレットなどに保存した音源のワイヤレス再生に対応。テレビ画面や本機のディスプレイに曲名やアルバム名などを表示することも可能だ。また、NR1601のリモコンから再生/一時停止、前曲にスキップ/次曲にスキップ、早戻し/早送りなどを操作することもできる。Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、対応プロファイルはA2DP 1.2/AVRCP 1.4。コーデックはSBCおよびAACに対応している。

ネットワーク再生機能も強化。DLNA1.5に準拠し、2.8MHz DSD、192kHz/24bitまでのAIFF、WAV、FLAC、96kHz/24bitまでのALACの再生に対応する。なお、DSDはPCM変換再生となる。ギャップレス再生は、従来のFLAC、WAVに加え、DSD、AIFF、ALACの再生時に可能。また、AirPlayにも標準対応する。

フロントUSB-A入力からのUSBメモリー再生は、ネットワーク再生と同様のフォーマットに対応。2.8MHz DSD、192kHz/24bitのWAV、FLAC、AIFF、96kHz/24bitのALACなどが再生できる。iPod/iPhoneとのデジタル接続にも対応し、各デバイスの充電も可能だ。「インターネットラジオ」機能も搭載する。iOS/Android用アプリ「Marantz Remote APP」からの操作にも対応している。

■HDMI2.0による4K/60p入出力に対応

HDMI入出力は4K/60p、4:4:4、24bitの映像処理に対応する。さらに、SD/HD映像を4K30p映像にアップスケーリングして再生する4Kアップスケーリング、4K/60p映像のパススルーも可能だ。

また、画質調整機能「ピクチャーモード」を採用し、視聴環境の明るさやコンテンツに合わせて6つのモードを選択することが可能。さらに、手動で詳細 な調整を行うこともできる。

■色分けされたSP端子や音場補正マイクスタンド同梱など使い勝手にも配慮

各コンテンツを試聴しながら不要な電力の節約ができる「エコモード」を搭載。常に消費電力を低減する「オン」、電源がオンのときに音量に合わせて自動的に消費電力を低減する「オート」、消費電力を低減しない「オフ」の切り替えが可能だ。さらに消費電力はオンスクリーンにメーターで表示することもでき、常にメーターを表示する「常時オン」、モードの変更時や音量の変更時にメーターを表示する「オート」、メーターを表示しない「オフ」の切り替えが可能となっている。

エコモードにより、コンテンツを楽しみながら電力を節約することができる

カラーリングにより分かりやすく識別できるスピーカーターミナルを採用。各チャンネルのケーブルを正しく接続するため、ケーブルをターミナルの色に合わせてマーキングするカラーラベルを付属。リアパネルの印刷文字も従来より見やすくした。

接続から初期設定までを、テキストとグラフィックを使ってわかりやすくガイダンスする「セットアップアシスタント」機能を搭載。基本的な接続や設定はテレビ画面に映し出されたガイダンスに従って進めるだけで終了できる。

接続から初期設定までを、テキストとグラフィックを使ってわかりやすくガイダンスする「セットアップアシスタント」機能を搭載

GUIはオンスクリーン表示や日本語表示に対応。音量調整や入力ソースの切り替えなどのステータス情報やセットアップ画面、エコモードによる消費電力を、再生中のコンテンツに重ねて表示することができる。

GUIはオンスクリーン表示や日本語表示に対応

音場補正機能は「Audyssey MultEQ」を採用し、自動でスピーカー設定とルーム音響特性を最適化する。最大で6か所の測定データを解析することによって、各エリアで理想的なサウンドで楽しめるように最適なチューニングを行う。

音場補正機能は「Audyssey MultEQ」を採用

新たにセットアップマイクを取り付けるための紙製マイクスタンドを付属。マイクの高さを、視聴者が座ったときの耳の高さに合わせて調整できるので、より最適な音場補正を実行できる。

紙製の音場補正マイク用スタンドが同梱

マルチゾーン機能も搭載。メインルームと同じソース、または異なるソースを同時に楽しめる。ゾーンプリアウトに外部パワーアンプを接続して、マルチゾーン用のスピーカーを鳴らすこともできる。メインルームが5.1chシステムの場合は、サラウンドバックチャンネル用のアンプをゾーン2に割り当てることも可能だ。

HDMIは入力×8、出力×1を搭載。その他の入出力については、コンポーネント映像入力×2、コンポーネント映像モニター出力×1、コンポジット映像入力×3、アナログLR音声入力×3、光デジタル入力×1、同軸デジタル×1、2.1chプリ出力×2、ヘッドホン出力×1、ゾーン2プリ出力×1、AM/FMチューナー×1、LAN端子×1、USB-A端子×1を搭載。

消費電力は250W(待機時:通常スタンバイ 0.2W、CECスタンバイ 0.5W)。外形寸法は440W×105H×376Dmm、質量は8.6kg。

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製品スペックを見る
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドMARANTZ
  • 型番NR1605
  • 発売日2014年7月中旬
  • 価格81,000円(税抜)
【SPEC】●定格出力:フロント/サラウンド/サラウンドバック…50W+50W、センター…50W(8Ω、20Hz〜20kHz、THD 0.08%) ●実用最大出力:100W(6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動) ●対応インピーダンス:4〜16Ω ●周波数特性:10Hz〜100kHz(+1,-3dB、ダイレクトモード時) ●接続端子:HDMI入力×8/出力×1、コンポーネント…映像入力×2/映像モニター出力×1、ビデオ…映像入力×3/映像モニター出力×1、音声入力…アナログ×3/光デジタル×1/同軸デジタル×1、2.1chプリアウト×1(FL/FR/SW)、ヘッドホン出力×1、ゾーン2プリアウト×1、LAN×1 他 ●Bluetoothバージョン:ver.2.1+EDR ●対応プロファイル:A2DP 1.2,AVRCP 1.4 ●対応コーデック:SBC,AAC ●消費電力:250W(待機時 通常スタンバイ…0.2W、CECスタンバイ…0.5W、ネットワークスタンバイ…2.7W) ●外形寸法:440W×105H×376Dmm(ロッドアンテナ除く) ●質量:8.6kg
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