公開日 2010/02/09 18:19

パナソニック、「Blu-ray 3D」再生に対応したプレーヤー「DMP-BDT900」を発売

片方を「音声専用」に設定できる2系統のHDMIを搭載
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
パナソニックは世界初となる「Blu-ray 3D」の再生に対応したBDプレーヤー「DMP-BDT900」を4月23日に発売する。価格はオープンだが、130,000円前後での販売が予想される。


DMP-BDT900
本機は同日発表されたレコーダー“DIGA”シリーズ(関連ニュース)と同じく、「Blu-ray 3D」規格で採用されているMPEG-4 MVCコーデックで収録された3Dコンテンツの再生に対応するプレーヤー。同時に2つのハイビジョン映像を処理できるデコーダー機能を、データ処理能力を向上させたLSI「新UniPhier(ユニフィエ)」の搭載により実現している。

同社のBDプレーヤー最上位機としてのプレミアムな仕様にもこだわっている。レコーダーの最上位機「DMR-BWT3000」と同じ「新リアルクロマプロセッサplus」を搭載し、オーバーシュートを抑えながら水平方向の色解像度を高めることで、色のキレと精細感をさらに高めた映像が楽しめる。

「階調ロスレスシステム」ではハイビジョン画質の映像に加えてSD画質の映像でも輝度信号・色信号の処理システム全体を最適化することで、演算精度劣化による階調ロスを徹底排除している。また同社プロジェクター製品に搭載されていた「ディティール・クラリティ・プロセッサ」をBD再生に応用し、搭載。BDディスク再生時にはフルハイビジョン映像をシーンごとに4つの周波数帯に分けて分析・最適処理を行うことで質感豊かな映像を再現する。また、DVDなどSD画質の映像を高画質にアップコンバートする「超解像技術」も採用する。

HDMI出力は本体にMAINとSUBの2系統を搭載する。両方の端子へ同時に映像と音声が出力できるほか、SUB側出力を「音声専用出力」に設定することもできる。HDMI伝送時、アンプ側でオーディオ・クロックを生成する際に発生するジッターを低減するシステムを搭載するほか、オーディオ専用のクロック生成回路を設けたことで一層の低ジッタ化を実現している。HDMI出力は1080/60p・1080/24p対応。DeepColorやBD-Live、HDオーディオのビットストリーム出力とデコード出力にも対応する。また圧縮音声の調波成分を復元する「マルチチャンネル デジタル リ.マスター」も採用している。デジタル音声出力は光/同軸を1系統ずつ備える。

また192kHz/24bit DACによる高品位なアナログ7.1ch出力も行える。巻き線にOFCを使用したOFC電源トランスをBDプレーヤーとして初めて採用している。電源回路には音質に配慮したショットキーバリアダイオードも採用。ピュアオーディオ用コンデンサ、ローノイズオペアンプ、OFC電源ケーブルなどの音質にこだわったパーツも各所に配置している。さらに本体に伝わる振動を大きく軽減するため、セラミックインシュレーターやドライブの制振・吸音カバー、振動防止ダンパーなどが採用されている。

映画や音楽ソフトを楽しむ際には、音質に影響のあるアナログ映像信号をカットできる「ハイクラリティサウンド」機能が効果を発揮する。映像DACの動作を止めることにより、さらにクリアな音質を実現する。本機能はアナログ音声出力時だけでなく、HDMI接続時の音声にも効果がある。さらに 真空管の音質をエミュレートする「真空管サウンドモード」も搭載する。

ネットワーク機能については、別売の無線LANアダプター「DY-WL10」を本体に接続して、LANケーブルを使わずにホームネットワークにつないで「お部屋ジャンプリンク」の機能も楽しめる。例えば同じ機能に対応するDIGAとつないで、レコーダーに録画した番組やムービー映像、デジカメ写真などを、プレーヤー側で再生して視聴することも可能だ。VIERA Link対応、DLNA対応やYouTube視聴も実現している。

本体には大容量SDXC規格のSDカードにも対応するスロットを搭載。ビデオカメラやデジカメで撮影した動画・静止画を手軽にプレーヤーで再生して楽しめる。外形寸法は高さ68mm、奥行き238mmのコンパクトデザイン。駆動時消費電力は約18W、待機時消費電力はクイックスタート「切」時で約0.1Wとなる。


【問い合わせ先】
パナソニック お客様ご相談センター
TEL/0120-878-365

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックを見る
  • ジャンルBDプレーヤー
  • ブランドPANASONIC
  • 型番DMP-BDT900
  • 発売日2010年4月23日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格130,000円前後)
【SPEC】●再生可能ディスク:BD-RE/-R、BD-Video/-LIVE、DVD-RAM/-RW/+RW/-R/-R DL/+R/+R DL、DVD-Video、音楽CD、CD-R/RW ●出力端子:HDMI×2、コンポーネント映像×1、映像×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1、7.1chアナログ×1 ●消費電力:約18W ●外形寸法:430W×68H×238Dmm(突起部含まず) ●質量:約3.2kg
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX