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公開日 2003/02/05 18:15

パナソニック、DVDレコーダー「DIGA」シリーズ発表会レポート〜Q&A質疑応答〜

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左:松下電器産業(株)大坪氏 右:DIGAシリーズのイメージキャラクター ボブ・サップ
●松下電器産業(株)、パナソニックマーケティング本部とパナソニックAVCネットワークス社は本日、同社AV機器製品の主力を担うDVDビデオレコーダーの新製品を5機種新たに発表した。都内会場で行われた発表会では、松下電器産業(株)常務取締役兼パナソニックAVCネットワークス社社長である大坪文雄氏により、同社のDVDレコーダー製品に冠する事業計画と新製品の紹介が併せて行われた。

はじめに大坪氏は今年の1月よりスタートした同社の分社化体制以降の新しいAVCネットワーク社の事業戦略を明らかにした。この中で大坪氏は「これからも破壊と創造の基本理念をベースに、よりグローバルな視点でのオペレーションによる全社的大改革を押し進めていく」新しい第一歩を力強く宣言した。

大坪氏はまた、DVDレコーダー製品をAV機器市場における大きな成長商品と位置付けながら、来る2004年にはビデオレコーディング機器市場においてVHSデッキを単体DVDレコーダーが完全に追い抜くであろうと予測を示した。その中で、同社が「ビデオ文化創造」の旗手として一層充実した取り組みを行いながら、DVDレコーダー商品の戦略を拡大・充実させて行く「Project M」の思想を打ち出した。これはMatushitaが2004年に向け、グローバル市場において月産Million(100万)台体制を築いていくとする、非常にチャレンジングな事業戦略である。松下グループの総力をあげたDVDレコーダー市場への果敢な挑戦を宣言した大坪氏の言葉は、本日会場に訪れた関係者からの大きな関心を集めていた。

本日発表された同社のDVDレコーダー新機種には、新たなサブ・ブランドネームとなる「DIGA(ディーガ)」という愛称が冠されることとなった。高品質な大容量録画を実現する"DVD"と"GIGA"を融合させたネーミングである。この「DIGA」のネームは今後同社より発売されるDVDレコーダー全モデルに採用していくということだ。

本日の発表会にはさらに、「DIGA」シリーズのイメージキャラクターに採用された格闘家、ボブ・サップ氏がかけつけた。氏の勝負事や体格におけるスケールの大きさが「でっかく録画」という、新シリーズのイメージにふさわしかったことが、今回のイメージキャラクター起用につながったということだ。会場にてインタビューを受けたボブ・サップ氏は自称「大のAVマニア」であり、自宅に立派なホームシアターを構えるほどだと応えた。中でもパナソニックの製品には大変興味を持っており、今回同社のイメージキャラクターに選ばれたことは大変光栄であると喜びを露わにした。「サップさんならDVDレコーダーをどんなふうに使いこなしてみたいですか?」という質問には、「自分が出た試合を録画して"ビースト(野獣)・ライブラリー"をつくってみたいぜ!HA!HA!」と豪快に答えてみせた。

以下に、本発表会席上で行われた質疑応答の全問全答をご紹介しよう。

Q:今回の新製品は御社とマイクロソフトが共同開発した企画「HighMAT」形式に対応していますか?
A:今回の製品では対応していませんが、今後検討していきたいと考えています。

Q:御社ではパソコン用のDVDマルチドライブを発売しているが、こちらをDVDレコーダーに搭載する予定はないのでしょうか?
A:PCドライブに関しては弊社の他の事業部がパソコンメーカーの要望に応えながら開発を行っています。DVDレコーダーを開発販売していく私たちAVCネットワーク社、そしてパナソニックブランドのAV機器としては、当面DVD-RAMというメディアを支援し、推進していく考えです。

Q:DVDレコーダーの全世界における販売予測をお聴かせください。
A:世界需要では2003年度において440万台程度の売上げを予測しております。日本国内の売上げはこれのほぼ半分を占めると考えています。2004年以降はグローバルで1400万台を超えていくでしょう。総需要は月産100万台を予想しており、その内、北米・欧州市場での需要が多くを占めて行くと考えております。

Q:ハイビジョン放送の録画について、今後開発されるDVDレコーダーで対応されていくお考えですか?
A:ハイビジョン放送の一般化は今後徐々に進んでいくものと思われますが、対応レコーダーがどんどん出るという状況はすぐには訪れないものと私たちは考えています。高画質録画へのニーズが高まってくる時期にはBlu-rayと併せ、DVDレコーダー市場の動向を探っていきたいと考えています。

(Phile-web編集部)

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