レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート

オーディオテクニカは、レコードの音楽を光に変換してより深くアナログの音楽を楽しめるとするターンテーブル「Hotaru(ホタル)」について、12月4日から一般販売を開始した。公式オンラインストア価格は1,650,000円(税込)。
4月に開催されたミラノデザインウィークで初披露され、その後に特設サイトにて限定先行受付を実施していた製品の一般販売が正式にスタートした格好。全世界1000台限定での販売となる。
近年ターンテーブルをインテリアとして楽しむニーズが生まれ、視覚的に楽しむ方が増えていると同社は指摘。そしてHotaruでは、視覚的な楽しみをターンテーブルだけでなく、レコードに収録された音楽にまで拡張することで「音楽とインテリア」を融合。「音を光に変換し、レコードが再生される空間を演出することで、音楽を聴いているその瞬間をより濃く、空間ごと体感し記憶に残すことができる」と説明する。
本機はターンテーブル機能とスピーカー機能を併せ持つ「オールインワンターンテーブル」となっており、内部構造を工夫することで筐体最大限のスピーカーの大きさを確保。コンパクトなサイズ感からは想像もできないパワフルなサウンドや煌びやかで華のある中高音域、明瞭で深みのある低音域再生を実現したと謳う。

外観面では音楽とインテリアの融合を目指した独創的なデザイン性を追求したと説明。あわせて、ターンテーブルの課題である外部振動の対策として、ターンテーブル部分を「浮遊」させるユニークな設計を採用している。
レコードは、髪の毛より細い音溝をカートリッジの針先が読み取ることによって再生されるが、この繊細な動作をより正確に行うために、強力なマグネットの磁力反発によってターンテーブルを宙に浮かせる浮遊構造を搭載。デザインのインパクトに加えて、振動をアイソレーションすることでカートリッジの再生能力を最大化し、レコード再生能力の向上も図ったという。
そして、レコードから読み取った音と光がシンクロする「Lighting System」を搭載する。レコードから流れる音楽に20種類のカラーパレットから生まれる光が反応することで多彩なライティングを実現。3種類の点灯モードも備え、光が継続する「ベーシックモード」、滑らかに光が移ろう「グラデーションモード」、音の波を光として捉える「リンクモード」から選択できる。
































