公開日 2024/04/05 11:10

「レコード芸術ONLINE」記者会見開催。「クラシック音楽愛好家のためのポータルサイトの創出」を目指す

紹介する音源にはストリーミングサイトやCD購入サイトのリンクも
音楽之友社は、4月3日(水)に「レコード芸術ONLINE クラウドファンディング記者会見」を開催。9月2日(月)より雑誌『レコード芸術』はウェブ媒体『レコード芸術ONLINE』として再始動を予定しており、それに先駆けて4月10日(水)より準備資金調達のためのクラウドファンディングが開始される。記者会見では、ウェブ媒体での復活に至る背景などが語られた。

クラウドファンディング実施にあたっての記者会見を開催

同社代表取締役社長の時枝 正氏によると、雑誌『レコード芸術』は昨年7月号をもって休刊したが、休刊後に「復活への要望」が非常に多く寄せられたという。そのため、「レコード芸術の復活にチャレンジすることこそが、当社にとって大切なのではないかと考えました」と復活への思いを語る。

さらに、出版局メディア・コミュニケーション部長 清本真章氏からは『レコード芸術ONLINE』の概要について説明がされた。

出版局メディア・コミュニケーション部長 清本真章氏(右)

創刊の狙いは「クラシック音楽メディアを愛する全ての人々が一堂に会するポータルサイトの創出」としており、旧『レコード芸術』誌が批評の対象としていたパッケージメディアに加えて、ストリーミング音源なども批評の対象として加えることが大きなトピックとなる。

有料記事としては、中核コンテンツといえる「新譜月評」、さらに新譜一覧表(クラシック・データ資料館)、新連載、アーカイヴ連載、特集などを予定。「新譜月評」としては、交響曲、管弦楽曲、協奏曲、現代曲など全10ジャンルから毎月約100タイトルを掲載する。また双方向性を重視し、記事にはコメント機能を実装する計画もあるという。

「レコード芸術ONLINE」のサイトイメージ

「新連載」も創刊と同時にスタート。WEB媒体として求められる“時代への即応”を意識した内容とし、『レコード芸術ONLINE』の顔となるような話題性のある人物に執筆を依頼する。なお具体的な執筆陣については会見では明かされなかった。

記事で紹介する音源には全てストリーミングサイトやCD購入サイトのリンクを添え、読者が聴きたいと思ったらすぐに行動に移せるようにする。これにより、「AIのおすすめ」とは異なる新たな音楽との出会いが体験できるよう設計される。

無料記事としては「先取り最新盤レビュー」、アーティスト・インタビュー、そしてレコード会社別特設サイトを予定。また導入的な内容の記事も一部無料公開するという。

その他、旧「レコード・アカデミー賞」に代わり「新レコード・アカデミー賞(仮称)」の創設も発表された。1年間にリリースされたクラシック録音・録画メディアを表彰するアワードとなる。

クラウドファンディングの実施期間は、4月10日より5月24日まで。目標は1500万円で、ストレッチ目標は2000万円。なお、もしプロジェクトが未達の場合は、規模は縮小されるが、同社のウェブマガジンの中での展開を考えていくとしている。

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