「多くの音楽愛好家の「道しるべ」を創出」

『レコード芸術ONLINE』、9/2に創刊予定。クラファンを4/10より実施

公開日 2024/03/28 12:38 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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音楽之友社は、2023年7月号で休刊した月刊誌「レコード芸術」について、オンラインメディア「レコード芸術ONLINE」として再生すると発表。4月10日10時からCAMPFIREにてクラウドファンディングを実施し、9月2日に創刊を予定している。

「レコード芸術ONLINE」が始動

レコード芸術ONLINEの大きな目的として、「多くの音楽愛好家の「道しるべ」を創出」することとしており、クラシック音楽の演奏録音を楽しむ手段が、CDからインターネット配信へと多様化する中で、人生を変えられるような“名盤”にたどり着くためのガイドとなることを目指すとしている。

有料・無料の各種コンテンツを用意する

新譜レビュー、新譜一覧、アーカイヴ連載やオンラインメディアならではの新連載、特集記事などは有料記事とし、クラウドファンディングの支援者(10,000円以上)は1年間閲覧できる。それ以外にも、速報的な先取り最新盤レビューやアーティストインタビュー、レコード会社別特設サイトなど、無料で閲覧できる企画も掲載する。

具体的な有料コンテンツとしては、クラシック音楽メディアの「批評の場」を維持することを第一に、新譜月評を中核とした新譜レビューをメインコンテンツとして用意。CD・レコード・ストリーミング、国内盤・海外盤を問わず、毎月総計約100点を選定し、ジャンル別に20名の執筆者が「推薦」「準推薦」「無印」の3種類の基準で批評。なお、推薦盤のタイトルリストのみ無料で公開する。

そのほか、創刊から70年を超える「レコード芸術」が蓄積したアーカイヴから、いま読んでも新鮮な記事を発掘。再掲載。「時代への即応性」を意識したオンラインメディアならではの連載なども掲載する。

この度のクラウドファンディングは「創刊に向けた資金の一部を調達」するものとして実施。支援プランとしては、2,000円から1,500,000円まで幅広いプランが用意されており、支援額に応じた特典を受け取ることができる。上位プランには、特典として人気執筆陣による講座やレコード鑑賞サロン、プレミアムコンサート、音楽の友ホールでのレコーディング実施権なども含まれている。

クラウドファンディングで用意される各種特典

最低目標金額は1,500万円で、All or Nothing方式となっており、目標金額を達成できなければ集まった支援金はすべて返金される。

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