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公開日 2020/09/18 10:00

ラックスマン、95周年記念プリメイン「L-595A LIMITED」。銘機「L-570」を現代の技術で復活

国内300台限定
編集部:小野佳希
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ラックスマンは、往年のベストセラーモデル「L-570」をデザインモチーフとした純A級プリメインアンプ「L-595A LIMITED」を10月下旬に発売する。価格は98万円(税抜)。創業95周年記念モデルという位置づけで、日本国内300台限定生産となる。

L-595A LIMITED

1989年に発売され、90年代に人気を集めた半導体式アンプ「L-570」の外観や音質イメージを、30年の時を超えて現代に蘇らせたというアニバーサルモデル。ダイレクト選択型のアルミ製角型入力スイッチ、音量レベルを直読するためのインジケーター照明とその周囲の大きく大胆な座ぐり、下部を黒色アルマイトの別パーツに分けてツートーンカラーに描き分けたヘアライン・フィニッシュのフロントパネルなど、「金属加工技術が向上した今だからこそ、オリジナルモデルを超える質感の実現に挑んだ」としている。

ボンネットには、真空管コントロールアンプのフラグシップモデル「CL-1000」でも採用した、天然木の突板へ光沢塗装を施したウッドキャビネットを装着。アンプ部には、ラックスマン最新の増幅回路となるODNF-uを純A級仕様で搭載する。

また、フロントパネル部には、深い彫り文字に墨入れをした筆記体によるブランドロゴを配置。限定製品であることを示す赤い「LIMITED」の文字も配している。

前述のように、最新の増幅回路ODNF-uを搭載し、3段ダーリントン3パラレルプッシュプル構成の純A級30W+30W(8Ω)定格出力仕様を採用。高レギュレーションの電源トランスと、LR独立80,000μFの大容量ブロックコンデンサーを組み合わせたハイイナーシャ(高慣性)電源も搭載している。

機体内部

プリアンプ回路の出力段にディスクリートバッファー回路を搭載することで、パワーアンプ・ブロックへの駆動力を向上。88ステップのアンプ回路一体化型・電子制御アッテネーター新LECUA1000を搭載することで、スムーズな音量調節ができるようにも配慮している。

また、大型スピーカーリレーとスピーカー端子までの低インピーダンス化により、高ダンピングファクター370を実現。そして、入力された音声信号をスピーカー出力までの最適最短ルートで構成するビーライン・コンストラクションを採用している。

さらに、アンプ回路と入出力端子を接続するジョイント基板には、音質に悪影響を与えるレジストを廃したピールコート基板を採用。加えて、ラウンドパターン採用の基板配線にすることでスムーズな電流伝送を実現したという。

MM/MC対応のフォノアンプ回路を内蔵しているため、専用のフォノアンプを買い足すことなくアナログレコード再生が可能。そのほか、人の聴感特性に合わせた音量連動式のラウドネス機能や、パワーアンプの追加/AVシステムとの共存を可能にするセパレート機能も備えている。

独立コンストラクションのループレスシャーシ構造にすることで、シャーシ電流によるアース・インピーダンスの上昇を抑制。銅メッキ鋼板によるシールド板の装着によって、プリアンプ回路などの小信号ブロックを外来ノイズから守るようにもしている。

入力はライン4系統、フォノ1系統(MM/MC切替)で、セパレート入出力はバランス・ライン2系統、セパレート入出力1系統。銅と同等の導電率と真鍮に匹敵する硬度を併せ持つというカッパーアロイ製のRCA端子をLINE-1に装備している。

背面端子部

そのほか、脚部はグラデーション鋳鉄製インシュレーター・レッグを採用。対応するCD/SACDプレーヤーの操作も可能なアルミ製リモコン「RA-17A」、およびトップエンドモデル専用のハイグレード電源ケーブル「JPA-15000」が付属する。

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