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公開日 2025/07/09 06:40
VGPで企画賞・金賞を受賞した注目プロダクト

デイリーユースにちょうど良い、“ラフに使える”ながら聴きイヤホン「nwm GO」がこの夏の相棒になる

折原一也

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今、耳をふさがないオープンイヤー型イヤホンがトレンドとして急浮上している。


完全ワイヤレスイヤホンがカナル型でノイズキャンセルと高音質を追求するなかで、あえて周囲の音も聞こえる利便性を求めるオープンイヤー型のムーブメント。そんななかでも今回は、オーディオ・ビジュアルのプロが優秀モデル選ぶ「VGP2025 SUMMER」で企画賞・部門金賞を受賞したNTTソノリティが展開する音響ブランド「nwm(ヌーム)」“耳スピ”のアウトドア向けモデル「nwm GO」の魅力をレビューしていきたい。



nwm GO:16,500円(税込) /「VGP2025 SUMMER」ライフスタイル分科会「企画賞」、「Bluetoothオープンイヤー型イヤホン/ネックバンド方式」部門金賞


最初に明確にしておきたいポイントは、本機は音楽に深く没入するための“本気のイヤホン”とは異なる立ち位置であるということだ。ポータブル・オーディオ愛好家は、既にお気に入りの高音質完全ワイヤレスイヤホンやヘッドホンを所有しているだろう。


nwm GOは、それらと競合するのではなく、むしろ「2台目」を想定したい一台。特に、汗ばむこれからの季節、もっとラフに、アウトドアでも気軽に音楽と付き合いたい。そんなニーズに対する、nwmからのスマートな提案となる製品だ。


NTTの独自技術「PSZ」で音漏れ抑制、スタイルを選ばない3色展開


nwm GOの本体に目を向けると、約20gという驚異的な軽さと、しなやかなネックバンド、そして耳元に乗せるように装着するオープン型イヤホンの構造が特徴だ。装着感は後頭部をネックバンドが回り込み、耳を塞ぐことなく、そっと固定する形となる。


カラーは試用したアースカラーの「ソイルベージュ」のほか、クリーンな「グレイシャーホワイト」、「フォグブラック」を展開。いずれもマットな質感で、アウトドアウェアから普段着まで、スタイルを選ばず自然に馴染むだろう。


この気軽さを技術面で支えるのがNTT独自の音漏れ抑制技術「パーソナライズドサウンドゾーン(PSZ)技術」だ。逆位相の音で物理的に音漏れを打ち消すこの独自技術があるからこそ、周囲を気にすることなく使うという自由さも成立するのだ。




NTTの独自技術「PSZ」で音漏れを抑制し、快適なながら聴きを実現する


スペック面も抜かりはない。バッテリーは最大10時間の連続再生が可能で、一日の活動には十分対応できる。IP55相当の防塵・防水性能を備え、アウトドア用途で汗や突然の雨も気にせず使えるのは嬉しいポイントだ。


アウトドアでもビジネスシーンでも大活躍。「ラフに使える」手軽さが魅力


nwm GOが最も活躍するシチェーションとしてまず思い浮かぶのは屋外、アウトドアの利用シーンだ。耳を塞がないオープン型ワイヤレスイヤホンなので、路上では周囲の喧騒、車の走行音もそのまま耳に飛び込んでくる。これは音楽に没入し過ぎない安全さにつながる。



耳をふさがないのでアウトドアやワークアウト時にも安心。普段の通勤などでも活躍してくれる


電車内での音楽リスニングでも騒音や周囲の音と共に聴く形になるが、車内アナウンス等も確実に聞こえる安心感もあって、これが意外と快適なのだ。


そしてもう一つ、本機が実は大活躍するシーンとしてリモートワークの自宅や職場のPCデスクの前も紹介しておきたい。


リモートワークの自宅だけでなく、オフィスでもビデオ会議用など様々な理由でワイヤレスイヤホンの利用が認められている職場も多いだろう。だが、実際にイヤホンを装着したまま仕事していると、周囲の音が聞こえず不便というケースも多い。そんな時にも、nwm GOは安心だ。


本機はマルチポイント接続に対応しているため、最大2台のデバイスと同時に接続することが可能。例えばスマホと仕事用PCの2台に接続しておけば、普段は音楽リスニングに使いつつ、ビデオ会議の時はそのままPCヘッドセットとして使うことができる。


なので普段から装着したまま仕事をしても良いし、PCとペアリングして机の上に置きっぱなしにしておいて、ビデオ会議の時にさっと装着するという使い方もできる。この感覚は、TWSをケースから取り出してペアリングする手間とは比較にならないほどスムーズ。もし人に話しかけられてもさっと片手で外せる、そんな手軽さも良い。




シリコン素材のネックバンドは柔軟性が高く、着け心地も快適。IP55の防水性能も備えるので、ラフに使える気軽さも大きな魅力のひとつだ


ラフに使えるnwm GO、肝心の音質は?

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