トップページへ戻る

レビュー

HOME > レビュー > レビュー記事一覧

公開日 2024/04/01 06:30
<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー

【ミニレビュー】audio-technica RCAケーブル「AT-IC500R」

園田洋世
今話題のアクセサリーを毎週ピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介する「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。4月の第1回目は、老舗国産オーディオブランド・audio-technica(オーディオテクニカ)のRCAケーブル「AT-IC500R」をご紹介。設計思想から一新したFLUATシリーズのエントリーシリーズである。

audio-technica RCAケーブル「AT-IC500R」 価格:24,200円(0.7m)、26,400円(1.3m)、28,600円(2.0m)※すべてペア・税込

ライヴ録音の空気感を密度濃く伝えてくる



オーディオテクニカのアナログRCAケーブル「AT-IC500R」。付属品グレードのケーブルから換えるとスタイリスティックス「愛がすべて」は各ヴォーカル音像のS/Nが劇的に改善する。ファルセットが甘く伸びやかで、伴奏が軽快になる。

PCUHD+HYPER OFCのハイブリッド導体を採用。シースは濃い紫色で、2重シールドが施されている

カール・リヒター指揮『バッハ:マタイ受難曲』は、弦群が美しく滑らかにブレンドされる。福音史家のテノールとイエスのバリトンがやや腰高気味だが、やはり声質の滑らかさがいい。児童合唱は解像度高く陰翳に富む。このクラスでリヒターのマタイをシリアスに聴かせるのだから大したもの。

マランツのSACDプレーヤー「SA-10」の出力に使用

グールド・ピアノ・トリオによる『ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集Vol.1』はライヴ録音特有の空気感をその拡がり方の大小ではなく、空気の密度を濃く伝える形で表現する。チェロの胴鳴りこそやや控えめではあるものの、音場中央のピアノの音色がニュアンス豊かで素晴らしい。

プラグの振動対策が巧みなのだろう、音像の揺らぎも減少する。

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新

WEB