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公開日 2018/12/30 07:00
“Made in England”にこだわる英国ブランド

REGAアナログプレーヤー「Planar8」が鳴らす極上ナチュラルサウンド。ほぼ全て刷新の人気モデル後継機

生形三郎

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独自の設計哲学と “Made in England” にこだわった製品造りが魅力のオーディオメーカー、Rega。その英国ブランドから登場したミッドハイクラスモデルとなるアナログプレーヤー「Planar8」をレビューしていきたい。

「Planar8」

徹底した “Made in England” 体制の信頼感あるブランド

Regaは創設1973年のイギリスのメーカーで、現オーナーであり製品の音決めにも関わるエンジニア、Roy Gandyらによってアナログターンテーブルの開発からスタートしたブランドだ。

同氏のライフスタイルポリシーでもある “飾らない” “自然体” というコンセプトをもとに、スピーカーやアンプ、DACまで幅広いラインナップを展開。特にターンテーブルやカートリッジ、トーンアームやフォノイコライザーなどアナログ製品の人気が高く、売り上げの半数もターンテーブルが占めているという。

また同社は、海外で成功した優れた英国企業として英国王室から表彰され雑誌でも広く紹介されるなど、高い信頼を得ているブランドでもある。そんな同社のターンテーブルの特徴は、ずばりシンプルかつ軽量で、スタイリッシュかつ自然体なデザインを纏っていることにある。

そして、まさにそれを体現するかのようなサウンドを持っているのだ。さらにそれらが、手の届きやすい価格レンジであることもポイントだ。

しかしながら、それらのパーツは “Made in England” となっており、筐体はもちろん、カートリッジのリッツ線まで、すべてがイギリス南西部Southend-on-Seaの自社工場で作られているというから驚きだ。加えて、生産が完了していても修理可能な製品は可能な限り修理に対応するという、確固たるサポート体制が採られていることもRegaならではだ。

“Made in England” を掲げ、自社工場ですべてのパーツを製造

プレーヤーを構成するほぼすべての要素を新規開発

今回ご紹介するPlanar8は、フラグシップである「RP10」に次ぐミッドハイクラスに位置するモデルで、「RP8」の後継機にあたる。付属カートリッジ違いの3種類とカートリッジレスの合計4機種がラインナップされ、価格レンジは税抜きで33万円から44万円となる。

キャビネットには、航空宇宙産業用に開発された、軽さと剛性に優れる「tancast 8 ポリウレタンフォーム」と呼ばれる特殊ポリウレタンを初採用。あわせて、RP8/10で採用されたスケルトンデザインの質量分配を見直すなど、キャビネットデザインに改良を加え、従来よりも30%以上の軽量化を実現したという。

キャビネットは航空宇宙産業用に開発された特殊ポリウレタンを採用したスケルトンデザイン

実際に持ってみると分かるが、本体は驚くほど軽い。そして、本体の天面にマグネシウムで成形されたプレート、底面には独自配合で作られたフェノール材のプレートという、軽量かつ高剛性な異種合金による「デュアルブレイシング・テクノロジー」が採用され、素材の固有音や不要振動の発生を抑制。さらに、それらのブレイシングを工夫することで、アームベースとプラッター軸上を結ぶエリアの剛性をアップさせるとともに、プレートの形状を見直すことで不要なエネルギーの発生を抑えるなど、科学的かつ合理的な配慮に満ちた設計が追求されている。

プラッターには、「3層構造のカスタム・グラスプラッター」を採用。英国を代表する「ピルキントンガラス」をカスタマイズ化した素材を新たにロンドンのガラス加工ブランドと共同開発することで、表面が完全に平らで質量バランスに優れた高音質プラッターを実現している。

慣性モーメントと剛性を維持しながらプラッターを動作させる「Super flywheel」構造を採用し、外周は3層構造となっている。クリアなオプティホワイト(1層)とスモークタイプ(2層)を採用し、高いデザイン性を獲得していることもポイントだ。また、プラッター駆動用のベルトも原材料から見直して新規に開発。トルクに優れ、ワウ・フラッターの改善にも寄与しているという。

プラッター駆動用のベルトも新規に作製されている

Regaらしい魅力が十二分に味わい尽くせる

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