トップページへ戻る

ニュース

HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース

公開日 2018/01/11 13:20
イヤホンはピュア・デジタル・ドライブ技術を採用

<CES>オーディオテクニカのNC対応Bluetoothヘッドホン詳報。Hi-Fi向けレコードプレーヤーも

山本 敦
CESに出展するオーディオテクニカは、イベントのメイン会場となるコンベンションセンターにブースを構えて、最新のアナログプレーヤー「AT-LP7」やポータブルオーディオの新製品を発表した(関連ニュース)。オーディオテクニカの担当者に各製品の詳細を訊ねることができたのでレポートしよう。

賑わうオーディオテクニカのブース

MM/MC対応のフォノイコライザー内蔵アナログプレーヤー「AT-LP7」

中級機からのステップをアップを狙うHiFi志向のアナログファンをターゲットにしたプレーヤー「AT-LP7」

AT-LP7はベルトドライブ方式のアナログターンテーブルで、オーディオテクニカが国内で発売している「AT-LP5」の上位機に位置づけられる。Bluetooth機能は搭載していない。AT-LP5クラスのアナログプレーヤーからのステップアップを狙うHi-Fi志向のユーザーをターゲットにしている。アメリカでの販売価格は799ドル。

回転数は33 1/3 or 45回転が選択できる

プレーヤー本体にMM/MC切り替えに対応するフォノイコライザーを内蔵。J型ユニバーサルタイプのトーンアームはヘッドシェルの交換にも対応。パッケージには軽量設計のヘッドシェル「AT-HS10」と、VM型カートリッジ「VM520EB」が付属する。

本体背面。MM/MC切り替えに対応するフォノイコライザーを内蔵している

本体のシャーシは40mm厚のMDF。マットブラックに塗装した高級感あふれる仕上げとした。回転精度、制振性の高い20mm厚のプラッターを搭載。速度センサーを搭載するモーターにより回転速度を正確にキープする。日本での発売も期待したい。

“ピュア・デジタル・ドライブ” のフルデジタル伝送ワイヤレスイヤホン「ATH-DSR5BT」

「ピュア・デジタル・ドライブ」テクノロジーを搭載のフルデジタル伝送ワイヤレスイヤホン「ATH-DSR5BT」

2016年に発売したフルデジタル伝送のワイヤレスヘッドホン「ATH-DSR9BT」はアメリカでもHi-Fiワイヤレスヘッドホンとして好評を得ているという。このたび初めて同社の「ピュア・デジタル・ドライブ」テクノロジーを搭載するフルデジタル伝送のBluetoothイヤホン「ATH-DSR5BT」がアメリカで登場する。価格は399ドル。

フルデジタル伝送に対応したワイヤレスヘッドホン「ATH-DSR9BT」のカットモデル

デジタル信号処理技術「Dnote」をベースにしたDDC駆動回路を本機の開発に合わせて見直しをかけ、最適化している。CESの会場は電波環境が悪いのでしっかりと音を聴くことはできなかったのが残念だが、高音質コーデックのaptX HDに対応したことによる最大48kHz/24bit品質のワイヤレス伝送と「ピュア・デジタル・ドライブ」のコンビネーションがどんなサウンドを楽しませてくれるのか非常に興味深い。

イヤホンは「ATH-CKR」シリーズにも採用されている2つのダイナミック型ドライバーによるプッシュプル駆動方式を採用。ドライバーの口径を9.8mmと8.8mmという組み合わせにしたことで、サウンドの透明感を高めているという。ハウジングにはアルミニウムを採用する。

装着スタイルはネックバンド型。イヤホンケーブルがネックバンドの先端からではなく、中ほどの位置から引き出されるので、快適なフィット感を得ることができる。ネックバンドの内側に設けたLEDの点滅により接続中のオーディオコーデックが区別できる、「DSR9BT/DSR7BT」と同様のギミックを採用した。日本発売については言及されなかったが、かなった折にはじっくりと聴いてみたい。

装着方法はネックバンドスタイル

LEDの点灯により接続中のオーディコーデックが見分けられる

ワイヤレス/ノイズキャンセリング対応ヘッドホン「ATH-ANC700BT」

ワイヤレスタイプのノイズキャンセリングヘッドホン「ATH-ANC700BT」

もう一つの新製品が、ノイズキャンセリングヘッドホン「QuietPoint」シリーズのBluetoothバージョン「ATH-ANC700BT」だ。価格は199ドル。カラバリはブラックとグレーの2色。

「ATH-ANC700BT」のブラックモデル

同社のスタッフによれば、ノイズキャンセリング機能はアメリカのポータブルオーディオファンから特に人気が高く、QuietPointシリーズもたくさんのユーザーを獲得しているという。「加えてBluetoothワイヤレスに対応して欲しいという反響が多かったことから商品化を実現した」というモデルが本機になる。

40mm口径のハイレゾ対応ドライバーを搭載し、ケーブル接続時にはピュアなハイレゾ再生が楽しめる。ワイヤレスオーディオのコーデックはaptXやAACをサポート。バッテリー持続は約25時間とスタミナ性能もしっかりと確保されている。

日本でも昨年の秋に発売された開放型のHi-Fiヘッドホン「ATH-ADX5000」もアメリカでデビューを果たした。オーディオテクニカは別途、リスニング環境の整ったホテルのスイートルームにも本機を展示。実力をアピールしている

アメリカでも好評の「ATH-ADX5000」

(山本 敦)

関連リンク

新着クローズアップ

クローズアップ

アクセスランキング RANKING
1 女子プロゴルフ「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」、4/26からの放送・配信予定
2 売価アップも品薄も問題にしないアキュフェーズの強さに感服 <販売店の声・売れ筋ランキング3月>
3 ソナスの新製品スピーカー「Lumina II Amator」が鋭い立ち上がり <ハイファイオーディオ売れ筋ランキング3月>
4 Prime Video、『ゴジラ-1.0』ほかゴジラ邦画実写全30作品や、Prime独占EP配信の『岸辺露伴は動かない』第4期など5月配信
5 ゲオ、43V型で4万円を切る狭額縁デザインの4K液晶テレビ
6 Anker、最大半額セールを楽天で実施中。完全ワイヤレスイヤホンは割引でさらにポイントアップも
7 『鬼滅テレビ -柱稽古編放送直前SP-』5/4 13時25分から無料配信。公開生放送の観覧受付開始
8 KEF、「LS60 Wireless」など一部スピーカー製品を値下げ。4月25日より
9 スカパー!、スティック型ストリーミング端末「スカパー!+(プラス)ネットスティック」を新開発
10 Netflixで「ご利用世帯の登録」画面が表示された場合の対処法は?
4/26 10:36 更新

WEB