公開日 2024/01/15 06:30

【ミニレビュー】SAEC ボックス型仮想アース「SGS-042」

<連載>オーディオアクセサリーひとくちレビュー
今年から新たにスタートした「オーディオアクセサリーひとくちレビュー」。今話題のアクセサリーを毎週1つピックアップして、音質改善のポイントをコンパクトにご紹介。2回目は、昨年50周年を迎えた老舗ブランド、SAECの仮想アース「SGS-042」をチェック!

SAEC 仮想アース「SGS-042」(198,000円/税込)

「サ行」の歪みが減少し俄然聴きやすくなる



サエクのグランドスタビライザー「SGS-042」はコンパクトながら手に取るとずっしり重い仮想アース。内蔵する各種素材がマイナスイオンを大量に発生、ノイズも吸収し、グラウンド電位の安定化を実現しているという。

マランツのSACDプレーヤー「SA-10」背面のデジタル同軸入力端子との間をアースケーブルで繋いで試聴してみた。竹内まりや「マンハッタン・キス」はきつめだったヴォーカルの「サ行」が歪みを減らし俄然聴きやすくなる。

マランツの「SA-10」の背面端子に接続してチェック

Michele Rabbia「Lost River」はS/Nが向上したお陰で、初めて聴こえる音が多数。さまざまな音が交錯するなか、各楽音を消え際まで耳で追うのが実に容易。同「Nimbus」も混濁気味だった背景の無機的な暗騒音を構成する風や不協和音気味な各種電子音、それぞれの振る舞いを明瞭に聴き分けられる。

超高性能な仮想アースである。


園田洋世(そのだようせい)
1974年生まれ。海城高校、慶應義塾大学卒業。オーディオ専門店のスタッフを長年務めたのちに、2023年より執筆活動を開始。特にオーディオアクセサリーに造詣が深い。究極の音楽再生を目指し自宅システムで日々実験を重ねている。2023年より「オーディオアクセサリー銘機賞」の審査員に就任している。

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