公開日 2020/09/04 06:30

OPPO初の完全ワイヤレス「Enco W51/Enco W11」レビュー! 充実の機能で使いやすさ際立つ

【PR】サウンド傾向の異なる2モデル
スマートフォンブランド、OPPOから初の完全ワイヤレスイヤホン「OPPO Enco(アンコー)」シリーズが登場した。第一弾ラインナップとなる、アクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載した「OPPO Enco W51」と、カナルタイプのエントリー機「OPPO Enco W11」をレポートする。


ノイズキャンセリングで音楽も通話もクリアな「OPPO Enco W51」

シリーズ名のEncoはフランス語の「Encore(アンコール)」に由来する。「このイヤホンで好きな音楽を何度でも繰り返し聴いてほしい」という開発者の思いが込められているという。

OPPOはふたつのイヤホンを発売する時期を、国内で5Gスマートフォンのフラグシップモデル「OPPO Find X2 Pro」がauから、ミドルレンジモデル「OPPO Reno3 5G」がソフトバンクから発売されるタイミングに合わせてきた。各スマートフォンとの機器連携については、特に上位のEnco W51が特徴とするポイントを後ほど触れたい。

はじめにアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載する上位モデル「Enco W51」を紹介しよう。本機はハウジングから伸びるステムを外耳のくぼみに沿わせるデザインとした完全ワイヤレスイヤホンだ。片側約3.95gという超軽量設計により、音楽再生中は耳にワイヤレスイヤホンを装着していることを思わず忘れそうになる。心地よいフィット感だ。

「OPPO Enco W51」フローラル ホワイト(15,800円/税込)

外音取り込み機能は設けていないが、ハウジングを半密閉型のような構造にしているのだろうか。屋外で音楽を聴く際には環境音にも注意が向けられる。オーディオ再生に集中したい場面ではアクティブ・ノイズキャンセリング機能を効かせることによって高い遮音性能が得られるので、音楽や映画の世界に深く没入できる。

Enco W51は左右イヤホンにタッチセンサーリモコンを内蔵している。ダブル/トリプルタップ操作にノイズキャンセリング機能のオン・オフを含めた様々な操作を割り当てられる。デフォルトでは左イヤホンのダブルタップがノイズキャンセリング機能の切り替えになる。

Enco W51のノイズキャンセリング機能を各所で試してみた。地下鉄のレール音やバスのエンジン音など、持続的に響く低域ノイズに囲まれる騒音が気になる場所でも、強力に周囲の音を消してくれる。ノイズキャンセリングはFF/FBマイクによるハイブリッド方式だ。BGMとして聴く音楽だけでなく、映画の台詞も役者の言葉がピンボケせず明瞭に聞こえるのでストレスがない。

商業施設やカフェでは周りの人の話し声もしっかりと減衰させるので、とにかくコンテンツの音に集中できる。電気的なノイズキャンセリング処理に起因する不自然なプレッシャーもないので、長時間の音楽・映画鑑賞にも向くイヤホンだと思う。

様々な使用シーンに合わせてノイズキャンセリング機能を使い分けたい

音質はOPPO Find X2 ProとiPhone 11 Proを用意して、それぞれにSpotifyの音源をリファレンスにして試した。イヤホンはAACとSBCによるBluetoothオーディオ接続に対応しているため、iOSとAndroid、どちらのスマートフォンやタブレットでも同じように音楽が楽しめる。

「OPPO Find X2 Pro」などと組み合わせて「OPPO Enco W51」のサウンドをチェック

Enco W51のサウンドの要は、7mm口径のグラフェンコート振動板によるダイナミック型ドライバーで、中低域の熱量をスムーズに押し出してくる滑らかさが魅力だ。ジャズピアノはメロディが伸び伸びとうたう。女性ボーカルのふくよかな質感も充実している。

EDMは山谷の起伏をダイナミックに描く迫力と力強さに圧倒される。ベースラインはアタックが軽やかでスピード感に富んでいる。ノイズキャンセリング機能がオンの状態で聴くと肉付きの良い低域の印象がひと際立ってくる。アグレッシブなロックやジャズの楽曲と、とても相性が良かった。

またOPPO Encoシリーズの両モデルは、スマートフォンとの間が左右同時に接続される方式を採用しているため、リスニング中の音切れやノイズの混入と無縁だ。音声通話のリスニング品質も安定しているので、オフィスを離れたテレワーク環境でスマートフォンやタブレットにEnco W51を接続し、ビデオカンファレンスにもその実力を存分に発揮してくれるだろう。

左が一般的な完全ワイヤレスイヤホンの接続方式。Encoシリーズでは左右同時接続により安定した通信性能を確保する

次ページ「Enco W11」にはより大口径なドライバーを搭載

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 オーディオ銘機賞「ベストバリュー大賞」受賞! DALIの技術と美学を凝縮した「KUPID」の実力に迫る
2 “スイング式”インシュレーターに薄型モデルが登場!セレニティ 静寂-Shijima-の「SWI-10」使いこなしレポート
3 トップクラスのながら聴きイヤホンにさらなる機能性がプラス!Shokz「OpenFit 2+」レビュー
4 <ポタフェス>SHANLING、水月雨監修のポータブルCDプレーヤー「Crossover」世界初公開/ONIX、超小型DAC「Tocata XM2」初展示
5 <ポタフェス>見た目も音もこだわった、HiBy Digitalの「初音ミク」コラボアイテム展示/FAudio「Major」に後継機か
6 大好きな車とバイクを眺める6畳空間に、4K/100型のホームシアターを実現
7 SHANLING、サブミニチュア真空管をデュアル搭載したポータブルDAC/アンプ「UA7」
8 Oriolus、落ち着いた音色と現代的な機能性を両立したBluetoothアンプ「1795MKII」
9 ピクセラ、テレビを見るとポイントが貯まるワイヤレスチューナー「ポイテレ」
10 <ポタフェス>オーディオテクニカ、フラグシップ機「ATH-ADX7000」「ATH-TWX9M2」を堪能
12/15 11:02 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX